「一応編集長」さんよりお便りです

最近「関らら日記」の編集は、ほぼ「編集次長」さんに任せており、まさに文字通り“一応”編集長

このたび、タイのバンコクに出張してきました

「東海地区外国人観光客誘致促進協議会」という、広域で結束して外国から観光客を呼び込むために設立されたチームに、今年4月から関市も加入
その事業の一環で、今回タイのバンコクにプロモーションをかけに行ったのです

セントレア発(朝9:30)～香港経由～バンコク到着。

夜なのに30度以上ある蒸し暑さにもわっとやられます朝セントレアは気温0度でしたからね

空港からバスでホテル着(夜7:30)

2日間のバンコク市内の旅行会社を訪問し営業をかけるセールスコールで動きやすく、最終日の大商談会にも近い、市内で一番都会な立地にあるホテル(値段は格安)に宿泊


バンコクの一番中心と聞いていましたが・・・・

インフラもまだまだ、夕方になるときれいなホテルの前の歩道に屋台が出てきたり、その歩道には浮浪者や客引きがいたりと、富と貧がごちゃまぜになっている感じ

タイからの訪日旅行客が伸びているとの事前情報も、ほんとにこの状態で日本に旅行にきてくれる人がそんなに多いとは思えなかったんですが、、、

最初の2日間の旅行会社への営業で頭をガツンとやられました

とにかくタイの旅行会社の熱意がすごいんです

関市は岐阜県、下呂市、郡上市、美濃市、美濃加茂市、恵那市、中津川市と各団体からひとりずつの8人でグループを組んでのセールスコール
岐阜市、郡上市、高山市は別グループでセールスコール。岐阜県下から9市で行ったんです

旅行会社に話を聞くと、岐阜県や先駆者の高山市、白川郷、下呂温泉のおかげで、訪日ツアーの多くにその辺りが組み込まれています


そしてタイの旅行会社は、Ｊ○Ｂや近○―など日本のように大手や支店展開をしているのではなく、個人などの少人数で経営している会社が数百とあり、熾烈な競争が。そこで、次の新しい立ち寄りスポットがないかと躍起になって情報を探している状態

タイでは中間少し上ぐらいの層が、海外旅行を楽しんでいるようです


朝から夕方遅くまで、灼熱の中渋滞に巻き込まれながらのセールスコールは、正直、体力的にかなりきつかったのですが、、、

そのぶん夜は食べる食べる

ありがたいことに胃腸が強く雑食系なので、タイ料理もすべて問題なし


甘辛スッパ系の味付けがやみつきになってくるのです


日本政府観光局バンコク事務所の高橋さんとの懇親会も

インバウンド（海外からの誘客）に力を入れている自治体の方々はこういった事務所にも相談をもちかけているとのこと。いろいろ参考になりますね。


最終日は午前と午後にわけて、合計約70の旅行会社が集まる商談会に参加


関市は美濃市、美濃加茂市とタッグを組んで商談テーブルへ

9時半から始まった商談会、開始直後は、旅行会社もまばら。参加者全員がいや～な予感と不安を隠せずにいました
しかし、時間にゆるい性格のタイ人が多いのか、10時をすぎると、どっと旅行会社が訪れ、会場は一気にヒートアップ


ボクらのテーブルにもひっきりなしに旅行会社が話を聞きに来る状況に

下呂市・恵那市・中津川市のグループでは見事な連携プレー

オーバーアクションで全面に出てくる恵那市の営業マン


恵那市のポスターをさり気なく見せる、下呂市の名バランサー


岐阜市・郡上市・高山市は歴戦のツワモノ揃いで商談もお手のもの


鵜飼のＰＲは岐阜市に、おんぶにだっこです


3日間で計20以上の旅行会社にセールスをかけた感想として・・・

関市のサムライ文化は日本でも随一。居合切り・日本刀鍛錬の見学や体験などは、確実に旅行商品になる。

小瀬鵜飼は夜なので、関市で宿泊をするほどまだタイ人の旅行事情がマニアックにふっていないが、素材としては魅力的らしく、とりあえず隣の岐阜市にＰＲを任せて、旅行事情の成熟を待つことにしようか。

関市での宿泊は無理としても、立ち寄り素材としての魅力・商品価値は十分。

関市として今後インバウンド（海外からの誘客）に対して、力を入れて攻めていくのか、何もせずに待っているだけにするのか、スタンスを明確にする時期。


ボクは、関市として“攻め”の姿勢をしっかりみせていくタイミングに来ていると思います


最終日の打ち上げは夜遅くまで熱くつづき・・・


最初は長くてキツイと思っていたスケジュールも、朝ホテルを出るときは何だかしんみり
お互いの距離を図りながら始まったタイ現地プロモーションも、最終日には、みんなのハートはひとつに

広域でプロモーションをかけるにあたって、メンバー間の連携の重要性を改めて感じました
このメンバーで行けてよかったと！

年明けたらこのメンバーで反省会を、下呂市で泊まってやろう、という話をしながら帰路につきました
※下呂市の宴会部長さん、よろしくお願いします