みんなに(*´д`*)ハァハァしてもらえるまで・・・
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場所はアリアンとリンケンの中間地点、枯れないオアシス付近。グエン:「リンケンまであと少しだ!全員戦闘隊形を取れ!!」グエンの命令が砂漠に響き渡る。アリアンの兵はその命令に忠実に陣形を取る。すると前方からラウドの率いるリンケンの兵が到着した。ラウド:「グエン!戦いの前に話がある。」グエン:「ラウドよ!!この期に及んでまだ覚悟ができないか!?我々はもう止まらぬ!!」ラウドが呼吸を整えて続ける。ラウド:「グエン!私達はあの大富豪のミゲルに踊らされているだけだ!!今ならまだ間に合う!お互い協力して真相を突き止めよう!!」グエン:「・・・・・・・・」ラウド:「なぜ何も答えない!?」グエンが片腕をゆっくりとあげる。グエン:「ラウドよ・・・、もう遅いんだ。我々はもう止まれない。戦うしか道は残されていないんだ・・・。」そうグエンが口にすると同時に手をサッとリンケン兵の方向に指をさした。グエン:「全軍に告ぐ!!!前方にいるリンケン兵を殲滅せよ!!!!」その言葉を聞くとアリアン兵は弓での上空からの攻撃、歩兵剣士の突撃、そして魔法兵達の魔法をリンケンに向けて放った。ラウド:「やめろおおお!!!!」ラウドの悲痛な叫びは攻撃の音によってかき消された。攻撃態勢を取っていたアリアン、戦いの体制を取っていなかったリンケン、その状況でのこのアリアンの攻撃は戦争の行方を早々と決めてしまった。次々と倒れていくリンケン兵、今この砂漠の地で狂気だけが延々と育っていった。ラウドは馬を下りて戦いの真ん中まで走る。誰が見ても諦めざるをえない中でラウドはまだ必死で戦いを止めようとしている。ラウド自身ももう諦めかけていた。しかしまだ心の奥底でまた彼が助けてくれるかもという淡い期待があったのだろう。ラウド:「グエン!!頼む!!戦いを止めてくれ!!こんな仕掛けられた戦争!!こんなことでいくつもの命を無駄にするな!!!」グエン:「仕方ないんだ・・・やらないと我々の命が・・・」ラウド:「もしかして・・・全て知っているんじゃないのか?ならなぜ・・・」グエン:「神には逆らえない。」ラウドたちの会話を邪魔するようにすぐ横にメテオが落ちてきた。そのメテオの爆風でラウドの体は大きくはじかれてしまった。そして遠くから見る戦争の図。血が飛び散り、辺りで聞こえるうなり声と叫び声。ラウドは自然と体が震えた。動こうにも足どころか指先さえも動かない。ラウドは砂の上に座り込んだまま、ラウド:「・・・私は無力だ・・・どうしようもないのか・・・誰か・・・誰か助けて・・・。」 「大丈夫!!俺が助けてやる!!だからもう泣くな!!」ラウドの肩にやさしくポンッと誰かの手が乗った。ラウドはゆっくりと後ろを振り返る。ラウド:「ウィン・・・遅いぞ・・・」泣きながら振り向きウィンに声をかけるラウドの顔をウィンはそっと涙をぬぐってあげた。ウィン:「へへ!ちょっと手間取った!!さぁ!!ここから大逆転だ!!狙う敵はただ一人!!俺一人じゃ少し骨が折れる、立てるか?ラウド。」ラウドはゆっくりと立ち上がり弓を手でしっかりと握り締める。ラウド:「あぁ、風と雲でこの戦いに。」ウィン:「嵐を巻き起こすんだな!!!」気づくとラウドの体の震えは止まっていた。奇跡を起こすために二人は戦争の渦の中に走っていく。ラウドは思う・・・ウィンと共になら・・・そしてウィンとラウドが向かった先はボビの前だった。続く・・・更新だいぶ遅れました(つд・)ちょと仕事が忙しくてすいませんでした;;前回にあと2章で終わると告知しましたが、次回で終わらせれるか不安です!!あと一回で終わらせるとなると文字数がwまぁ数少ない読者さんのために頑張ります!!!たぶん明日に更新できたらします!!!ではお楽しみに(* ^ー゚)ノバイバイ
2009.02.25
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