プラタイ~PrivateTime~

2010/12/25
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カテゴリ: 歴史あれこれ

久しぶりに"しばりょう"を読んで、プロの文章を目の当たりにさせられた感がある。


沢山の日本語を知っていて、その豊富な知識の中から、

最も表現したい日本語を文章にする。



それは、的確でストレートな表現。


「文章のプロ」である事を再認識せずにはいられない。




妖怪寺を訪れたときの話。

母方の先祖の話。

出雲の国に興味を持った話

忍者のエピソード話。

私生活の好き嫌いや奥さんの話。


など、どれも引き込まれる内容で、


特に、大阪人の性質に関しての話は、大きく納得してしまい、笑ってしまった。



"しばりょう"は大阪人をこんな風に書いている。


封建的節度がないために、江戸時代から江戸者にきらわれ、

~~~その封建的節度のなさが、他国の迷惑になっている。

三百年の伝統とはいえ、

その社会的感覚の奇妙さは一種のバカというほかない。

私も代々のバカの家で生まれバカの土地でそだち、

生涯この土地で住み続けようと思っている。

たまたま時代小説をかいているのだが、

当分のあいだは自分が飽いてしまうまで、

大阪者の野放図な合理主義精神が、

封建のジャングルの中でどう反応するかを、

面白おかしく書いてゆきたいと思っている。




生粋の大阪人の生の描写に思わずうなずき、

そしてなにより、同じ大阪人であることを誇りに思う。









昭和28年10月~昭和36年10月の89篇のエッセイ集。
司馬遼太郎が考えたこと1


残念ながら、楽天ではなかったー!

やっぱり本はアマゾンだなぁ






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Last updated  2010/12/25 11:18:05 AM
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