まわりから、『ありがとう』と言われて、生きていきたい

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2017.05.05
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遠い、遠い、あの日、気づいてしまったのだった。
今55歳の私が、20代最後のころだ。

バブルは、とっくに崩壊したのに、労働マーケットだけは、超売り手市場。
25人前後の従業員さんを抱えながら、小さな会社の社長をしていた私は、困っていた。

世の中が、バブルの終わりころ、私のいた業界にも、バブルが押し寄せた。
年商数百億円の会社が、少額取引のお客様を切り捨て始めたのだ。
その余波をかって、小さな私の会社に、お客様が流れ込んできた。

ありがたい話だが、そのお客様に応ずるだけの人手がないのだ。

募集広告に、いくら、散財しただろう。
職安にも、足しげく通う中、気づいたのだ。

比喩表現において、人をモノ扱いするような文言が出てくるが、当時、率先垂範型の社長で、社内の誰よりも、肉体労働をしていた私に免じて、笑いにしていただきたい。

どれくらい働いていたかと言えば、この言葉で、理解できると思う。
私の仕事を従業員さんに任せるために、結果として、新たに正社員3名を雇うことになった。
ということだ。

誰よりも、『マシン』のように働いていたと思う。

さて、気づいたこと。

それは、この国は、資本主義経済国家だということ。
この主義を端的に示せば、リスクを取って資本を投下し、事業を起こす人主義。

リスクを取って事業を始める際には、しばしば、補助制度を用意してくれる。
事業にかかる経費は、無税償却。
税金は、全経費を差し引いた後の数字にかけられる。
そして、結果的に事業に失敗しても、赤字補填期間として、その後5年間(今は、なんと10年間だ)は、過去の赤字分に対する税金を免除してくれる。

いわば、起業家サポート国家だね。

その中において、『お勤めの方』は、いわゆる労働市場で売買される『商品』のように扱われている。
労働市場という言葉があるとおり。
そう。。。少なくとも、法的には。

誤解を恐れずに言えば、機械などの『物』と(同等ではない人間だけれど)実質、同じ扱い。

『者』という名の『物』…『(人)物』とみなされているのかな、と思うほど。

これは、ダジャレのように聞こえるが、シャレではなく、マジだ。

そう。。。だから、国民すべての親会社たる『日の丸親方』は、事業主にうるさく言う。
一定以上の負荷をかければ壊れてしまう『人(物)』の扱いは、取り扱いマニュアルどおり行え、と。

世の中には、負荷レベルを上げても壊れない『品質の良い機械』も存在する。

そして、これを、人に置き換えて考察する。
このような『高品質を提供するもの』は、安穏とした状況に身を置き続けて『よし』とはしない。
相手の期待を越え、予想を超えて成果を出す努力をする中で、いつか、この国の主義に気づく。

そして、この国の主義に従い、起業する(ことが多い)。

女性上位主義のアマゾネス国家で男性役に回って有効な点は、ほとんどない。

もっとも、これに、大多数が気づくと、起業家も、お勤めの方と同様にラットレースに巻き込まれる。

今、起業家の競争が緩いのは、これまでの教育の賜(笑)

今でも、
『よい教育を受け、高い資格を得て、自分を労働マーケットに高く売り込め』
だからね。

そして、ここからは、私流。

これには、消費税3%が決まった時点から、気づき始めてはいたけれど、実行は、少しずつ。

はっきりしたのは、あの日。

そう。。。私は、従業員さんを雇わない。

全部、外注。

かつて、従業員さんを雇っていたころ、労働環境の問題には、本当に苦労した。
そんな中、渋谷の労働基準監督署で言われたのだ。

労働基準法の規定を無視してもいい人がいる。
それは、経営者だ。と。

当たり前といえば、当たり前だが、私にとっては、大事なことだった

それ以来、仕事を頼む相手を、従業員さんから、外部の会社や一人親方たちにシフトしていった。

経営者と同じ思いで仕事に立ち向かってくれる従業員さんと共に生きられれば、最高に、ありがたいが、これは、きわめて、希なこと。

現実は、マニュアルどおりに扱わず、否、マニュアルどおりに扱ったとしても、壊れた(会社や仕事や人間関係への不満を持った)際に、自分の所作は、大いに棚上げした上で、私を含めた他に責任を取らせようとすることもある一部の人との出遭いである。

この付き合いに疑問を持った。

『日の丸親方』も、親方の責任を追及されないように、まるで、社会主義国家のような労働者保護マニュアルを創った。

当たり前だが、人はみな、ひとりひとり『手作り』で、ひとりひとり価値観が違うという意味で気難しい。

機械に例えることを『よし』とはしないが、壊れるタイミングも、頑張る動機も、まちまちで、まるで、ワンオフの機械と同じように、取り扱いには熟練が必要だ。

だから、その扱いは、外注という名の下、取引相手にやっていただくことにしている。

経営者が、どんなに優れた経営理念を持ち、これを掲げても、従業員さんの隅々まで、これを浸透させることは、難しい。

私のところのように小さな事業体では、この浸透にかけるコストだけで、競争力を失う。

都度都度、少し余計にお金を払うだけで済む外注が、生き残りの鍵だ。







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Last updated  2017.05.05 11:34:41
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