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ブログがいっぱいになったので、古代のロマンをたずねて part.3にお引越しをしました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2010年11月06日
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着きました、草谷寺です。五條文化博物館の近くの山間にひっそりとたたずむ草谷寺は、葛城・金剛の地に関係の深い役行者の草創とされ、龍にまつわる伝説を持ちます。通常は非公開ですが、午後、期間限定で境内北側にある収蔵庫が特別に開かれ、薬師如来坐像(重文)などの諸尊が特別開帳されていました。草谷寺は山の上の方にありますが、その山を下りきって吉野川の近くまで来たところに栄山寺があります。栄山寺は藤原鎌足の孫であり、藤原不比等の長男の藤原武智麻呂が建立し、藤原南家の菩提寺として法灯を伝えています。奈良時代の建造物である国宝の八角円堂で知られ、内陣の柱や天蓋には壁画が施されているなど天平建築の中でも法隆寺夢殿と並ぶ貴重な遺構です。栄山寺の薬師如来様は金色に輝きまばゆいくらいです。昔の人がどれだけ驚いたか目に浮かぶようです。 実は以前からこの五条には来たいと思っていました。本当はこの草谷寺と栄山寺の間くらいにある御霊神社に行きたかったのです。御霊神社のご祭神は井上内親王・早良親王・他戸親です。近くにこのさん方の御陵さんもあります。いつかチャンスがあれば行ってみたいと思っているのです。古代史好きの方はこちらの方がそそられるかもしれませんね。
2010年11月06日
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平城遷都1300年祭「秘法・秘仏の寺社を訪ねて」から五条市山麓の史跡散策へ行ってきました。【コース】忍海駅からバスに乗り、住川バス停→藤岡家住宅→草谷寺(薬師如来坐像・重文)→栄山寺(国宝・八角円堂ほか)栄山寺橋口からバスで忍海駅。徒歩15キロのコースです。行ったのは10月31日(日)この日は朝から雨が降っていました。雨の中の15キロはちょっと迷いましたが、行ってみてよかった。がんばった甲斐がありました。まず最初に行ったのは奈良検定にも度々登場する五條市近内町の登録有形文化財「藤岡家住宅」です。五條が生んだ俳人・藤岡玉骨の生家です。長年空き家になっていたが、現当主が修復、「NPO法人うちのの館」が管理して、2008年11月に公開されました。 現在の当主は東京でIT企業の社長さんをされているのだそうです。ここのお宅は凄い家系です。昔はこのお庭で薬草を作っておられたそうです。お医者様でもあり、知識人でもあり、芸術家でもあり、ここのお家の中にはお宝が満載です。高浜虚子、正岡子規、与謝野鉄幹・晶子夫妻とも交流があったようです。このお庭の門の上に鯉がいるのが分かりますでしょうか。この鯉は火事にならないお守りなのだそうです。目玉がなくなっていた時期もあったのだそうですが、職人さんの凄い技で今ではこんなに立派に修復されています。古事記に出てくる琴が復元されています。このお宅は朝廷とも幕府側とも交流があったようです。下の道具は菊の御紋と葵の御紋が一緒に並んで配置されています。公武合体の時の貴重な一品です。この他とにかく凄いものがいっぱいありましたが、覚えきれないくらいでした。私たちは少し休憩してから、今回の次の目的地草谷寺と栄山寺へ向かいました。
2010年11月04日
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