今夜も☆マルセイユルーレット

Bahrain 3



やぁ。

16:00 いざ、参る

バスにて決戦の地へ。
イランのときとは違い、町に熱狂は存在していない。
あの狂乱になれてしまった者としては、いささか寂しさを感じずにはいられなかった。

ガキ1

スタ1

見事なほどに殺風景だ。
比較対照が異常だったこともあるが・・・(笑)

さて、スタジアムに着く。
スタジアムの名前も忘れてしまった(笑)
さぞかし人であふれていると思いきや、見事にガラガラだった。
ひょっとすると、イランとは違い事前にチケットが配られていたのかもしれないな。
3時間の待ち時間は前回以上に苦痛だった。

away

一方で一生懸命応援の練習をしているバーレーンの人々を見て、僕は勝ちを密かに確信していた。

さて、それにしても日本サッカー協会には苦言を呈したい。

今回、スタジアムへのペットボトルが持ち込み禁止されていたので、バカ正直にもそれに応じてしまった。
(どうやら持込できるルートは複数あったようだ)
スタジアムでの水分補給は多くの人にとって切実な問題であるが、日本人用の売店というのが、非常にヒドいものだった。

まず、買い物のためには長蛇の列に並ばなければならない。
売店自体は複数あったのだが、飲み物を売っている店は一つしかなかったのだ。
僕は一時間以上待たされ、日本代表の練習を見損ねた。
そしてサポーターグループの連中は平気で列に割り込み、前のほうに並んでいた仲間らしき人間に大量に飲み物を購入させる。

しかも、試合開始1時間前には水が売り切れ、スプライト又はコカコーラしか購入できない。
しかし、店内には水がある。
では何に使っているのかというと、スプライト又はコカコーラをまさに”水増し”していたのだった。

これもまた ”アウェーの洗礼” なのだろう。

おそらくこの売店で百万円単位の金が動いていただろうことを付け加えておこう。

19:30 キックオフ、そして・・・

チョーさんじゃないほうのナガシマ
なんと、あの夕方のニュースでテレビ慣れしきっていないその姿に好感の持てる元日本代表FWの永島がいるではないか(笑)
この最高の笑顔は、ハーフタイムに撮影したもの。

試合に関しては、ご存知の通り日本が無難に勝った。
後半にあった数度のチャンスに、メチャクチャイライラさせられたが(笑)、それでもまぁよしとしよう。
イラン戦では歌われることの無かった『ジンギスカン』も、なんとなく受け入れることができた。

ちなみに、ニュースになっているかどうかは知らないが、試合後、僕の目の前にいた現地の女性に空のペットボトルが投げつけられ、頭に軽いケガを負われてしまった。
イラン戦では働いた危険察知は、勝利に浮かれるサポーターとは無縁だった。
僕はその光景を間近で見てしまっていたこと、そして試合内容もあり、心の底からは喜べずにいた・・・

後で現地の方に話を伺うと、普段温厚なバーレーン人からすると考えられないような行動だったらしい。
それだけに、その女性はケガよりも精神的なショックのほうが大きかったようだった。。。

あ、ちなみに、その女性を僕が介抱して・・・
なんて話は出てこないので、キタイスンナー。

さて、気がついたら前列のヤツラがスタジアムに入っているではないか!(笑)
どうやら試合終了後にゲートが開いたらしく、我先にとみなまっしぐらだ。
複雑な感情もすっかりどこかへ行ってしまい、僕もその中に混じる。

いい芝だった。
グラウンドに降り、芝に触れそう思った。
そんなことよりもネタだ、ネタ!

ゴルウラ!
これこそ本物の”ゴルウラ”だ。

更にネタが欲しい!
そんなわけで・・・




ねた

寝てみた。

やべーボール持ってくればよかった!
とか思いながら、スタジアムを後にする。

ガキ2

日本人の持っていた旗を手に、満足そうな子供。
悔しくはないのだろうか(笑)

さて、試合前に僕はずっと『今日勝ったら夜通し飲む!』って言ってたのだが・・・
ホテルに戻り、ユニフォームを脱ぎベッドに体を横たえたらそのまま起きれなくなってしまった(笑)
夜の街に繰り出す男を送り出したそのままの姿勢で眠ってしまっていたらしい。
戻ってきた彼を確認したときには既に3時間が経過していた。

結局1mlのアルコールも僕の体に入れることなく、バーレーンの夜を終えてしまった。
話に聞くと、イロイロあったらしいのが本当に残念だ・・・

(続く)





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