最近、一行書評をさぼっていたが、今年も通勤時間、出張の移動時間をフルに活用して、140冊以上本を読んだ。といっても、ほとんどが古本だったり、(古本買うお金もなくなったので)昔読んだ本を読み返したりと、なかなかこのエントリで紹介できるものがないのが悩みだ。
注目したのは、伊藤計劃の「 虐殺器官 」なのだが、作者は他界しており、今後の作品に期待したいと書けないのが残念だ。
まずは、 特別賞 。
マンネリとも感じることがあるが、スペンサーシリーズは新刊が出ると読んできた。1月にパーカーが亡くなり、スペンサーシリーズも残すところ4冊になってしまった。
では、 第3位
から、
と、2作品挙げてしまったが、いずれもスワガー・サーガ。あのスーパー駄作の前作(タイトルも書きたくない)からよくぞ復活してくれた。ボブもすっかりおじいちゃんになったが、活躍ぶりはしびれるぜ。
続いて 第2位 、
よく分からない、うさんくさい、ガイア理論を分かりやすく解説し、反論する内容。エコだの、地球に優しいだの、分かったような言葉が氾濫しているが、正直に言おうよ「人間様が住みやすい地球にしよう」って。ガイア(地球)は、生命なんか知ったことないのだから。ウォードに一つ難点があるとすれば、二酸化炭素と温暖化を無批判に結びつけていることか。
こちらも、おすすめ。って、文庫になったのか。重たい思いをしてハードカバーを読んだのに。
そして、 第1位
、
圧倒的な迫力をもって描く、30年間のラテンアメリカでの麻薬戦争。これ以上何も書きたくない。とにかく、読んで欲しい、面白いから。
****来年も大いに本を読んで(お金が足りないけど)、なるべく一行書評を充実させたいものだ。
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