趣味の漢詩と日本文学

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August 6, 2005
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逢雪宿芙蓉山主人 

日暮蒼山遠、天寒白屋貧。    
柴門聞犬吠、風雪夜帰人。    
【韻字】遠・貧・人(平声、真韻)
【訓読文】
雪に逢ひて芙蓉山主人に宿す
日暮蒼山遠し
天寒うして白屋貧し
柴門犬吠ゆるを聞く

【注】
○芙蓉山 ここは湖南省の衡山をさすか。
○白屋 白いカヤで屋根を葺いた家。
○柴門 枯れ木の小枝を編んで作った門。
【訳】雪に降られて芙蓉山のとある家に宿泊する。日も暮れ遠くに青い山がみえる。空は寒々として今夜とめてもらうのは山中の茅葺きの粗末な家。柴でこしらえた門のところから、犬の吠える声が聞こえてきた。夜になって、風雪のなか、どうやらようやくオヤジがもどってきたらしい。





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Last updated  August 6, 2005 02:31:04 PM
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