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2007年12月31日

　今日は大晦日ですね!　あっという間に一年が過ぎた、という感じがいたします。時の流れの速度は、その人の年齢によって決まると言われている。例えば、１０代の方は時速１０キロ、３０代は３０キロ、５０代は５０キロで時間が過ぎていく、という訳です。

　でありますから、６０代の私の前では、時間は時速６０キロで走っている事になる。１年を時速６０キロで走りますと、１メートルをひと飛びするような感じですね。　

　しかし、それは過ぎ去って後ろを振り向いた時の感覚であって、向かってくる１分とか、一時間、１日、一ヶ月となりますと、その時の心理状況に応じて短くなったり、永遠の長さになったりもする。

　これからの１０年はとてつもなく長い。しかし、過ぎ去ってみますと一瞬、という感じがいたします。一日は歩き、一ヶ月は走り、一年は新幹線、そして、５年は飛んで、１０年は光速となりますね。

　人間、ボケ出しますと、時間は次第に止まっていきます。そして、最後は永遠の停滞の中で一切が目出度くなります。

　それは、ボケなくても、悟りを開き、涅槃の境地に達することが出来れば同じ事ですね?　ボケを通しての涅槃ではなくて、永遠の修行者として悟りを開き、止水明鏡、崇高な境地から涅槃に至る、ということがこれからの我々には大切だと思います。

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