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September 3, 2005

ハニカミデート

(17)

テーマ：社内恋愛☆☆(370)

カテゴリ：番外編

私は、以前いた会社に就職してすぐ、研修で４ヶ月ほど都会に出ていた。

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その研修先で、 Ａ先輩 と出会った。

研修先ですることもなく、毎日自習している私に話し掛けてくれたり、

仕事を与えてくれたり、いろんなことを教えてくれた。

Ａ先輩を好きになるのに時間はかからなかった。

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Ａ先輩の仕事をお手伝いし、一区切りついたところで、

「お礼にごちそうするよ」

とＡ先輩。

舞い上がるなおた！

がんばらねば！

すんごいアピールをしなければ！！

好きで好きで心臓がやぶれそうなくらい((；ﾟДﾟ)ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

でも、このチャンスに先輩をなんとかしたい(*ﾉ∀ﾉ)

２人で店に入ったはいいが、先輩を前に緊張して食事ものどを通らない。

「ちょっとすみません・・・(〃▽〃；)」

顔を真っ赤にしながら席をはずし、トイレを探す。

駅ビルの中なので、トイレはお店の外にあった。

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個室に入り、一刻も早く先輩のところに戻らねばとウキウキしながら

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水を流すため、すぐ横にある 大きな赤いボタン を押した。

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じりりりりりりりりりりりりりりりりっ

途端に警報ベルが 大音響 で鳴り響くΣ(ﾟДﾟ；)

警報を止めるにもこんなイレギュラーなシチュエーションに遭遇したことが

ないため、止め方がわからない！

逃げようにもトイレを流さずに逃げるのはいやだ！！

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一人個室でオロオロしていると、

「どうしました～？」

ドアの向こうからおばさんが慌てる様子もなく声をかけてきた。

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私は半泣き状態で

「水を流そうと思ったら警報が・・・・」

おばさんはこういうシチュエーションには慣れているようで

おば： 「はいはい、警報止めてくださいね～」

「どうやって止めれば？(T_T)」

おば： 「もう一回赤いボタン押して～」

悪夢のボタンを押し、やっとけたたましいベルが鳴り終わった・・・＿|￣|○

おば： 「今度から気をつけてね～」

と去ろうとする正義の味方に、

なお： 「すみません・・・水を流すのはどうすればいいですか？」

恥を偲んで聞く・・・＿|￣|○

おば： 「後ろのレバーよ」

そうですよね・・・普通に考えたらすぐわかりますよね・・・

でも、いかにも押して欲しそうな顔して赤いボタンが鎮座してたから・・・＿|￣|○

トイレから出ると、人生最大の危機を救ってくれた神は去った後だった。

そして、恐る恐る店に戻る・・・|ω･`)

店内が騒がしいため、Ａ先輩どころかお店にいる人みんな、あの 空襲警報 のような

ベルには気がつかなかったようだ・・・Σ(ﾟДﾟ；)

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