その4。



ささやかな野望を抱き、京阪電鉄伏見稲荷駅から電車に乗って、一路、出町柳駅を
目指す。うとうとしているうちに到着。駅を出て、鴨川に掛かる加茂大橋を渡って
今出川通を西に歩く。てくてく。出町通をちょっとだけ北上、「出町ふたば」に
着いた。ここの豆もちは小ぶりながらも、しっかりしたお豆と、ちょっと塩気を
感じる餡ともちの組み合わせが絶妙で、ほんと~に美味しいのだ!
これに渋めの緑茶か、香りのいいほうじ茶があった日には、パクパクいける。
私の「野望」とは、ちゃんと出町ふたばのお店に行って豆もちを買う事。
なんてささやかな野望だこと。。。(-.-;;
いつもは京都駅の伊勢丹の地下で週に2回限定で売り出される豆もちを買っていた
ので、本店に来るのは初めて。ここは道なりにちょっと懐かしい感じの商店街に
なっていて、そこの一画にちんまりと出町ふたばはあった。
豆もちは飛ぶように売れて行く。。焦って私も買い込む。昨日の空腹行軍で懲りた
のか、何かと食べ物を買ってしまっているのが我ながらおかしい(^-^;

片手にこの豆もちの入った袋を下げ、御所の北から市バスに乗る。朝、一日乗車券
(¥700。市バスは市内一律¥220に上がっていた。。高い!)を買っておいてあっ
たので、それを活用する事にする。で、友人へウケ狙いのお土産の御札を買いに
晴明神社へ。堀川今出川で下りて歩いて晴明神社へ行くが、数年前に比べ周辺が
とても開けたような感じがした。しかも人がいっぱいいる。。
映画も漫画も小説も当って、世間は安倍晴明&陰陽道ブームと言うだけあって、
若いお嬢さんとおばさまの2~3人組が圧倒的に多い。ちょっと前まではもっと
ちんまり秘やかな感すら漂っていた境内は、雰囲気すらも違う。絶えず人が訪れ
て、きゃあきゃあとおみくじを引く声も絶えない。
神社側も抜け目なく、映画のポスターを社務所の壁に貼っている。う~む。商売
上手!(^-^;: 陰陽道が「流行」なんて、世も末のような気がするけど。。。
今の日本は江戸時代末期の文化の爛熟期のようだ。男が眉を剃り化粧してるし、
妙な物が流行ってるし。。もうすぐ全ての価値観がひっくり返るような事が起こ
るんじゃないかな?と。。杞憂かな?(^_^;;

1995年春、桜の盛りの頃、友人2人と連れ立って初めて晴明神社にお参りに来た時
は、境内はひっそりとしていた。知る人ぞ知る安倍晴明、知る人ぞ知る晴明神社だ
ったので、ゆっくりと絵馬を書く事が出来た。
友人のうちの一人はある大きな夢に向かって努力している所で、それをお願いした
いのだが、どう書こうか?と聞いてきた。その時なんとなく答えた私の答えが。。
「野望が叶いますように。」
そのまんまこれを書いた絵馬を奉納した友人は、その後野望を果たし、作家として
の道を歩み出した。すごすぎるぞ、晴明神社!
けどね、自分は何書いたのか全く覚えてないのだ。。。う~~~ん。何書いたんだ
っけなぁ(^-^;; 思い出せず悔しいので絵馬を買って奉納する。
「大願成就」と大きく書いたが、もともと「大願」なんてもんはない。
豆もちげっとでほくほく幸せな小市民な私の、たかが知れたお願いでも叶えて
もらえるかな。。。(笑) あと、お土産用に五芒星マークのステッカーお守りを
購入。こういう基本的なグッズはデザインも変わっていなくて安心。

堀川通を北上。今出川通を越えてすぐのバス停に着く。ここは上賀茂神社行きの
バスが通るらしい。しかもすぐに来そうだ。先刻の晴明神社からずっとどこかの
修学旅行生10人組(茶髪もルーズソックスもミニスカ改造制服もいない、真面目
そうな中学生。男女混合。)に付きまとわれているので、それを撒く為にバスに
乗る事に決定!(^.^; この子達はどこに行きたいのか、バス停の行き先表示を
覗きこみしばし円陣を組んでど~だこ~だ言っていたが、しばらく後、今出川通
を西に進んで行った。北野天満宮にでも行きたかったのかな??
ともあれ、バスで上賀茂神社へ。。。(その5。に続きそう。。)


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