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厨房卸問屋 名調え~前回は、生活衛生貸付(一般貸付)のメリット、自己資金の重要性について勉強しましたね。今回は融資に際して一般的な申し込みの流れ、及び提出書類などについて勉強しましょう! そしてこの提出書類に大事な大事なものが含まれています。さぁ、それでははじめましょうッ(^^)申し込みから融資までの大まかな流れは次の通りです。まず、ざっと目を通してください。 [1]都道府県知事の推薦をもらう 金融公庫及びその代理店より「推薦書交付願」と「借入申込書」 をもらい見積書、設計図面を添えて都道府県の環境衛生主管部局に申し込む。 ただし、申込額で300万円以下の場合、推薦は不要。 [2]金融機関窓口に書類を提出する 借入申込書、都道府県知事の推薦書、工事見積書、設計図面など、 商業登記簿謄本、開業計画書、担保に応じ不動産登記簿謄本を添 えて代理店である国民金融公庫等に申し込む。 [3]融資が決まる 金融機関で審査し融資金額などの条件が決まる。通知により連絡が来る。 ただし、融資額は申し込んだ希望額に満たない場合もある。 [4]融資が実行される 決まった融資額が口座に振り込まれる。また、融資した資金が見積書の 通り使われているか確認するために開店後、領収書、工事の仕上がりの調査が行われる。さて、ここで一番大切になってくるものが一つあります。それはなんでしょう。。。 『開・業・計・画・書』これは資金の調達と支出、売上の収支の見込みをシュミレーションしたもので、金融機関に対しての事業の可能性をプレゼンテーションするものです。よって、この計画書は単なる数字合わせで適当に作成して済むものじゃないんです。とくに担保力のない独立希望者の場合、この計画書の精度とその人の熱意が融資を受けられるか否かの判断基準になり得ますのできちんとした内容で提出することが大切になります。でも、実際作るとなるとやっかいな項目が並んでいますが、ここでは融資担当者をうなずかせる必要最低限のポイントをお教えしましょう。押さえておきたいポイントは以下の通りに整理しました。 ★開業資金★ 開業資金の調達先の内訳と投資の中身を並記する。ポイントはそ れぞれの合計額が等しいこと。 ★機械什器・設備★ この項目は合算して記入する場合や分類する場合など金融機関の 書式によって様々です。 必ず見積書の内容と一致させることが大切です。 ★売上★ 客単価と客数の積から求められるが大事なのは客数の読み。 考え方は決まった客席数に対してお客様が何回転するかです。 昼夜のピーク時の回転数を重視して算出する。 ★運転資金★ 営業が軌道に乗るまでに早くとも半年くらいは見ておいた方がい い。 そのためこの運転資金も確保しておく。 ★利益率★ 業種業態によって異なるが、一つの目安は10%のライン。 融資の申し込みの際は利益が上がる収支見込みにしておく必要がある。 ★人件費★ 従業員の数を弾き出す場合困るのでアルバイト。一般的には1日の労働時間を8時間で 換算して、人数を割り出す。最後に、当たり前の事なんですけど、開業計画とはある程度、利益が出るように組み立てることですね。利益のでない商売なんてありえないので、融資担当者を納得させることは当然出来ないですよね。あくまでも営業後のシュミレーションであることをお忘れなく!いかがでしょうか?ん~正直、書類のひな形をみながらですとわかりやすいんですけどね。。。 ●お申込書 ●お申込書記入例 ●開業計画書 ●開業計画書記入例などの書類もPDFで閲覧できますよぉ~!!今回は公庫貸付の一般的な流れと、開業計画書作成のポイントについて勉強しました。堅苦しいお話しになってしまいましたが、うまく公的な金融機関を利用すれば、必ず強い見方になってくれるはず。頑張りましょう\(^^)/次回は「店舗物件を探そう!!」です。いよいよ具体的なお店作りが始まりますね(^^*)お楽しみに!!
2004.09.21
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厨房卸問屋 名調 あれ、前回の宿題ですよ! どんなお店で勝負するか決めましたよねッ! むむッ!「立地条件を生かした学生向け激安ランチ店」!なかなかいいじゃないですかぁ~私も考えてきましたよぉ!「宅配おにぎり」なんてどうでしょうか←そんなん採算合わないよッ!(・o・)やっぱり駄目っすかぁ。。。さてお勉強、お勉強っと!さぁ、どんなお店でどのように売るかを決めたら、今度は資金を調達しなくちゃッ!全額自己資金なんて事はないですよね??念のため。。。だいたいは「自己資金+借入金」となりますが、自己資金はやはりあるだけあった方が経営的には楽ですからね。理想は資金の40~50%は用意したいものです。さて残りの分。はじめてお店を持つ場合、銀行からの借入は十分な担保がない限り非常に非常に難しい。。。過去の実績がないし、経営能力も未知数なんだから銀行にとってはリスクが高すぎるので、銀行の借入は非常に難しいです。貸せないよなぁ。。。やっぱり。これは私も身をもって感じます。。。うっうっ(涙)でも、諦めちゃいけない!そういう前途ある人たちに開業資金を貸してくれる可能性があります。 国・民・生・活・金・融・公・庫!では、このすんごく気になる「国民生活金融公庫」の融資内容を見てみましょう!ざっと目を通してくださいね! 【国民生活金融公庫の融資内容】 ★名称 生活衛生貸付(一般貸付) ★融資対象者 [1] 資本金または出資金5000万円以下(会社の場合) [2] 常時使用する従業員の数が100人以下(会社または個人)のいずれかの該当者 ★融資額(上限) 7200万円以内 ★融資機関 13年以内(うち据置期間 一年以内) ★利率年 1.65%(使いみちやご返済期間によって異なる利率が適用されます。) ★返済方法 原則として元金均等返済 ★保証人 原則として、保証人、担保または信用保証協会の保証が必要 ★担保 必要に応じて提供(1000万円以内の融資の場合、無担保で貸し出している事例も多い)ここで注目したいのが、「担保の項で融資額が1000万円以下の場合だと、無担保で貸し付けてくれるケース」が多いそうです。むむッ!そうだったのかぁ。。。こんな融資制度なら、使わない手はない!っとちょっと待ったぁ!!一つ問題があるのよぉ!この融資を申し込む場合、「店舗の仮契約書など取得または借りる物件が決定していることを証明する書類」が必要なんです。つまり物件を探す前の段階では融資が下りないんです。そこで大事なのが自己資金。最悪の場合、公庫の融資が受けられなくても、最低条件でも開業出来るように、少しでも多く用意しておく必要があるわけです。今日は生活衛生貸付(一般貸付)のメリット、自己資金の重要性について勉強しました。でも、窓口に書類を提出して、OKですよぉってわけじゃぁございません~!もう一つ大事なことが。。。この大事な大事なものは、次回の講義でお話ししたいと思います。それではみなさん自己資金を集めましょう!!←なんじゃそりゃ(-.-)
2004.09.17
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厨房卸問屋 名調さてさて“業種選び”というと「何屋さんをやろうかな?」ということなんですが、実はそれだけじゃないんです!もう一つ大事なことを一緒に決めないと。。。それでは始まり始まり~(^o^)/ ■「何を売るか」と「どう売るか」 独立開業を成功させるための、実質的に第一のハードルが、 この業種選び。 言うまでもなく「何屋さんをやるか」「何を売るか」という のは、この先ずっとやっていく商売ですから、一番大事なポ イントではあります。 でも、「何を売るか」を決めただけでは商売は始められない ですよね? もう一つとっても大事な事を決めなくちゃッ! そう!「どう売るか」です!! たとえばお寿司屋さんでも客単価5万円の超高級店から回転 寿司、おみやげ寿司、宅配専門と、「売り方」の違うお店が たくさんありますよね! この売り方を基準に分類したものを“業態”と言います。 「何を売るか」という“業種”、「どう売るか」という“業 態”を決定するということは、「誰に」「何を」「どんな時 に」「どうやって」売るかというビジネスの根幹を決定づけ る大切な要素になります。 これから何をやろうか思案されている方は「何を売るか」だ けじゃなく、「どうやって売るか」も一緒に考えてみてくだ さいねd(^_^) では実際に、これらをどのように決めていけばいいのか。 そのポイントを探っていきましょう!! ★<ガチンコ勝負を避けてニッチな市場を一人占め!!>★ たとえば出店候補地があり、その商圏内の客層、利用動機を 分析し、もっとも多い客層や利用動機を狙うのが一般的です よね? でも、そんなおいしい市場には、競争相手もたくさんいるワ ケですよ・・・。 そこでガチンコ勝負したって、こちらは初めてやる飲食店。 リスクの多い勝負は避けましょうってことです。 ちょっと小さな市場、競争がない隙間を狙いましょうという ことです。 たとえ市場が小さくても、一人占めできたら十分満足な結果 が得られるんじゃないでしょうか。 ★<理想の顧客像は自分の感性で!!>★ 顧客のイメージを、自分のライフスタイルや感性に近い人を 狙うのも必要です! 今までサラリーマンをやられてた方ならサラリーマン相手に 何を好んでいるかは完璧に理解できますよね? 成功は、顧客が何を求めるてるかを理解することですから、 自分があまり知らない客層をターゲットにするのは大変大き なリスクを背負うことになります。 ★<少ないメニュー、簡単調理!!>★ 調理技術がどれくらい必要かも、業種・業態選びに関係して きます。 たとえばお寿司屋さん。 ←おまえ寿司好きだなぁ。。(-_-) ん?高級店なら熟練した職人技も必要ですが、回転寿司、宅 配寿司のレベルなら、寿司ロボでも十分OK!! 自分の調理のレベルを考え、なるべく短期間に修得出来る業 種を選ぶのもポイントです。 メニューも多いに越したことはないけど、その分修得する技 術範囲が広くなります。 となれば、少ないメニューで勝負するのも理にかなってます よね。 その点、ラーメン、カレーといった単品メニューを主力にし た専門店系の業種も注目するといいんじゃないでしょうか。 ★<商品特性と市場を見極める!!>★ 立地条件により、お客さんの利用状況は大きく変わります! 昼型商圏にすき焼き、ステーキといったディナー型の業種は 効率が上がりませんよね? また、一日中安定して集客がある商圏内ならラーメン、カフェ などが向いてます。 このように、商品にはどの時間帯、どんな利用動機に向いて いるかという商品特性がありますので、これを見極めるのも 重要です。以上、立地・客層・調理技術・商品特性の4つをブレンドして、もっとも適した業種を決定するのが基本です!でも、もう一つだけ業種選びの条件が残っています・・・・・ そ・れ・は、『自分の好きな商品・料理を売る』ということ!!自分の大好きな商品や料理を売ることこそ、商売を長続きさせ、地道に商売を軌道にのせていく決め手なんですよね~!どうですか?何をやってやろうか頭に浮かんできたでしょ?店長小田は「あれもいいなぁ」「これもいいなぁ」って迷うくらいたくさんあるんですよぉ。 ↑そういうのが一番失敗するんだよッ(-_-) ハハハ。。(^^;)さ、さて、次回の予告ですが、第4回は2月中頃の予定です。次回のテーマは[3.資金を調達する]です。みなさん、次回までにどんな商売にするか決めておいてくださいよぉ!!!宿題ですよ、宿題ッ!それでは本日のお勉強は終わりッ!
2004.09.16
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厨房卸問屋 名調まず、独立の決心を固めるまでには、いろいろな経緯があると思います。若い頃から独立を目標にしてきた人、昨今のリストラ時代を背景にやむを得ず商売に踏み切る人、定年をきっかけに第二の人生を商売にかける人、子供の手が放れ次の生き甲斐を求める主婦の方など・・・ 様々な理由で”独立開業”を目指しています。その一歩を踏み出すことによって、上司や子供に束縛されず、時間もお金も自分次第で自由になります!素晴らしい!(^^)//”””パチパチしかぁ~~~し!「独立」は生半可な気持ちでは出来ません!!すべて“独り”で“決断”し、“行動”するということが必要です。また、売上が上がらず凹んでしまうこともあるでしょう・・・トラブルが続くことだってあります・・・それでも諦めず、何事も“やり抜く”心構えが絶対に必要だと思います。なんか耳の痛い話になってきましたねぇ~(;^_^ Aそれでは、次に独立する業種として見た“飲食店”にクローズアップしましょう d(^_^)「国民金融公庫」が新規開業者を対象に実施したアンケート調査のデータがありますので、これをもとに飲食店の開業を検証してみましょう![1] 飲食店は開業しやすいのか? 実務経験を持たずに独立開業した人の割合が全体の約24%、小売 業に次いで二位なんですね。 飲食業は比較的、開業しやすい商売なのかもしれませんね。[2] 黒字になるまでの期間は? 堂々第一位の3.1ヶ月!第二位は個人向けサービス業の4.2ヶ 月です。 商売の立ち上がりの早さは、決して繁盛を約束するものではありませんが・・・ん~~。。。飲食業はスタートダッシュが利くんですねぇ。[3] 飲食店の開業資金 みなさんはこれが一番気になるのではないでしょうか? 圧倒的に多かったのが500~1000万円です。まぁ平均的な数字でしょう。 ただしこのデータは、物件や土地を所有している人も含まれています。いかがですか?ちょっとだけ飲食店開業に心を奪われてきてませんか(^^それでは最後に、飲食業界の現状を説明して本日は終わりにしようと思います。約20年ほど前から日本の高度経済成長により外食産業、飲食業界も成長を遂げてきましたが、今はどうでしょうか?商品は低価格化が進み、ピザの宅配やコンビニ、テイクアウトなど、業種や販売スタイルが多種多様に確立され、今では消費者の食行動は外食から中食、内食にシフトしてきています。開業する人は、これらの現状と向かい合って市場を読み、商売を選び、立地を見極め、お客様の声に耳を傾けて、知識と知恵をふりしぼって戦わなくてはいけません!!でも、でもでも、感謝の気持ちを忘れずにお客様に接していけば、きっと大丈夫ですよ~!あ~今日は肩凝ったなぁ。。。(@_@)
2004.09.14
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厨房卸問屋 名調これから飲食店を開業したい方必見の“飲食店独立開業マニュアル”を公開しちゃいます! 主婦の方も、かなりの腕前なのに毎日の晩御飯でしか、その“腕”を発揮できないのは寂しいですよね?将来、ご主人がリストラにあった時(縁起でもない?!)、ご主人が定年退職を迎えた時に、いつでもご夫婦で開業できるように、是非お読みいただけましたら幸いですm(_ _)mその名も ●飲食店独立開業マニュアル~繁盛店への道[1]~●こちらのコーナーも、今後、定期的にやっていこうと思っています!参考にしていただいて、1店、2店と開業されるお客様が増えていったら、本当に嬉しいですね(; ̄▽ ̄)9ご不明な点やご質問等ございましたら、どんどんお問い合わせください。まず第一回は、「開業の決意」から「オープン」まで全体の流れを見ていきましょう。実は、このステップを確実に踏んでいくことが、非常に大事になってくるんですよぉ!! [1]飲食店開業の決心を固める。 ↓ [2]業種を選択する。 ↓ [3]資金を調達する。 ↓ [4]店舗物件を当たる。 ↓ [5]技術を身につける。 ↓ [6]店舗を建築する。 ↓ [7]商品をつくる。 ↓ [8]厨房機器を選ぶ。 ↓ [9]食材を見つける。 ↓ [10]従業員を教育する。 ↓ [11]開店準備! ↓ [12]オープン!
2004.09.13
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