Live Well, Laugh Often, Love Always

Profile

Ｍｅｉ３

フォローする

Calendar

Freepage List

■■　キャッピーの手術跡

Keyword Search

▼キーワード検索

< 新しい記事

新着記事一覧(全441件)

過去の記事 >

2005.01.23

まずは、こちら

岐阜警察からの電話によると、彼の容疑は、詐欺。　飲食店で、

『料理の中に髪の毛が入っていてお腹を壊した。薬・タクシー・病院代を払え』 　と脅したらしい。　　

はぁ～・・・・・・。 ~~何でそんな、せこい事（涙）。~~

そこで、K容疑者（＝M様。ややこしくなるので、以下M様で統一）が預けた荷物を取りに行きたい。　その時中身を検めるが、立会人をMeiにお願いしたいとの事。

『Meiさんに』　と、M様からのご指名だったそう。　

はぁ～・・・・・・。

早速翌日、　支配人、K・Mさん、Meiの3人で働いている所に、地方警察の叩き上げ刑事を絵に描いたような方達がお起こしになりました。

K・Mさん

挨拶の後、まず刑事さんは、8名ほどの男性の写真を私達に見せ、『この中に、Mと名乗った男はいますか？』　

支配人とMeiが沈痛な面持ちでM様の写真を指さそうとした瞬間、K・Mさん、

『あ～っ、この人知ってる～～！！　ね、ね、前に、満室の日に来た人！！』

一緒に　『そうそう♪』　と盛り上がれる状況じゃなかったので、支配人と私は黙ったまま。　

K・Mさんは、それを変に思っちゃって、

『ほらMeiさん、絶対あの人カツラだね、って話ししたじゃん！！』

と更に大声を上げながら、Meiをバシバシ叩く。　わ、分ってるから、ちょっと黙ってて・・・(笑)。

ここで、場所を変えてM様の荷物のお引き渡し。

まず、バッグとMeiを一緒に写真撮影。　そこから彼らは手袋をはめ、バッグの中身を徐々に開けて行くのですが、私はそれに立会いつつ、いちいち中身と一緒に写真を撮られる。

M様のされた小詐欺にしては、いやに仰々しいなと思って、おずおずと　『他にも容疑があるんですか？』　と伺うと、（←元警視の娘）

刑事さんはこっそり、『腕にコレの痕もあるので、、、』　と注射する真似をしてくれた。　

覚醒剤らしい。　　

はぁ～・・・・・・。

『実はね、近くにワゴン車を停めて、容疑者（M様）を待たしてるんですわ。　彼にも立ち合せたいんですがね、カツラを外しているから、どうしてもMeiさんの前に出たく無いと言っとりまして。』　　

はぁ～・・・・・・。

後日、1時間ほどかけての事情聴取がありました。

話の中で、留置場の中のM様の様子だとか、彼の経歴等、色々聞かせて下さった。

はぁ～・・・・・・。

客としての彼の素行について問われ、かばうつもりは無いけれど、

『いつもお土産を買って来て下さいましたし、宿泊代もしっかり払って下さいました。　時々客室についてクレームはありましたが、フロントスタッフ全員を、とても可愛がって下さいました』　

正直に答えたつもりです。　でも、

『決して、根が悪い人では無いと思います』

『彼は、詐欺師ですから・・・・・。』

『どんな顔だって持ってますよ。　

お土産だって宿泊代だって、全部騙し取ったお金ですからね。』

ですよね・・・・・・。

はぁ～・・・・・・。

最後に　

『MeiさんとＩさん（＝D君）の事は、本当に可愛かったみたいですよ。　子供みたいに思ってたんじゃないですかね。』

と付け加えてくれたのが、唯一の救いです。　（慰めだったかなぁ'：（？）

**********************************************

私はこの話をD君にしようかとても迷った。　Meiでさえこれ位くるのだから、彼はもっと傷付くかも。　

けれど、従業員同士のおしゃべりでやっぱりM様の話になってしまった。　　

『何何？M様がどうしたって？』　D君が言い出すと、皆も困って　『一番詳しいから』　と私に振って来た。

仕方なく、D君の顔色を伺いながら少しづつ話しを始めました。

D君、最初に　『うそっ！！』　と言ったきり、黙ってしまった。話が終わっても、二人とも口をきか無い。

“やっぱり内緒にしといた方が良かったかな・・・・”　と背中をポンポンと叩いて顔を覗き込むと、

D君、ニッと笑って、

『何でM様は、うちのホテルに言いがかりを付けて来なかったんだろうね？？　常習犯なら、幾らでも詐欺ができただろうに、ねぇ：]？』

実際M様は、他所のホテルで騒いで、お金をもらった事もあるそうです。

この時点で、彼が何を言いたいのか察したけれど、黙っていました＃＃。

期待する返事が聞けないので、D君、頭を掻きながら自分で言ってしまう。

『オレかな？もしかしてオレのお陰：）？？　僕がお気に入りだったから、文句言って来なかったのかな：D？？　♪イェイイェイ♪』　

とりあえず、蹴りを入れておきました。

心配して損した。

今Meiの制服の胸ポケットには、M様に頂いた水色のシャープペンシルが刺さっています。

一応、良くして頂いた記念？と言うか、想い出です。

《　《　蛇足　》　》

それから又数日して、刑事さんが出来上がった調書を確認して欲しいとやって来ました。　

内容は正確で、M様が昨年12月から3度に渡り来館された時の様子が、私の供述通り詳細に載っていました。

ただし、その中にのけぞる様な一文発見！

写真で本人確認をした時の部分にしっかり、

『彼で間違いありません。　彼の髪型には特徴が有り、“この人はきっとカツラだ”　とフロントスタッフで話をしていた為、良く憶えております。』

きゃぁ～～～っ！！！　カツラだと騒いでいたのは、K・Mさん一人なのに～～～っ！！　まるっきり私がそう言ったみたいになってる！！！　

でもしっかり書かれた調書だったし、今更　『この部分だけ訂正してもらえませんか？』　とはとても言い出し辛かった（泣）。

あの調書は、きっとM様の前で読み上げられるのだろう。。。。。。（激汗)

も～～K・Mさん、余計な事を～～（怒)（怒)！！

Mei

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう