
家の会社のユニホーム(作業着)を着て 朝礼に立つR。。。
なんとも不思議な感じがしたが ほんまに嬉しかった!
「きょうから皆さんと一緒に働かせてもらう事になりましたRといいます・・
まったくの素人ですので皆さんには迷惑をかけたり足手まといになったりすると思いますが
一日も早く仕事を覚えれるように 自分なりに全力で頑張りますので
よろしくおねがいします!」
元気一杯の挨拶であった・・
棒芯を始め、従業員全員から 「よろしく!」の返事が返ってきた。
そして・・・Rは、「あともうひとつ・・・皆さんにお願いがあります・・」
「ご承知のとおり、僕は社長と長年 よい友達関係で 今日までお付き合いをさせてもらって
きました・・しかし、今日よりは 一従業員として ここで頑張らせていただきますので
どうか、社長の友人としての僕ではなくて 新米として皆さんと 共に働きたいので
そのへんの事を、組とってくださった上で どうか皆さんの下で勉強させてください・・
よろしくお願いします」
堂々とした発表であった。。
他の従業員達は 「ん??」っていうような顔をしていたが
Rの気持ちは 皆に伝わったようにみえた・・
Rの初日の仕事・・・初めての土木作業・・
慣れない スコップを持ち 一生懸命の姿は 今も鮮明に憶えている・・・
それから 約一ヶ月経ったある日・・
夜中・・近所の サーク○Kに買い物に行った時の事である・・
着物を着た一人の女性が俺に声をかけてきた・・
「きよすけ・・・元気~~?!」
よく見ると・・日記 「亀裂の章」
に登場した Aであった・・一段と綺麗になり 色っぽくなっていて着物・・って事もあり 俺は気がつかなかったが
向こうが気づいて声をかけてきた・・
「お~!久しぶりやな~! 元気してたか? 今日は、着物着てどないしたん?」
するとAは・・「今、この店にいてるから また来て!」店と源氏名を書いた名刺を渡してきた。
この再会が またひとつの事件を起こす事とは このとき・・思いもよらず
しばらく立ち話をした・・
つづく (続きは次回)
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