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2010年12月07日
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ー** 夕立のあとで **-

 つややかなプラタナスは 
 ざわりとゆれて ダイヤモンドの粒を まきちらした。

 風は冷気を含み 髪をといてゆきすぎる*

 眼の中の すべてのものが 濡れそぼり
 再生の時を待ちながらも しんと息をのんでいる。

 やがて 小さく空が割れて
 ゆるやかな光が拡がって来た*
 すこしづつ、すこしづつ。



 はげしい雨のあとの 重いしずけさの緞帳が
 いまゆっくりと 昇りはじめた。

 虫たちも まぶたを上げて 世界をみわたしている。

 あのたたきつけるような雨は 私の想いを流し去ったのか。
 突きぬける閃光は あなたを呼ぶさけびだったのか。
 とどろく雷鳴は つきぬ哀しみの 慟哭だったのか。

 長く短い一刻の夕立の後で
 私は まぶたを上げて世界をみあげている*
 君達のように。

 私は 柔らかな風をまとい 愛をふりほどく。
 プラタナスの葉がゆれて、



                       2010/12/7 kanaria





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最終更新日  2010年12月07日 07時45分55秒
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Re:カルチャー文蔵のレストラン ー 恋シリーズ 2(12/07)  
2525pyonta  さん
とても繊細な表現をつかっていらっしゃるので驚きました。

*やがて 小さく空が割れて
 ゆるやかな光が拡がって来た*
 すこしづつ、すこしづつ。

こういう詩は家の中にいては書けませんね。私だったら山中に入り木々と会話ができるレベルにならないと(自然と一体にならないと)書けないような気がします。

すばらしい詩ですね。 (2010年12月11日 22時58分25秒)

Re[1]:カルチャー文蔵のレストラン ー 恋シリーズ 2(12/07)  
kanaria6687  さん
2525pyontaさん
>とても繊細な表現をつかっていらっしゃるので驚きました。

>*やがて 小さく空が割れて
> ゆるやかな光が拡がって来た*
> すこしづつ、すこしづつ。

>こういう詩は家の中にいては書けませんね。私だったら山中に入り木々と会話ができるレベルにならないと(自然と一体にならないと)書けないような気がします。

>すばらしい詩ですね。
-----
(2010年12月29日 18時39分33秒)

Re[1]:カルチャー文蔵のレストラン ー 恋シリーズ 2(12/07)  
kanaria6687  さん
2525pyontaさん
>とても繊細な表現をつかっていらっしゃるので驚きました。

>*やがて 小さく空が割れて
> ゆるやかな光が拡がって来た*
> すこしづつ、すこしづつ。

>こういう詩は家の中にいては書けませんね。私だったら山中に入り木々と会話ができるレベルにならないと(自然と一体にならないと)書けないような気がします。

>すばらしい詩ですね。
-----
ありがとう御座います。

誉めると調子にのっちゃいますよ。ほどほどに。 (2010年12月29日 18時41分31秒)

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