待っているもの 南風一
高校生の頃
学校へ通いながらよく思った
「こうして3年間通った先には
何が待つのだろう?」
「高校3年が終わったあとには
俺はどんな暮らしをしているのだろう?」
学校へ通っていながら
自分の未来はちっとも開けなかった
級友たちが卒業して去ってゆくのに
自分だけ取り残されている予感がした
彼女とどうなっているかなんてもっと分からなかった
判で押したような平凡なサラリーマンをしている自分なんて
もっと想像がつかなかった
そうして30年が去った今でも
やっぱり30年先の自分が分からずにいる
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