あの日のまま何一つ変わらない 南風一
きみがいなくなって
昨日と今日は変わらない
何一つ変わらない
だからきみは今日も居る
プラットフォームの一番端っこに立っているきみ
長い髪をしてスタイルの良かったきみ
あの日のままのきみが立つ
俺が呼びかければ
心の中をのぞき込むように
じっと見つめ返してきたきみ
きみがいなくなって
電車に乗る術も忘れてしまった俺だけど
レールを越えるたび
プラットフォームの向こうに
きみの姿を見ている
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