友だち 南風一
正月を目前に
生い茂っていた雑草が刈り取られ
きれいに畝が作られて
一列に緑が芽吹いている
荒れた田んぼから想像もできなかったが
元々画然と区分けされた田んぼが並んでいた
きちんと持ち主がいたことが証明されて
ほっと胸をなで下ろす
中学校の同級生の女性の中には
何の気兼ねもなく電話をかけてきて
保険の購入を勧める者がいる
そんな風にきみが
俺に電話をかけてくれても
何の不審もないと思うのだけど
昔の恋人って言わずに
昔の友だちでいいのに
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