南風一の世界

南風一の世界

2022/06/18
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カテゴリ:
 京都に居たなら    南風一


京都賀茂川や加茂氏の社家を巡る
旅だった

京都の北部から
名前を替えながらゆったりと流れて行く川の景色を見て
34歳で自死した従妹がもしそのまま京都に残って
たとえ給与は得られなかったにしても
オーバードクターで京都に残っていたら
つくば市なんかで死ぬことはなかったのではないかと


京都に残ってさえいれば
まだ周りの自然や研究仲間たちの助けにすがって
何とか生きていられたのではないかと
思った

従妹の研究上の指導教官は
従妹の自死を在籍中の残念なことの一つと表現していた
もし従妹が生きていれば
立派な研究者になっていただろうとも
評価していた

本当に従妹が京都に残ってさえいれば
元気に生き続けていただろうに

つくば市へ行って自死するために
京都大学で理学博士号を取得したわけではないだろうに
最期に自死へ至る人生なんて
従妹にとって何のための学校通いだったのだろうか?

養父も養母も

可哀想過ぎる人生だったと
思う


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Last updated  2022/06/18 10:14:17 PM
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