南風一の世界

南風一の世界

2025/04/09
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暮らしの極意    南風一

仕事を完全リタイヤして9日が過ぎた
特に試運転という感じもなく
以前からずっと同じような生活を続けてきた気持ちでいる

永井荷風の隠遁生活はこんな風だったのかなと思う
夏目漱石は職業作家になってしまった境遇はあったのだろうが
もっと気楽に作品を作っていれば良かったのにと思う

私が大学で教わったゼミの先生の専門は経済史だった
博士論文が日本地主制の研究という大部のものだったが私はまだ読んだことがない

地域の歴史研究として新潟県の地主や近代資本家の資料整理も手伝っていた

すでに地域に生きる私としては地域の発展という歴史の中にこそ
地域の人々の歴史の真実があると思うようになった
付近の土地開発や利用形態の変遷、人々の暮らしの変遷を調査する行為自体が楽しいし
そういう地域の歴史を明らかにして「へえーそうだったんだ」と人々に
感心してもらう
そういう営みの中に楽しさも生活の真実もあるのだろうと思う

大学時代のもう一つ別のゼミの先生の専門は数学だった
その先生が自宅で書き上げた数学の本は数十冊か百冊の大台に乗っているかもしれない
いずれの書物も数学の初心者から専門家までやさしく分かりやすく独習できることを
念頭に書かれているので辛抱と根気さえあれば読み通すことができる


何事に取り組むにしろ
諦めることなく論理的に問題を設定し論理的に解いていくこと
何も世の中を生きていくのに数学が必要とされるのではない
しかし数学の考え方と同じステップを踏んで
論理的に物事を推論していくことで、例えそれが難しい難問であったとしても


いずれも大学時代のゼミの先生二人から学んだ生き方の極意である


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Last updated  2025/04/09 02:36:36 PM
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