楽しい南の島

昼下がりのパンリプラン

昼下がりのパンリプラン

インドネシア観光局のホームページによれば、

Desa Tradisional Penglipuran/パンリプラン村
バリ観光局と地方政府が指定した農村を訪ねるツアーで、伝統的な生活様式を守りつづけている村です。デンパサールから北東へ60km、車で約1時間30分のところにあります。標高が700mで、166世帯、約750名の農村が部落を形成しています。

周囲を竹林で囲まれた静かな村だった。
村の入り口に高床の集会所があって、ここでも大きな竹の籠に闘鶏用の鶏が飼われている。

パ「みんな闘鶏は、大好きです。」
そうか。バリの人の娯楽だもんね。

メインの通りに出ると、そこには穏やかな空気が流れていて、
同じ色をした家々の門が、美しく統一された空間を作っていた。
美しい石畳の両脇が芝生になっている道を、犬がゆっくり歩いている。
観光客はあまり来ていない。の~んびりしてるわ~。

道の両側に民家が並び、突き当たりには堂々とした寺院が建っている。
通りを挟んで向かい合った門は、正面で向き合わないように建てられている。
それが決まりなんだって。
道の左右を交互に見ると、確かに入り口に位置が微妙にずれてる。
家の中が見えないようにするためかしら?

観光用に内部を見せてくれるお家におじゃました。
入り口を入ると、左手に母屋があり、奥には亡くなった時に使う部屋があり、
突き当たりの右側が台所。
その家の奥さんと子供が、お供えを作っていた。

敷地内に、きちんと神様が祭られていて、
どの家も同じ作りになっているそうだ。

隣の家から、子犬の鳴き声がしているので、そちらを覗いたら、
生後2,3ヶ月くらいのかわいい盛りの子犬が数匹、
見知らぬ侵入者である私たちに、威嚇してるつもりなのかキャンキャンと鳴いてきた。

え「あぁ、なんて可愛いんだろう!! 連れて帰りたい~~~~~~!!」
夫「日本まで連れて行くのは大変だよ。」
え「でも、とっても可愛い~~~~~!!」
チ「(あきれて無言)」
夫「ほらほら、行くよ。」

ズルズル…その場から無理矢理引っ張られて行くえびだった。

手前の部屋の出口に、お土産物が並べられていた。
竹細工が有名との事だったので、それも楽しみにしていたのに、
どこにでもあるような、色とりどりの木彫り製品でちょっとがっかり。
村独自の物作りを勧める人はいないのかしら?
その方がずっといいのになぁ。

その家の人たちは、商売気のかけらもなくて、
ただ並べてあるだけだから、欲しい人は買いにくいかもしれないわ。

ゆっくり一回りしても30分くらいの小さな美しい村だった。
それに犬もかわいかったな。

帰りがけ、白人の男の人に大きな白い犬がつきまとって、
男性は、かなり困惑しててかわいそうだった。
犬嫌いなのかな?
バリの犬ってあまり人間に感心ないみたいなのに、珍しい光景でちょっと笑った。

ささ、今度こそウブドゥかな?
車に乗り込みましょう。

パ「それではこれからライステラスにご案内いたします。」
え? これから?
もう夕方になるような…。

車は一路、ライステラスのあるテガラランへ。
えびがこの旅行で、一番楽しみにしてた憧れのライステラス。
今まで島内の道を走ってきて、色々な水田を目にしたけど、
どこもとても綺麗だったから、有名なテガラランは、どんなにか美しい事でしょう。

早く見てみたいな~~。

え「どんなに綺麗なんだろうね。」
夫「そうだね、楽しみにしてたんだよね。」
チ「早く着かないかな~。」

30分も走らずに埃っぽい細い道の脇に到着~~。
早速物売りのおばさんが、頭にたくさんのサロンを乗せてやってくる。
観光客の行くところ、物売りあり。だわ。

パ「こちらです。」

わ~い! どんなかな~~~~!!

え、ここ?
呆然。

期待が大きすぎたのがいけなかったのね。
見捨てられた水田が多かったの。観光化された悲しい田んぼの姿だったよ。
わざわざ来なくてもよかったかもなぁ。
やっぱり現役の田んぼがいいよね。ちゃんと食べるためのお米を育ててる田んぼ。
生き生きしてるもの。

顔で笑って心で泣いて、パセックさんと記念写真を撮って、
さ、次行きましょう!!

今度こそウブドゥ??

ウブドゥ散策おいしいご飯


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