ブログ版 南堀江法律事務所

ブログ版 南堀江法律事務所

PR

Profile

やまうち27

やまうち27

Calendar

Archives

2024/07
2024/06
2024/05
2024/04
2024/03

Favorite Blog

Bar UKからのお知ら… うらんかんろさん

2008/08/24
XML
カテゴリ: 雑感
日経18日の特集記事から。「弁護士もマーケティング」という見出しに注目しました。

内容は、同業の方々のことなので私もすでに存じていましたが、
80席のコールセンターで全国から依頼を受け、年間90億円の売上高を上げる、「ホームロイヤーズ」という大事務所の話とか、
「弁護士ドットコム」というインターネット上の弁護士紹介サイトには880人の弁護士が参加し、依頼案件に対して受任可能な弁護士が見積もりを出して、依頼者が選ぶシステムになっているとか、
そういう話題でした。

私自身はと考えてみると、マーケティングをきちんと勉強したことはありません。
私のマーケティング論(というほど大げさなものでない)は、弁護士としての師匠にあたる上坂明先生がおっしゃった、
「手持ちの事件をコツコツこなしていけば、その依頼者が次の依頼者を呼んでくれて、そうしているうちに事務所が成り立っていく」
という、それがすべてです。


しかし、法律家としての仕事(世界史的に見れば何世紀も昔から存在するはず)のあり方の基本が、半世紀程度で変わるものではないだろうと思います。

現に私自身、今は事務所の依頼者の事件のことを考えるだけで手一杯であり、マーケティングのことを考える余裕はありませんし、考える必要もないと思っています。
「だから御社の営業はダメなんだ」と(昨今の自己啓発本ふうに)言われようと、今のあり方を変えることはないでしょう。

門戸を広く、敷居を低く、これは私も重要だと思うし、心がけてもいることです。
しかし、多くのスタッフを雇って全国から仕事を取ってくるとか、インターネットの比較サイトに登録するとかいうのは(これからの弁護士業の一つのあり方だとは理解できますが)、
私の目指すところとは大きく違っています。

唐突なたとえ話になりますが、私が休日や仕事帰りにお酒を飲むとしたら、全国にチェーン展開している居酒屋ではなく、マスターが一人でこじんまりやっているようなバーへ行きます。
決して大きく拡大することはないけど、マスターと客が顔なじみで、マスターがそれぞれの客の酒の好みを知り尽くしているような、そういうお店が好きです。

そして私の法律事務所も、そういう存在でありたいと思っています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/08/24 12:08:53 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: