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densuke369 @ Re:同様の事件・子供の「仲良し」同士に要注意!(06/20) これが、真相かもしれないですよ。でも作…
alex99 @ Re:悲しい母の日(05/14) う~~ん。 日本人の男性とか、アメリ…
June 9, 2004
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小学生…この年代の時期、やっぱり女の子同士でも沢山喧嘩するし、小さな女の子同士のグループでいじめにもあうし、 当事者同士が事態を把握してなくても 沢山傷つくようなことが起こる。中学生になってからでもどんな子にだって、起こる、ある。それはとても普通だし、そんな時期に喧嘩をしなかった子のほうが少ないと思う。私にもそんな思い出がちゃんとあるし、友達の相談にのった思い出だってある。

交換日記をしたり毎日遊ぶぐらいとても仲良かった子と小学生の時、大喧嘩した。でも殺したいと思わなかったし、親が関与することでもなかったけれども親にも言ったし、担任の先生だって喧嘩したことは知っていた。結局私は相手のした「人を卑下して自分が一番」と振舞うような行為が許せなかったし、そんなことを相手に言っても相手は何が悪いのか分かってないし理解できない。結局、担任の先生が幾ら取り持とうとしてくれたところで私達は以前のように心から仲直りはしなかったしそのまま卒業した。同じ中学に入ったけれども、もう話すことはなかった。そのぐらい、数年仲良くてもとあるささいなきっかけでばっさり相手と縁が切れてしまうのが、この時代の「超仲良し同士」の特徴だったりするかもしれない。

あの事件について考えている人の沢山の人が同じような「ささいな喧嘩の経験」を小学生の時にしたに違いないと私は考える。でも、誰も大の友達を何かの拍子ですごく憎い・許せない、と思った時「殺したい」まで思って罪を犯さなかった人々が多いからこうやって沢山の成人の方がまともに生活しているのだろう。

もしあの事件が予防できたとするならば、子供同士が行っているささいな喧嘩を(例えネットでも)親がしっかり解決しようとしなくても「聞いてあげる」ということをすべきだったり、命が大切というよりは「殺人が罪である」ということをしっかり分からせることであったり、またその子の異常性を見抜くことであったり、親は子供を監視する必要はないけれどもできるだけ近況を話させたり聞いてあげたりすることが必要だったはずだ。それは、その子の近況がネット社会だろうと普通の社会だろうと関係なく必要だと思う。「ネット社会」が異質だから子供にはどうのこうのとよく人は言うが、同じくそれも新しい形態の「社会」であり生活の一部になりうる。そこで起こっている近況は明らかにその個人に影響しているわけで、「子供が何かやってる」ぐらいの感じではもう済まされない。そんな社会にはなってきているのではないか。

夫婦関係だって、その隠れた「画面の社会」で人との出会いや喧嘩をしていることをパートナーに内緒でし続けたら完全に溝が出来る。内緒にしていて、その社会でストレスが溜まれば相手に当たる。素敵な出会いを隠していれば相手は嫌な思いをするし、信頼関係が薄くなる。別にパートナーに画面の社会のことを管理・監視・干渉される必要はないが、粗方話しておくこととそうでないことは随分夫婦の関係に違いが出る。

殺した女の子が武器を選んでいたり、日にちを選んでいたり、相手を死んだことを確認していたりなどの事実を並べればその子が異常なのは間違いないし、それがネットで何が起こっていようと彼女に対する弁護の言葉は私には到底浮かばない。ただ、ここまで「怒り」を感じている子は普段からも当然心の中で全てのことにずーっと怒っているはずで、その怒りのあてどころがその彼女を殺したくなる瞬間まで何にもなかったに違いないと私は思う。兄弟も多分いなかっただろうし、その怒りをあてつけるような趣味や習い事も持っていなかっただろう。結局怒りの矛先がネットで自分の気持ちを吐き出すという行為だけになってしまい、その彼女の持っていた怒りを小さい頃から構ってくれる人がいなかったのだろうと思う。

小さい頃から「怒り」を抑えている人はいろいろな反動が大きくなってやってくる。
リストカッターもその一部であると私は思うし、「いじめ」とかもそんな感情からやってくるし、逆に「怒り」が「欝・絶望」に変わって自殺にもなるし、それをまともに乗り越えられる人もいるし、結局精神不安定のままで成人になって何かを起こす人もいる。暴力的な映画を見てその「怒り」を抑えることが出来る人もいるし、激しい音楽を聴いてその「怒り」が消える人もいるし、とても静かでピースフルなものに触れて抑えることが出来る人もいるし、またとても愛してくれる人が側にいるだけで何もかもが変わったりする。カウンセラーに通っても随分変わるし、ただ自分をネットでも普通でも面と向かって理解してくれる人がいるだけで変わる。

それ(殺すこと・怒り)にしか気を集中できない状態 であるからだ。もっと歳を取れば人生経験もあるし「殺人は罪」と分かっているし、色々なことに気を紛らわすことだってできるだろう。でも彼女のような少女だった場合、「それにしか気を集中できない状態」に心理的に至っていた彼女の環境はやはり異常だったと思うし、もし原因を追究したいとか今後の予防策を考えなければいけないと思うのであればまず被害者が何をしたとかそんなことではなくて、幼い加害者が生きてきた異常な環境なのではないか、と私は思う。


続き も書きました。





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Last updated  June 9, 2004 08:07:17 AM
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