misty247

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2007.08.08
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 伊吹の山麓、 薬草の里文化センター の芝生広場で、朝9時過ぎから開会式が行われた。

かっとび伊吹_開会式
▲夢高原かっとび伊吹2007 開会式


 申し分のない八月の陽射しが青い空と緑の芝生を輝かせていた。開会式広場には万国旗が張られ、青い空を彩っていた。伊吹山山頂では満艦飾の花園が冠され、夏の緑を彩っているに違いない。万国旗とお花畑の二つの彩りの間は、標高差1150mの隔たりがある。林道と山道をあわせて距離にして10km。そこに無数の無色透明の汗を散らし、二つの彩りを結ぶことが、 「夢高原かっとび伊吹」 アタック部門走者の務めである。

 大会は2007年度の今回で21回目を数える。受付時にもらったパンフレットには参加者データが載っていた。それを見て『ふーん』と思ったのは年齢分布の表である。参加人数は今回1,211人で、山頂まで攻めるアタックはうち924人。その内わけ。
29歳以下男子  86
30歳台の男子 199
40歳台の男子 241
50歳以上男子 265
 なんと、かっとびコースに似て右肩上がりの一直線。女子は2部門で分けられているが、それも同様、35歳以下は46名に対し36歳以上は87名と倍近い。
 ランニング大会全般の平均的分布と比べてどうなのかは知らないが、50歳以上が29歳以下の3倍もいるというのは偏りではないかと思う。コースの過酷さに応じて若さのアドバンテージも増すと予想されるのに、当大会に寄せられた関心の度合いは、高齢者ほど高くなる傾向があるようだ。
 加えてもうひとつ驚きを明かすなら、50歳以上がそんなにいたのかとは思えない雰囲気に会場とコースは包まれていたことだ。トレーニングを積んだ証であろう、四肢綺麗に日焼けして白いシャツが似合う姿に、高齢者の影はない。

 スタート前。士気を鼓舞する陣太鼓が、伊吹の麓に轟いた。

 あぁ、太鼓と同じ心搏の響きを伊吹の何合目で再び聞くだろうか。
 「スタート!」
 9時40分、かっとびの令は下された。  <つづく>

かっとび伊吹_太鼓
▲スタート前の太鼓


※blogの日付は2007.8.8ですが、この大会は2007.8.26に開催されました





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Last updated  2007.08.28 02:22:03
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