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何故か昨日から特定の人によりカウンター数が伸びているけど、それはまあどうでもいい。以前リンクしていたPGloveさん(元気ですか?)のサイトで見た名前で、懐かしいなあなどとコメントした事のあるジム・ダイアモンドの「I Should Have Known Better」('84年 英1位)のプロモがあった。ttp://www.youtube.com/watch?v=ybMN9DD-OPIしかしヒットしていた当時から感じていたけど本当にさだまさしの曲みたいだな。よくこんな曲が1位になったものだ。私このプロモで初めてジム・ダイアモンドという人の姿を見たけど案外若いので少し意外。ヒット当時は英国に多いレゲエのアーティスト(ベースラインがレゲエ風)だとばっかり思っていた。しかしこの人、以前はアレクシス・コーナーのバンドにいたり、ジェフ・ベックのバンドにいたメンバーあたりとバンド組んでいた事もあったらしい。結構ベテランなのだ。その人脈つながりなのか、この曲の作者はダイアモンドとグラハム・ライル。元ギャラガー&ライルとかマッギネス・フリントとかマンフレッド・マン関係のソングライター。'80年代になってからのティナ・ターナー「What's Love Got To Do With It」が作者としては一番有名だろう。(ちなみにベニー・ギャガラーが共作者という説もある。どちらにしろこの2人の人脈から出てきた人であるのは間違いない)しかし日本でもうれてもよかったかもしれないね。サビの「あいや~いややややや~」は覚えやすいし「イギリスにさだまさし現る!」とかコピーつけて売り出して欲しかったものだ。
2006年09月05日
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今日たまたま昼間のテレビのニュースを見ていたら今米国でやたら報道合戦が過熱しているジョン・ベネ殺害事件の犯人と目されるジョン・カー容疑者の20年前の映像が公開されたというニュースがあった。そこで結婚式で歌う容疑者の姿とか映っていたのだけど報道では「シカゴの曲」(あの『素直になれなくて』のブラス・ロックバンド)といっていたので、何かなあと聴いていた。最初「If You Leave Me Now」('76年 米1位)かなあと思ったのだけど、どうも少し違う。テレビでは少ししか流れなかったけど、あの場面で流れた曲は間違いなくシカゴの曲ではない。あの容疑者が歌ったいたのはLeBLANC&Carというデュオの「Fallin'」('77年 米13位)という曲だ。もしかして私の聴き間違いかもしれないし、実は同じステージでシカゴの曲を歌ったのかもしれないので完全に間違いとはいえないのだけど、わざわざ「シカゴ」というバンド名まで出してテレビで流す映像ではないような気がする。大体こんな映像報道価値あるのか?とにかくかなり狂乱気味の報道合戦だという事はよくわかる。CNNの報道だとこのジョン・カーという人は高校時代に自主製作のカセットを作ったぐらい音楽好きで「Demon Karr」というステージネームをもっていたらしい。でもこの映像はやはり結婚式の関係者がテレビ局に持ち込んだんだろうな。で、この報道はどうやらフジテレビが行ったらしいのだけど今でも「シカゴ」という名前がちゃんと載っていたりする。ttp://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00095593.html本当に近頃の民放テレビ局は杜撰だねえ。
2006年08月23日
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パチンコは昔かなりやっていたけど近頃は程々にしていたりする。今のパチンコやスロットはやたら版権物が多い。つまり自分の会社で考えたキャラクターではなく、以前からあるマンガや芸能人を使った作品が殆んどだったりする。この波はついに洋楽の分野まで押し押せてきて、パチスロ大手のアルゼがクイーン(フレディ・マーキュリーの)をモチーフにしたスロット台を出していたりする。私の住んでいる周辺には導入されていないけど、大当たり中にクイーンの曲流れたりするらしいので一度は打って見たいものだ。パチンコではマイケル・ジャクソンをモチーフにした台が発売されている。この台実はかなり以前から噂になっていたのだけど、今年の4月ぐらいからホールに導入された筈だ。この台については近くに置いている店があったので何度か打っているのだけど、はっきいってくだらない。大当たり確立が悪い(366分の1だったかな?)のとあまりリーチにならず、なっても長いだけのくだらないものが多い。またマイケル自身は殆んど画面に登場しないという点も大きなマイナスだ。一応大当たりになればマイケルの曲が流れるらしいがこれが何とマイケルではなく別の人が歌ったものらしい。なんでやねん。実写のマイケルが登場する場面は殆んどなく、後はCGアニメでごまかしていたりする。リーチ予告で未発表写真が見れるという売りがあるのだけど、これが早すぎて本当に未発表なのか確認できない。なんじゃこりゃ?そのうえメーカーのHPにもこの台については全く情報がなく本当は売りたくないんじゃないのかといった感じ。一応限定6500台という発売だったらしいが実際どうだったのだろうか?とにかくめったに見かける事はない台みたいだ。実はマイケルが5月あたり日本に来日していたらしいけどそこでこんな記事を発見した。マイケル・ジャクソン、パチンコに大はしゃぎこの記事によればいかにもマイケルは自分のパチンコ台で遊んだ風に思うだろうけど、実はこのパチンコ店にはマイケルの台は置いていなかったらしい。大体閉店後にパチンコといっても今の台は大当たりするまでかなりの時間がかかる。なので視察程度だったのではないかと推測するけど、あの大きな店内で自分の台が無い事に対してマイケルはどんな気持ちだったのだろう?とにかくこういう形で注目されるのはなんとも悲しいなあ。
2006年08月02日
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さてメルマガでも書こうかとパソコンに電源入れてメールチェックしていたらGyaOのメールでついなんか新しい番組でもないかなと音楽のコーナーに行ってみたら、なんと「エド・サリヴァン・ショウ」が放送中ではないですか。今のところ5回分見れるみたいだけど、今後も50回分放送されるらしく期待している。どうやら内容はNHKで放送された分らしいけど無駄な司会がない分訳30分程度で見れるのであった。という訳で今も見ているのでまたメルマガ遅れるかも…しかし初めて生で動く姿を見るアーティストが多いのは嬉しい。
2006年01月22日
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私の田舎ではiPodの宣伝が流れないので、(何故かは不明)去年の11月までこのバンドの存在を本当に知らなかった。というか一応「Feel Good Inc」出たときに海外の音楽サイト見たらビデオ見れるよという告示が沢山あって、アーティスト見たら漫画なのでなんだこりゃと思ったまま忘れていたのだった。たまたま米ヤフーのMusic Videoをつけっぱなしにしていたら「Feel Good Inc」流れて、なんだこりゃというので別の曲のビデオだとか曲とか聴いてすっかりハマってしまったのだった。元々ブラーにもあまり興味なくて、せいぜい「Parklife」の時期までしか知らないのだけど、サイドプロジェクトでこんな事やっていたとはねえ。ブラーの音楽は米国では売れないとおもったけどこういう形なら米国どころか全世界で受けるだろう。しかし2枚目のアルバム「Demon Days」にはなにかしら個人的に懐かしい感触を抱かせる曲が多い。「Dare」のドラムの音なんて'80年代洋楽好きには懐かしい。そういえばレイドバックなんてグループもいたなあなどと思い出させてくれる。そのうえショーン・ライダーが叫んでいたりするわけで、なんとも今風ではない。その他このアルバムの曲のいくつかはいかにも'90年代のヒップホップに影響を受けたグループ(ステレオMC'Sとかボム・ザ・ベースとか)の音楽を思い起こさしてくれる。そういえばボム・ザ・ベースの「Winter In July」は名曲だったなあ。大体アイク・ターナーとかデニス・ホッパーとか自分の趣味以外のなにものでもない人達が参加しているけど。ネネ・チェリーなんてストーンズの「ギミー・シェルター」のメアリー・クレイトン風の使い方なのだから贅沢だ。しかしアイク・ターナーって何年現役なのだ?「ロケット88」の頃からと考えたら50年以上ギター弾いているという事だけど昔ティナ・ターナーが復活した時期に、アイクもという事でいろいろ話あったのだけど、クスリで捕まったりしてオジャンになったのですっかりスライ・ストーンみたいに廃人と化しているかと思えばこの間のライブにも参加していたみたいだから驚き。まあサウンド以前にトラックスーツ着て「アチョー」とかいっているメンバーがいるグループを私が嫌いになるわけは無いのだけど。オタクじゃあるまいしこのままではフィギアも買ってしまいそうだ。
2006年01月04日
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さて、何故か局地的な報道のされ方ばかりなのでまだ知らない人もいるかもしれないけど、米国のソニーBMGが発売したCDの中に、実はルートキットが仕組まれていた問題は、段々大きな問題へとなりつつあるみたいだ。詳しくはすでにまとめサイトや、各ネットメディア誌のサイトに載っているのでそこで見て欲しいけどすごくわかりやすくこの問題を言い表すならば「パソコンでCD聴くだけで、そのパソコンはウィルスに侵入される可能性が高くなる」という事。(本当はもう少し複雑)今のところこのルートキットが組み込まれたCDは52タイトルあるらしく、ソニーBMGのサイトで確認できるが、実はまだ他にもあるらしく、まだ全貌がつかめていないという状況みたいだ。某所の調査では、何故か日本のパソコンが一番ルートキットに感染した台数が多いらしいけど本当かな?確かに米盤の輸入盤が普通に手に入るから可能性はあるだろうけど21万人も洋楽ファンいるとは思えないのだが。でまあタイトル見てみると何故か殆どCBS、EPIC系のCDばかり。そのうえ売れ筋は殆どなく目に付くのが再発CDの多さ。個人的に腹立たしいのが再発専門のレガシーレーベルのCDも入っている。このレーベルなかなかいい仕事ぶりで、一時期はライノなんかと並んで評判は良かった所なのに残念。私はどうやら今のところ1枚も持っていないみたいだけどリスト見てみるとディオンとかシェル・シルバースタインとかロザンヌ・キャッシュは食指動かされる。シェルシルバースタインのベストなんて出ているとは知らなかった。とにかく、このリストにあるCD持っている人はパソコンにいれたら感染しますのでご注意を。で、何故こんなものCDに入れたのかといえば、著作権保護のため。私がすごく不思議なのは、こんなもの入れたら当然問題になる事わかっている癖に、何故わざわざ比較的地味な売上のCDを中心に入れたかという事。その後の対応もかなりおかしなもので、どうやらこれが問題になるという事を予想していなかったのではないかと思うけど、すでに集団訴訟の動きもあって、最終的にソニーBMGはかなりのパッシングになるのではないかと思われるけどどうなるかな?
2005年11月20日
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という訳でマイケルは本当に隠遁してしまうのだろうか?マイケル・ジャクソン:今後は中東で宮殿暮らし?しかし、バーレーンである。何処だそれはと思ってしまうが中東の中では一番といっていい親米国家。治安も安泰なのでマイケルも住みやすいだろう。しかし今回の騒動はさすがにマイケル堪えたんだろう。ついに本国見捨てるという所までいってしまった。場合によっては歌手活動の際のみ米に帰って活動するという事もあるのかもしれないけど、やはりこれは隠遁生活の第一歩と考えた方がいいだろう。このまま自分の持ってる資産の管理人になるという私の予想は惜しい事に当たっていたという事かな?しかしあのアラブ風の正装をしたマイケルというのも見てみたいなどと思ってしまったりして。そういえばマイケルが出ている映画というのがDVDで出たらしいけど、広告ではやたら出ていたけど、実際はほんの少しだけの出演らしい。しかしIMDbのこの映画の評価つけてる人が100人いないのが凄すぎる。(公開されなかったという事か?)しかしマイケルのこの映画本当に公開されるのかな?とりあえず米ではお蔵入りしそうだな。
2005年10月22日
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こんなニュースがあった。「レコード会社は強欲」とスティーブ・ジョブズ氏相変わらず強気なジョブズという記事なのだけど、この記事の中に「Interscope Record部門のジミー・イオビン会長」という名前が出てくる。なんか懐かしい名前を久しぶりに見たような気がするけど'70年代後期から'80年代に掛けてスティービー・ニックスやパティ・スミス、U2、シンプル・マインズあたりのプロデュースしていたあのジミー・アイオビンが、今はレコード会社のトップに収まっているという訳。アイオビンは'90年代になってInterscopeを立ち上げ、今は俳優になっているマーキー・マーク&ファンキーバンチやジェラルドで当たって、その後ハープ・アルバートのA&Mも傘下に収め、今やユニヴァーサルグループの最大のレコード会社になっている。私はユニバーサルといえばMCAがかっての最大のレーベルだと思っていたけど、今はインタースコープなんだね。しかしアイオビンといえばエンジニア上がりのプロデューサーで、ポップなアメリカン・ロックが得意な分野で、あまり自分の色を出さないタイプの職人タイプのプロデューサーという印象が強い。その人が自分の手かげたサウンドとはあまり関係のないタイプの音楽で成功していたとはなんとも面白い。どうりで近頃名前を聞かなかった訳だ。アイオビンで私がすぐに思い出すのがトム・ペティ&ハートブレイカーズだったりするけど、アイオビンがプロデュースを離れた'86年の「Let Me Up (I've Had Enough)」に収録されているJammin' Meの歌詞にこういう一説があったりする。Take back your iranian tortureAnd the apple in young Steve's eyeこれはやはりジョブズの事なんだろうね。でもこの曲はボブ・ディランが中心になって書いた歌詞なのでディランの思いつきだろうとはおもうけど。大体この曲の歌詞エディ・マーフィーだとかジョー・ビスコポ(ゾンビ・コップは面白かった)とか固有名詞出てくるけどとにかく投げやりな歌詞なので面白い。この時期ディランが音楽に対して自身を無くしていたのがこの前出た自伝にも書かれていたけど、この曲についての言及がなかったのは残念。まあこんな歌詞いくらでもディランなら書けるのだろうけど。とにかく懐かしい名前を目にして、そんな事を思い出した私なのであった。
2005年09月22日
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今米ヤフーからネットでWWL-TVというのを見ているのだけど本当にニューオリンズは凄い状況になっている。大体私は米で一番行きたい街がニューオリンズなのだ。その街が完全に崩壊しているのを見ることになるとは思わなかった。ショックである。音楽の街ならではのニュースもあり、ファッツ・ドミノが行方不明というニュースもあったが、ファッツに限らずこの街はとにかくミュージシャンが多く住んでいる。みんな無事だといいのだけど…(ファッツは救出されたらしい。また一時行方不明情報のあったアラン・トゥーサンも避難していたらしい。)
2005年09月02日
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昨日書くと言って今日書いているけど、それはともかく米国iTMSの「'80年代洋楽この1曲」で取上げた楽曲のダウンロード数はいくつあるかという調査は結局ダウンロード出来ない曲は14曲と判明しました。たまに私のメルマガは2曲同時に取上げたりするけど、例えばジョン・パーは「セント・エルモス・ファイヤー」はダウンロード出来るけど、「ノーティー・ノーティー」はないというようなのもあれば、トレイシー・チャップマンの「Baby Can I Hold You」のようにオペラ歌手のルキアーノ・パバロッテイとデュエットした楽曲のみダウンロード出来る(ちなみに素晴らしい出来だった)というパターンもあった。たださすがに現在CDでの入手が難しい楽曲はやはりない場合が普通。音楽配信の場合、カタログを例えばアマゾンのCD並みにそろえる事は難しいだろうからこれは仕方ない。でも米版iTMSでを見ていて一番驚いたのが、”アル・ヤンコヴィックのコーナーがちゃんとある”という事。いや~やっぱり有名人なんだね。しかしヤンコヴィックの方法も今となっては結構コスト高くつくようになったから大変だ。そのうえ大ヒットがなかなかないと現状ではネタ探しも大変だろう。とにかく思ったより時間かかった割りにはあまり面白くない実験だった。
2005年08月25日
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いままでメルマガ67号ある中で、どれだけiTunes Music Store日本版でダウンロード可能な楽曲があるか調べてみた結果。結局14曲という結果になってしまった。一応この14曲以外に1曲ライブバージョンのみダウンロード可能という曲があり、また1曲は個人的事情によりダウンロードしなかったまた1曲は新録バージョンだ。一番レアと思われる楽曲はマイケル・ジャクソンの「フェアウェルマイ・サマー・ラブ」かな?日本版のストアは比較的モータウンの楽曲が充実しているため、一時期は入手困難だったこの曲も簡単に入手できたりする。そういえば高橋健太郎氏が「本当に100万曲もあるのか?」という趣旨の文章をブログに書いていたけど、実際どうなのかね。洋楽に限っていえば、確かに決して多いという印象はない。だいたいいろんなアーティスト検索しても、よく”Terry Gross"という人のオーディオブックがヒットしてしまうのは何なんだ。グロスといえば日本ハムの最多勝投手ではないか。いいピッチャーだったのに全く人気がなかったのはいかにも日本ハムの外国人選手だったなあ。それはともかく、この結果を本国米国のiTunes Music Storeで調べてみようと思いついた。結果は明日書きます。(自分でバックナンバー保管していないので、結構検索作業大変だったりする。)
2005年08月23日
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iTMSを検索していると、たまに1円でダウンロード出来る曲を発見する。例えば"Power Of Love"なんて言葉を検索してみたら、上の方に結構1円楽曲があったりする。で、視聴してみたらヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの曲のカバーばかりだったのだけど、(お目当てはジェニファー・ラッシュの方)ある1円楽曲なんてなんかカラオケで歌っているのを録音してそのままiTMSにだしたという感じで味わい深かった。こういう1円楽曲は基本的にインディで活動しているアーティストの音源なのだろうけど、果たして1この1円はどのような配分でアーティストの元まで届けられるのだろうか?やはりiTMSも手数料必要だから1円の何割かは取るだろう。とすると著作権料はかからないだろうとしても半分程度か?ならばかなりの数のダウンロードが必要だ。しかし例えば"Power Of Love"カバーするのはいいとしても、著作権とかはどうなっているのだろう?ちゃんと払ってから公開しているのかな?個人的にはどうでもいいけど、もし払っているのなら1円では著作権料の回収だけでも大変なような気がしないでもない。さて私のメルマガで取上げた曲のiTMSでの購入できる楽曲率だけど実は恐ろしく低かったりする。やはりマイナー志向ゆえ仕方ないのかと思ったけど、結構まだ参入していない会社の音源を取上げているのだった。特にBMG系が思ったより多い。ここが参入すれば半分程度まで上昇するのだけど、多分そのうち参入するだろうから気長に待っていよう。関係ないけど今検索してみたらクリス・レアの楽曲が全くダウンロード出来ない。開設当時は確か2,3枚ダウンロードできた筈なのだけど誰か同じ経験した人はいるかな?
2005年08月14日
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大体「雨を見たかい」は私の十八番なのだが、それはともかく近頃この曲はすっかり反戦歌として扱われている。この曲を扱ったブログは検索してみたらかなりある。ただ殆どがこの曲の歌詞の意味についての記述であり、それも殆どが同じ事を書いている。曰く「『雨を見たかい』は、ベトナム反戦歌であり、この場合の雨とは、ナパーム騨の事である。」と。CCRというグループは基本的にジョン・フォガティのワンマンバンドだったのだけど、確かにジョンはこの時期は反戦の意思があった事は確かだ。Web上で今でも閲覧できる映像で、こういうものがあるけど、ここでも反戦争、反共和党と自身で述べている。フォガティの音楽はルーツ・ミュージックに多大な影響を受けた音楽だが、政治的には当時の西海岸のサイケやピッピーのバンド達と同じ認識をもっていた訳だ。だから『雨をみたかい』は反戦歌であるという解釈も実際成り立つのだろうけど、問題はこの曲が反戦歌で、放送禁止にもなったというのは、一体何処の誰が言い出したのかというのがよくわからないのだ。(いくつかジョンのインタビューを読んだ事あるけど、この曲についての言及は記憶がない)この曲について取上げた一番有名な文献は、森達也氏の「放送禁止歌」(光文社 知恵の森文庫)だろう。一応この本持っているので、「雨を見たかい」の記述部分を参照してみた。すると、森さんもこう書いているのだった。「その雨は実はナパーム騨のメタフィーで、ベトナム戦争への抗議の歌であり、アメリカでは放送禁止らしいという噂を最近聞いた。」(放送禁止歌 126P 文庫版)あれ?噂ってことは…情報の根源がこの本でも提示されていないので、これは弱ったとたまに私もメルマガで使用する便利なサイトに行ってそういう情報はないかと探してみた。するとこう書いてあった。「この曲はジョンの兄トムについて書いた曲だ(大意)」ん?これはどういう事?歴史的事実として実際この曲が収録されたアルバム「ペンチュラム」以降はジョンの兄のトムはバンドを脱退している。以前から兄弟の仲はギクシャクしていたが、この時期にそれが頂点に達していたのは間違いないだろう。またジョンのワンマンバンドとして見られるためにジョンと他のメンバーの仲も微妙だった時期だ。このサイトにはベトナムについて書かれたという記述をしている人もいて、実際の真偽はわからない。(このサイトはウィキペキア風の参加型のサイトなので様々な意見が出てくるのだ。)ただ、この曲がベトナムについての歌なら、最初の歌詞をわざわざ付ける必要はないんじゃないのかなというのが個人的な意見。バンドの将来に対する暗雲を表したとしたら比較的意味は通ずるのだけど…なおこのサイトでの「Who'll Stop The Rain?」はこの通り。どちらかといえばこの曲が反戦歌としては有名で、ジョン自身もそう表明している。ここから同じ雨が使われているために「雨を見たかい」も反戦歌として解釈する事も可能だろうとは思う。(同一の語句が使用されており、サビの部分の意味のわからない部分を除けば意味合いは「Who'll Stop The Rain?」に似通うが、『雨』がナパーム騨なら意味合いは異なる)しかし「ナパーム騨うんぬん」という話は一体何処から出てきたのだろう?これについては殆どそういう記述が発見できなかったのでわからない。はっきりいって私では手に負えないので、ここは是非ジョン・フォガティさんにコンサートで来日していただき、誰かにインタビューしていただきたいものだと思う。しかし新作は地味な売上だったから厳しいかな?
2005年07月28日
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「ヒトラー~最後の12日」という映画が公開されているらしい。比較的ヒトラー関係に緩やかな日本らしく、予想以上にメディアにも登場している。これが本国ドイツならいろいろ大変なのだけどとにかく個人的にも楽しみにしていた映画なので無事公開は喜ばしい事だ。まだ本編を見ていないので映画に関しては書けないけど、映画とあまり関係ない所でふと思い出した事があった。この映画のポスターを見て、ある曲のプロモを思い出したのだった。それはTorch Songという名前バンドの「Don't Look Now」という曲のプロモだ。この曲典型的なテクノ、ニューウェーブ系の曲で、これがこのバンドの実質的デビュー曲。大きなヒットにはならなかったものの、一部ではかなり話題を呼んだ曲。'83年の発売だけど、'84年夏頃に私はMTVでこの曲のプロモを見た。曲のトリッキーな所も引かれたけど、映像も今見ると稚拙だけど独特の印象を与えるいい出来のビデオだった。日本盤発売は当時見送られたのだけど、後にリミックスされたバージョンが収録されたアルバムが日本盤で発売されて、レンタルして聴いたのを思い出す。しかしオリジナルバージョンの方が出来はよかった。で、この曲のプロモは基本的にこのバンドのメンバーが出てきて(特にボーカルの女性)映像的処理をした様々なイメージの映像をが出てくるというものなのだけど、これに何故かヒトラー似のオヤジの映像が出てくるのであった。静止画に近いものだけど、この映像と映画のポスターのヒトラーの写真の角度が殆ど同じ。なので思い出した訳。さてこのTorch Song というバンド。首謀者の名前はウィリアムオービットという人。今でも健在のプロデューサー&ミキサーなのだけど公式サイトが存在する。実はそこでこの曲のプロモが閲覧できるようになっている。(こんなに物持ちのいいアーティストも珍しい)これを発見して喜んで見たのだけど、実はヒトラーおじさん出てこないんだよ。それ以前にかなり映像編集していて、このバンドのメンバーは3人なのだけど、3人目のメンバーの映像も多分故意にカットされていたりする。エディトされているバージョンなのでカットされたのだろうけど久しぶりにこの曲聴いてみるとやはり'83年の曲とは思えない程斬新な曲だ。その後のオービットが12インチのミックスで売れっ子になるのも当然と言える。(これを聴いてスチィングはリミックス依頼したのだろうな)
2005年07月20日
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ジョン・パーの事今月のメルマガに取上げたら、今度は本当に記憶喪失のアーティスト?が出てきたので驚いている。しかし今回はピアニストである。とはいえ関係者によればそんなに大した事ない腕らしいけど、それでもやはり出所不明の怪しさがそうさせるのかかなりこの人物の報道を見ていると加熱した報道振りだ。写真みると映画「スパイダー」(デヴィッド・クローネンバーグ監督)でレイフ・フェインズが演じた主人公に似ているような感じがしないでもない。あの映画は英国が舞台で、統合失調症患者を扱った映画だけど、何故かイメージが被る。(本当は全然似ていないのだけど不思議だ)また映画「シャイン」に話が似ているというのもあるらしいけど私この映画はまだ未見。ヴァル・キルマー出ているので何度か見ようかなと思ったのだけど何故かスルーしていた。いい機会だから見てみよう。しかし欧州からのこういうニュースはなんとなく近年にないミステリアスな雰囲気のあるニュースで面白い。コリンウィルソンの本で知ったけど、19世紀には「カスパールハウザー」という今回のような記憶喪失の人が出てきて話題をさらったらしいし、こういう話は数年おきに出てくるものかもしれない。しかしジョン・パーみたいにアーティストデビューしてヒット曲でも出せば面白いけど、すぐ飽きられるだろうな。
2005年05月22日
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近くの古本屋で、クリスチャンズの'90年のCD「Colours」をたった300円で売っていたので不憫に思い買ってきた。実は2年前ぐらいからこのCDはこの店に置いていて、そのうち誰か買うだろうと思っていたのだけど、結局私が買う羽目になってしまった。クリスチャンズは'87年のデビュー作が英国で大ヒットしてシングル5曲もヒットした。日本でもよく当時のMTV番組でオンエアされていたけど、どの程度今でも聴かれているのか皆目見当つかない。なのでファンには周知の事も少し交えて書いてみよう。1作目はシングルでヒットした曲はどれも好きだけど、特に「Ideal World」という曲は大好きだ。この曲理想主義的だけど歌詞が本当に素晴らしい。クリスチャン2兄弟(本当は3兄弟だったけど、このアルバム後1人脱退した。)のハーモニーが売りだったけど、楽曲は少しひねった一筋縄でいかない曲が多い。サウンド面はヘンリープリーストマンという白人(クリスチャン兄弟はブラック系)が担当しているけど、この人イッツ・インマテリアルというグループのメンバーだった人だけど、このグループがいかにもひねくれた楽曲が多かった。私はLPでこのグループの1枚目持っているけど、隠れた名盤だ。で、「Colours」聴いてみたけど、凄く良い。ここ数日は聴く事になりそうなCDだ。特に後半の「Word」から「In My Our Need」までの流れが素晴らしい。どれも地味な曲だけど心に染み入る。このアルバムは大きなヒット曲が出なかったため売り上げは大幅に後退して、これ以降クリスチャンズは地味な活動になってしまうの。いい曲多いのだけど、どれも少し憂いあるといった風なのだ。イッツ・インマテリアルもそういう楽曲が多かったので、この作品の方がイッツ・インマテリアルが好きな人には気に入るだろうと思う。しかし大ヒット作の次作としては驚くほど地味。参加ミュージシャンは結構豪華なのだけど。プリデューサーがローリー・レイサムな為か、ベースにピノ・パラディーノが参加していて、特に「Word」でのプレイはいい。また「In My Our Need」に参加している女性ボーカルは後ソロ活動でヒット曲も出したジュリエットロバーツだ。クリスチャンズはその後も地味ながら活動していて、今まで4作品アルバムがあって、去年はメインボーカルのゲリークリスチャンはソロ作品を出している。地元リバプールではまだ人気はあるみたいだけど、まだまだ頑張って欲しい人達だ。なお明日発行予定のメルマガには全然違う人の事書いているのでそのつもりで。
2005年05月15日
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こんなニュースがあった。ロックギタリスト、NASA有人探査の諮問委員にこのニュース。私が驚いたのは以下の点。1、ジェフ・バクスターは今でも”スカンク”の愛称を使っている。2、実はギタリストは引退していた。3、軍オタの共和党員だった。4、こんな記事を配信する洋楽オタの記者が読売にいた。これぐらいかな。しかしバクスターのギターといえばまず私が真っ先に思い起こすのはスティーリー・ダンの「Reeling In The Years」であり、ドナ・サマーの「Hot Stuff」という事になるのだけど、近頃名前を聞かないなあと思っていたら、転職していたとは知らなかった。でもこの仕事思いっきり自分の趣味だよねえ。印税生活の傍らという感じなのかもしれないけど、こういう所に呼ばれるぐらいだから多分かなり本格的なのだろうと思ったら、こんな記事があった。どうも米軍に実際に提言できる立場にあるぐらい凄いらしい。知らんかった。しかし共和党員のロックスターなんてあまり思いつかない。テッド・ニュージェントぐらいかな?他にもいるのだろうけど、政治の話では他のミュージシャンとは結構話が合わなかっただろうな。しかしよく読売の記者は見つけたな。何せ全然米国の報道機関では報道されていないような話だからね。”スカンク”の愛称がなければ誰も気が付かなかっただろうな。
2005年04月29日
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ネットラジオを聴いていたら、「Every Little Bit Hurts」が流れてきた。モータウン・クラシックスの1曲で、オリジナルはブレンダ・ホロウェイが'64年にヒットさせ、その後も何度かカバーされている名曲だ。特に素晴らしいカバーなのがスペンサー・デイビス・グループがカバーしたバージョン。スティーブ・ウィンウッドはこの時点でまだ17歳だけど、全く年齢を感じさせない素晴らしい歌唱を聞かせてくれる。このバージョンはオリジナルを遥かに凌駕している。またスモール・フェイセスのヴァージョンもスティーブマリオットの渾身の熱唱が聴けるので見逃せない。で、ネットラジオから聴こえてきたバージョンは聴いた事ないバージョンだった。アレンジはスペンサー・デイビス・グループを参考にしていると思えたけど、音は新しい。「さて誰だ?」と思って調べてみれば。なんとクラッシュだった。クラッシュはいくつかカバー曲発表しているけど、こういったスローな曲をカバーしていたとは知らなかった。さすがに当時は未発表に終わったけど、'91年に発売された「Clash OnBlordway」で日の目を見た曲。ちなみにこの曲同時期のアーティストならジャムもカバーしている。これはシンプルなアレンジだけど、少し後期スタイル・カウンセルを思い起こすバージョン。この曲モータウン・クラシックスと書いたけど、およそモータウンらしくない曲で、作者が全くモータウンとは関係ない人。歌ったブレンダ・ホロウェイもデトロイト出身ではない人。録音もデトロイトではなくLAで、モータウンの外部録音の曲では初めての大きなヒット曲となったという話もある。ホロウェイは後にブラッド・スェット&ティアーズがヒットさせた「You've Made Me So Very Happy」のオリジネイターとしても有名で、明らかに才能のある歌手だったけど、モータウンの特定のアーティストを引き立てる戦略から外れたためか今でもあまり省みられる事がないのは少し可哀想。そんな訳であまりモータウンの曲という感じは個人的にはしないし、両スティーブの熱唱のおかげでどちらかといえばモッズ・クラシックスという側面が強い。この曲聴いていると何故か「若いっていいねえ」などと全然関係ない事を考えてしまう。不思議だ。この話多分続く。
2005年04月24日
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4月はよく考えたら年度替わり。個人的にも職場が変更になって新しい所は以前と比べると居心地よくてなかなかよろしいのだけど、それとは別に惜しい話もある。とにかく残念なのは萩原健太氏がNHK-FMで放送していたオールディーズ番組が終了になった事。昼間なのでライブで聴けなかったけど、大体留守録して聴いていた。しかし最終回は留守録忘れていたので聴けなかったのは残念。今後日本の放送媒体では何十年もオンエアされないであろうと思われるような曲ばかり流していた貴重な番組だった。この番組のおかげで私はオールディーズ好きになったようなものなのだけど、これで最後の砦は山下達郎の番組だけという事かなあ。まさかとは思うけど、去年の輸入権がらみの問題であまり音楽業界にとってあまり好ましくない人になってしまったのが降板に影響しているのかな?まあ違うでしょうけど。後任がつのだひろというのもなかなか微妙だ。私は初台のパチンコ屋で本物を見た事ある。健太氏のHPで、再発専門のレコード会社が権利がないため欧州圏での通販を止めたという話を書いてあったけど。この4月から私もしょっちゅう使っている米ヤフーのMusicのVideo視聴について、ついに北米のみの視聴可という曲が出てくるようになった。以前は視聴できた 3 Doors Downの「Kryptonite」という曲を視聴しようとすると、「このビデオはあんたの住んでる所じゃ見れないから、日本のヤフーとかで探してみろ」(意訳しまくり)というメッセージが出るようになってしまったのだ。今のところこの曲しか発見していないけど、それ以外にも多分出てきているだろう。しかし本来は日本に住んでいてネットラジオを視聴するのも某著作権管理団体(複数だよ)にとっては「違法」という認識なのだからこれがそのうちネットラジオとかにも波及するかもしれない。弱ったものだ。しかしiTunes Music Store日本上陸はどうなったのだろうか?こうなったら裏技をつかって(裏技という程でもないけど)利用しようかな?
2005年04月11日
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少し前にSpinnersの曲について書いたけど、Spinnersがヒット作を連発するよになったのはアトランティック移籍後、トム・ベルのプロデュースのうえ、ボーカリストをフィリップ・ウィンに変えて以降になる。その第一弾のシングルが「I'll Be Around」なのだけど、バラードが得意だったトム・ベルの曲にしてはアップテンポな曲。でもメロディとボーカルはスイートな素晴らしい曲だ。フィリップ・ウィンの声がとにかく大好きな私なので、この曲の彼のボーカルの上手さに痺れるのだけど、イントロのギターの音色、間奏のストリングスとツボを抑えたアレンジも聴き所だ。しかし全然コーラスグループのための曲じゃないこの曲にSpinnersのメンバーの心境はどうだったのだろうか?しかし有名曲なのだけど、思ったよりカバーされていない曲で、去年発売されたダリル・ホール&ジョン・オーツのカバー曲中心の「アワ・カインド・オブ・ソウル」の中でカバーされているのが目立つぐらいで、後はSpinnersのメンバーも参加したRappin' 4 Tayの作品などいくつかあるけどどれも大したものでではない。ホール&オーツのバージョンは、ダリル・ホールが歌っていて、彼には珍しく抑え美味のボーカルだけど、私はジョン・オーツに歌って欲しかった。しかし今の彼らの写真みたら、ダリルは髭生やしていて、オーツは髭剃っているんだね。なんかおかしい。(なお彼らの『I'll Be Around』はWINAMP公式サイトなどで視聴できる。)元のアレンジが完璧すぎてカバーするのが難しい曲なのかもしれないけど、中にはこの曲を堂々とデビュー・シングルとして発売したグループもいて、彼らの曲のおかげで私はこの曲を知る事が出来たのだけど、それがWhat Is This というグループだった。レッド・ホット・チリ・ペッパーの元メンバーが2人在籍していたという事でのみ今は語られるグループだけど、トッド・ラングレンがプロデュースしたデビュー盤にこの曲が入ってるのは多分トッドがシングル向きだと判断して入れたのだろうと思っている。彼らのバージョンもオリジナルに忠実なカバーで、バンドなのでストリングスは入っていないけど、まるでバンドの練習用といった感じの出来。とはいえちゃんとチャートイン('85年 米62位)したのはこの曲がこの時代に忘れかけられていたからだろう。このバンドアルバム2枚で解散しているけど、2枚目のアルバムは私も見たことも聴いた事もない。一枚目も日本未発売で、トッドのプロデュースという事もあってか渋谷陽一も自分のラジオでオンエアしていたけど、『I'll Be Around』以外はレッチリよりもアバンギャルドな出来の曲が多く、'80年代のオルタナ勢の一角として忘れ難いバンドだ。でも現在では全く廃盤状態なのが惜しい。何処か再発してくれないかな?
2005年04月02日
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ヤフーのニュース見ていたらこんな記事があった。シニード・オコナー、ピーガブやU2らとのコラボ曲集リリース!いや~まさか20年近くなって日本盤として「Heroine」が出るとはねえ。この曲U2のジ・エッジが手かげたサントラ盤の中の曲で、シニードはこの曲のみに参加していた。たまたま何かのラジオで聴いて気に入ったのだけど「そのうち日本盤も出るだろう」と思っていて暢気に構えていたらすぐに入手困難になってしまったという曲だった。今ではサントラ盤や米盤のシニードのベスト盤で容易に入手できるけど日本で発売されるまでにこんなに時間かかるとは思わなかった。このコラボ集はジョー・ウォーブルの作品に参加した「Visions Of You」も収録されている。この曲はちゃんとCDシングル買ったはずなんだけど何故か今は見当たらない。売ってしまったのかな?この人の声はたま~に聴きたくなるんだよな。あまりファンではないけど何曲が聴きまくる曲があるという私にとっては不思議な位置付けのアーティストだったりする。以前程脚光浴びなくなったけど、精神的に極端に脆い人なのでこういう状況の方がいい作品を作れるのではないかと思うけどどうかな?
2005年03月27日
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ボビー・ウーマックといえばスライ&ファミリー・ストーンの名盤「There's A Riot Goin' On」に深く関わっていた事でも有名だけど、'80年代のボビーのアルバムにスライをゲストで呼んだ事がある。'87年に発売された「Last Soul Man」というアルバムに収録されている「When The Weekend Comes」という曲で、ゲストボーカルでスライが参加している。この曲ボビーの前作にあたる「Womagic」にも収録されている。どうもボビーは「Womagic」でのチップス・モーマンのプロデュースが気に入らなかったみたいで、「Last Soul Man」で4曲も「Womagic」収録の曲を再録している。「When The Weekend Comes」もその再録曲の1つだ。私このボビーの2作持っているので、聞き比べができるのだけど、再録版はどれもシンセ中心のアレンジで、出来は良くない。オリジナルバージョンはアレンジも地味で、ボビーの歌声ももう一息なのだけどそういう欠点があれどまだオリジナルバージョンの方が無理がない。どうもこの人時流に合わせようと無理してしまう癖があるけど、そういう面も憎めない所がある。でも「When The Weekend Comes」だけは出来が良くなっている。この曲ボビー得意のロック寄りの楽曲で、アコギがなかなかかっこいいのだけどスライもなかなか頑張って歌っている。この時期スライはカムバック作を録音予定だった。'80年代中期にスライ&ファミリー・ストーンの作品がCD化された時に再評価の機運が高まってそれではと米A&Mレコードがスライと契約し、カムバック作を発表すると発表。手始めとしてスライの影響の強いジェシー・ジョンソンの「Crazay」('86年 米53位)にゲストで参加して、その後シングルで「Eek-a-Bo-Static」という曲を発表。この曲は映画「ソウル・マン」のサウンドトラックにも収録された。ところがカムバック話はここで終了となる。スライ側に色々問題(クスリでの逮捕など)あったのが原因みたいだけど、どうしてアルバム録音にまで行かなかったのか私も未だに詳しくは知らない。ただ「Eek-a-Bo-Static」という曲。はっきりいって出来は最悪。シンセなどのテクノロジーを使っていて、これも彼の友人であるジョージ・クリントンの作風を彷彿とさせるが、とてもカムバック作として世に出せるような曲ではないと思う。ボビーもヤク中でかなりヤバい状態になったらしいけど、この人はクルセイダーズにボーカルで参加したのが復活のきっかけだったらしいスライもこういうきっかけがあれば今でも活動していたかもしれないけど、チャンスはあったのにそれを生かせなかったのだから仕方ない。とはいえカムバック話をリアルタイムで聞いた時はかなり期待したんだけどね。
2005年03月19日
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久しぶりに古本屋に行ってみたら、中古CDでBobby Womack「Resurrection」('94)の日本盤を置いていた。このCDすでに日米双方とも廃盤なので迷わず購入。発売当時は豪華ゲスト(ストーンズの面々やロッド・スチュワートスティービー・ワンダー、ロナルド・アイズレーなど)が参加しているというのが売りで、出来は良いという評判だったけど、あまり音楽に興味がない時期だったせいで買い逃していた作品。あまり期待しないで聴いてみたけど、実は凄くよく出来た作品。ボビーの'80年代の作品は大体持っているけど、出来不出来が激しくて、特に'80年代後期の作品は中途半端なプロダクションで作られた聴くに値しないものもあるのだけど、さすがに「復活」なんてタイトルつけるだけあっていい曲が多い。相変わらず訳のわからんカバー曲があったり、(ジョン・フォガティの『センターフィールド』)無理に時流にあわせた曲もあったりするけど'80年代のMCA移籍後の初作品「So Many Rivers」のような元気なボビーが聴ける。しかしこのCD米ではインディでの発売だった事もあるだろうけど、全く売れなかった。その後ボビーは2枚新録アルバムを発表しているけど2枚とも企画物(ゴスペル中心の作品とクリスマスアルバム)で、こういったコンテンポラリーな作品は今に至るも録音していない。レコード会社との契約がないという事もあるだろうが、再復活の可能性はあるのだろうか?近年のゲストボーカルで参加した作品(Rae & Christianやロス・ロボス)のボーカルはさすがに衰えが感じられるし、少し厳しいかもしれないけど、アル・グリーンやソロモン・バーグだってまだ活動しているのだから「ラスト・ソウルマン」のボビーが再び脚光を浴びてもおかしくないのだが…で、この「Resurrection」が米国で発売された時、ボビーのプロモーション・フィルムなんて物があって、これが今でも米ヤフーミュージックで見れたりするけど、なかなか面白い。何故かあまり交流があるとは思えないジェームス・ブラウンが出ていて一緒にジャムっていたり、(ブラウンとはヴァレンチノズ時代に交流があったかもしれない)ギター弾きまくっていたり(『ブリージン』も弾いている)サム・クックの事語ったりしている。興味ある人はここで見ておくれ。(約10分程の映像、多分米ヤフーの会員登録必要だけど、非会員でも見れるかもしれない)明日もボビー関連の話を書く予定。
2005年03月18日
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普段'80年代やら'70年代の洋楽の事ばかり書いている私だけど何故かPortishead みたいな退廃的な音も好きだったりする。私の'90年代英国の洋楽体験は、8割ぐらいが当時フジの深夜に放送されていた「Beat UK」という番組からだったけど、このバンドの音を始めて聴いたのもこの番組だった。でも最初最初聞いた時は「なんかすごく暗い曲だなあ」と思ったぐらいだった。しかし不思議と心の片隅にこの曲の事は残っていた。それからその曲が何かのCMに使われていたので「おおあの曲やん」とは思ったもののその時はそれまで。何故か2,3年前に突然その曲が聴きたくなって、いろいろ調べたけどよく分からなくて、某巨大掲示板を使って初めてバンド名と曲名が分かったのだった。それがPortishead の「Glory Box」という曲だった。ヘンリー・ギビンズのボーカルがかなり大きな魅力の1つだけどサウンド自体かなり手が込んでいて、かなりスタジオ作業に時間がかかる。こういうタイプの音楽は本来なら最初は目新しいけど時間がかかれば色あせるかと思っていたけど、結局気分に左右されるサウンドで、全くこういう音を忘れている時もあるのだけど一度欲しくなるとこの手のサウンドばかり追い求めるという結構中毒性がある音楽だったりする。それからアルバム2枚とライブ盤1枚を買って、密かに愛聴していたりするけど、ライブ盤出してからのバンドとしての活動は停止して個々のソロ活動は行っていたらしいけど、長い間活動していないしこのまま解散だとと思っていた。ところがどうやら久しぶりにPortisheadとして活動再開したらしく津波のチャリティイベントに出演したり、新作をレコーディング中らしい。嬉しい事だ。しかしもう前作から8年も経つのか。何故か昨日の事のように思えるな。
2005年03月17日
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トレイシー・ウルマンの事書いたら、「They Don't Know」の作者のカースティー・マッコールの事も書きたくなった。「They Don't Know」が米国でヒットしていた時期に、作者のカースティの曲が英国のヒットチャートに登場していた。それが「A New England」という曲。この曲はビリー・ブラッグの曲。とはいえ当時はブラッグの作品なんて全く日本では出ておらず、ギターの弾き語りのアーティストだという情報が入っていた程度、ブラッグはこの曲をシングルで発売したため長い間アルバム未収録だったそのため私はブラッグのオリジナルについてはかなり後になって聴いたのだった。しかしこの曲誰がアレンジしたか知らないけど、素晴らしく元気の出る曲に仕上がっている。決して歌詞はそんなに明るくないのだけど、ギター中心の疾走感のある曲に仕上げたのはとにかく大成功。私は特にベースラインが好きでかなりこの曲の練習をした記憶がある。この曲英国でもかなりヒットしたのだけど、スティフの経営が思わしくない状態になってしまったためか、アルバムは結局すぐ発売されず、カースティは'89年の「Kite」までアルバムを出す事はなく、この期間はバックボーカリスト中心の活動にとどまってしまう。これはちょっと惜しいブランクだった。で、この曲だけど、実は彼女の公式サイトで視聴できたりするので、是非一度聴いて欲しいものだ。(なお12インチミックスのバージョン。でもこれが出来が凄くいい。)しかし亡くなってもう4年以上経つのだけど、こういう痒いところに手が届くようなサイトを作ってもらえるとはうらやましい。日本ではさすがに近頃は彼女も忘れられつつあるけど、少しでも興味のある人はこのサイトを巡ってみたらいいと思う。それにしてもビリー・ブラックとカースティは思想的に似通った人だというのは以外だった。彼女が'90年代になってワールドミュージックに接近したのもその思想的背景が大きかったみたいだ。しかし彼女のトリビュート・コンサートにちゃんとトレイシー・ウルマンが出ていて「They Don't Know」とか歌っているのには嬉しかった。このコンサート是非ライブ盤にして出してくれないかな。さすがに無理かな。(BBCでは放送されたらしいが…)
2005年03月14日
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以前少し書いたオールディーズ専門ネットラジオについてHPとか見つかったので紹介してみよう。GoldRadioというラジオ局だけどここはとにかく選曲がシブすぎるのである程度ディープなオールディーズ・ファンにはお勧め。ここにプレイリストがあるけど、なかなかの選曲だと思う。このラジオ局の特色はヒット曲に限らず、アルバムに入っていた曲だとか有名曲のカバー曲をやたら流すこと。多くは未CD化の作品なので、これはやはり個人所蔵のアルバムからオンエアしているのだろう。こんな事好きじゃないとできないね。DJが何人がいるけど、結構みんな趣向が違うのが面白い。大体写真とかHPに載せているけど、明らかにそこらへんの音楽好きが運営しているのがわかって好感持てる。聴くにはWINAMPが必要だけど、SHOUTcastのサイトでも多分聴けると思う。一応MACユーザーでも聴けるらしいけど、私はウィンドウズなのでやり方は知らないので自分で探しておくれ。
2005年03月12日
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近頃不思議なのは、大して価値のないこのブログだかHPのアクセス数が以前よりかなり増えていることだ。以前は更新がないと1日10アクセス程度だったのが今は平均50アクセス。こうなったのは先月からなのだけど今回のアクセスアップの原因はどう考えても分からない。以前かなり増えた時期があって、これはページランクがかなり上昇したためだったのだけど、リンクも減ってランクも落ち、メルマガの過去ログも検索の上位にくる事も無くなった。別にアクセスアップしたいと思っていないので、そのままにしていたのだけど、今回の変化は何なのだろう?少し前にロボット検索が巡った事があって、それが原因の1つなのだろうけど、みんな一体どのページを見に来ているのだろうか?「馬之助、馬に乗る」を見に着てくれたら凄く嬉しいけど、多分メルマガの過去ログだろう。中には間違った記述あるかもしれないので、気が付いたら指摘でもして下さいよ。前振りが長くなってしまったので今回は簡潔に。相変わらずネットラジオを良く聴いているけど近頃は'60年代~'70年代の洋楽ラジオに凝っている。そのうち紹介したいけど、ヒット曲中心のラジオよりアルバムからの地味な曲とか平気でオンエアする素晴らしいラジオ局を発見して今はここばかり聴いていたりする。そんなラジオから流れてきたのがSpinnersの”They Just Can't Stop It" the (Games People Play) ('75年 米5位)スピナーズの黄金期のボーカリストだったフィリップウィンの声はアル・ジャロウに似ている事を発見した。しかしこのゆったり感。中々出せるものではない。
2005年03月05日
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昔日本版MTVを録画しているビデオを見ていたら、ロバートパーマーのビデオのCMが流れていた。聴いた事ない曲なので、どのアルバムに入っているか調べてみたのだけど、どうやら収録アルバムはない模様。さてこの曲はいかなる経緯で発売されたのだろうかと不思議に思ったけど、さすがAMGにはこの曲のデータがあった。「All Around The World」という曲で、映画「エクスプローラーズ」のサウンドトラックに収録されていた曲だった。この映画の監督はジョー・ダンテ。素晴らしくマニアックな監督で、自分の好きな趣味だとかマイナーな知識をどんどん映画に取り込みすぎて近頃仕事が少なくなってしまった人だけど、この「エクスプローラーズ」という映画確かリトル・リチャード好きな宇宙人が出てくる。こんな宇宙人考え出す人はこの人ぐらいだろう。しかしこの映画のサントラ、基本的にはジェリー・ゴールドスミスのスコアが中心なのだけど、パーマー以外に参加しているアーティストがレッド7とナイトレンジャーという訳のわからん布陣。レッド7というグループは'80年代に主に活動していたグループで、ジェネシスのマイク・ラザフォードのプロデュースしたアルバムなんてのもある少しプログレ寄りのロックグループだった。惜しくも大きな成功は収めなかったけど、プログレ寄りのポップなグループなんてのも当時はいくつか存在したのだった。「All Around The World」という曲。完全にオールドタイムなロックンロールで、なかなかかっこいい曲。パーマーは晩年このスタイルを少し見せてくれたけどよく考えたらパワー・ステーションと「リップタイド」の間に録音されているのに全然話題を集めなかったのは少し意外。この曲に限らずパーマーには映画のサントラに収録されているため今ではすっかり忘れ去られた曲がいくつかある。ロビー・ロバートソンがプロデュースした「ハスラー2」のサントラとかアイランドレコードが映画に投資した最初の作品「スイート・ライズ」だとか、「トゥルー・ロマンス」とか「プリティ・ウーマン」とかのサントラに収録されている曲は今後も日の目を見ることはないんだろう。ビデオだけど、少し見た感じではギター持ってパーマーが歌っていたり、UFO見て驚いていたりなかなか面白そうな内容。もしかしてこの映像の監督もジョー・ダンテなのかな?とにかく再見する事はかなり難しそうだけど。
2005年02月27日
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2日前KD・Langの事書いたけど、NHKで放送されていた「ダーマ&グレッグ」というシットコムにたまたまゲスト出演している彼女の姿を拝見した事があったけど完全に普通のオバハンだった。(登場時間約5秒)かくのごとくミュージシャン勢の出演が結構あったコメディで、私もよく見ていたけど、とりあえず私がこの番組で見たミュージシャン勢について書く。1、ボブ・ディラン本当に出ていてとにかく驚いたという記憶しかないのでどんな話だかわすれたけど、ちゃんと演技していた。2、ライル・ラヴェットミュージシャンよりもアルトマン映画常連の変な俳優として知名度があるかもしれないけど、ドラマの中ではミュージシャンとして扱われていた。ラヴェットの出た話にkD・ラングも出てくる。3、パット・ベネター(とその夫)仲良く夫のニール・ジェラルドと出て、劇中に「Love IsThe Battlefieid」を弾き語りで歌う。これがなかなかよかった。そんな所だけど、実際はもっといろんなミュージシャン出ていたんだろう。何せ深夜なので見逃した話は多いしこれは仕方ない。このコメディで私が一番好きだったのはダーマの親父役のアラン・レイキンスのバカ振り。「LAロー」での生真面目な弁護士役が私は印象深かったので、このコメディでのバカぶりはかなりギャップがあった。とはいえあんな人身近にいるような…なおこのコメディ今では衛星チャンネルで放送されているらしい。だからNHKでは再放送されなくなったのか。少し残念。
2005年02月20日
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しかしカゼひいてノドがボロボロなのにタバコはやめられないんだよね。吸えば咳き込む事が分かっているのに吸ってしまう。そしてセキが止まらなくなって激しい自己嫌悪に陥るという構図。全く弱ったもので、タバコやめるのにはカゼひくのが一番いいんだけどね。まだまだ修行が足らんという事だ。(何の修行だ?)そんな悪循環に陥ってすっかり心が荒んだ状態で聴くのに最強のアルバムがあったりする。それはK.D Langの「Drug」('97)というアルバム全曲煙草がらみのカバー曲で固めたアルバムで、スタンダードの曲から私の大好きなスティーブ・ミラーの「The Joker」とかとにかく煙草だらけのアルバム。でも基本的には殆ど落ち着いたサウンドで、ラングの歌唱力が引き立つ造りになっている。しかしこの人本当に歌うまい。'80年代にデイブ・エドモンズのプロデュースでカントリー歌っていた時代が嘘のように感じられるけど、とにかく愛煙家は一度聴いてみるといいと思う。そういえばこの人最新作もカバーばかりの作品なんだよね。まだ買っていないけど「Case Of You」のカバーが絶品だったのでそのうち買おう。
2005年02月17日
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何故かヘレン・テリーの曲が聴きたくなって山ほどあるカセットの中から見つけ出してきて今聴いている。ヘレン・テリーって誰かといえば、カルチャー・クラブのコーラス担当していたあのデカイ人の事である。彼女は一時期はカルチャー・クラブの正式メンバーだった時期もあったと記憶しているけど、'84年ぐらいからソロで活動していて、映画のサントラとかに参加している。後はいくつかシングルを出しているけど、どれも日本では未発売。一応アルバムは1枚あるらしいけど、どのような内容かは不明。カルチャー・クラブ全盛時には「あのオバハンは誰だ?」という事で一部では人気あった人なのに単独での活動は見事に当たらなかった。もう少し恵まれた製作環境ならよかったんだけどね。で、私が聴いた曲は「Come On And Find Me」という曲。'86年にシングルで発売されたもので、一応唯一のアルバムにも収録されている。これがなかなか下世話なメロディでいいのだ。この曲の作者は不明だけど、プロデュース担当した人の名前は分かっていて、これがまだWas Not Wasの片割れという存在だったドン・ウォズだったりする。ドン・ウォズは今では大プロデューサーになっていてストーンズの新録もどうやら手かげるみたいだけど昔はこんな仕事もしていたという訳。Was Not Wasというグループはなんとも形容しずらい音楽性をもったユニットだけど、結構下世話なメロディの曲があったりする。例えばワムがカバーした「哀愁のメキシコ」とか。この「Come On And Find Me」もその系統の曲。多分Was兄弟が作った曲なんだろうと私は思っている。今となってはかなり安いバックのサウンドで、基本的にシンセと打ち込みのドラムマシーンがバックなんだけどこれが下世話な泣きのメロディに合ったりする。間奏にフルート使っているのも哀愁を感じさせる。近頃思うけどこういう下世話なメロディの曲って少なくなった。リアルタイムで聴いていた時期はあまり好きではなかったものの、何故か近頃結構聴いていたりする。音楽の趣向ってわからないものだ。しかしこの曲。何故か'82年に「If I Had My Wish Tonight」のヒットを放ったデヴィッド・ラズリーがコーラスで参加している。そこでよ~く聴いてみたら、成る程確かにそれっぽい声がある。ラズリーはカルチャー・クラブのアルバムにコーラスで参加していたので、それが縁になって参加したんだろうけど、不思議な組み合わせだ。ヘレンはこの曲をプロデュースしてくれたお礼なのかどうか知らないけど、この後Was Not Wasのアルバムにコーラスで参加している。しかし結構いい曲なのに何故当時日本盤出なかったのだろう。勿体無い。丁度カルチャー・クラブの人気が落ちてきた時期なので話題性がないという事で見送られたのかな?
2005年01月30日
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結局一ヶ月近くかかってアマゾンからジミー・ウェップのボックス「The Moon Harsh Mistress」が届いたのだった。このボックス。限定2千5百セットという事で、ちゃんと通し番号が付いている。私の番号は1258番だった。内容はウェッブが'70年代に出した5枚のアルバムの全曲と未発表曲とライブのCD(何故か別に付いている)というもの。'70年代の彼の作品は日本でも1枚を除いてCD化されていて今でも入手可能な作品がある筈だ。これとは別に'70年代のベスト盤である「Archive」という作品が今でも容易に輸入盤で入手出来るので、彼の'70年代の作品が全て廃盤だった時代にはかなり私はこの作品を聴き込んだけど、このボックスでお役御免となった。ちゃんとマスターテープからリマスターしたのか「Archive」あたりの音とは比べ物にならないぐらい良い音になっている。これには少し驚き。(それまでのリマスターがあまりいい環境ではなかったという事だろうが。)初期3作で重要なのはフレッド・タケットの存在。この3作はどれもバックの演奏は控えめで、ウェッブのピアノとタケットのギターを中心とした組み立ての曲が多い。後2作は少しプロダクションが豪華になったせいで、参加ミュージシャンも豪華(ジョニ・ミッチェル、ケニーロギンス、リンゴ・スター、ローウェル・ジョージなど)中には「マッカーサー・パーク」のようなオーケストレーションを駆使した曲もあったりする。問題の未発表曲は、アルバム用に録られた曲とピアノ伴奏のみのデモと2種類に分かれていて、年代もバラバラの選曲。でもアルバム用に録られた曲はかなり出来のいい曲も多い。面白いのはマン&ウィルの「See The Girl」をカバーしている事。この曲確かにウェップ的な曲なんだよね。でもオクラ入りになったのは納得の出来でした。多分一番の目玉のライブは'72年の英国ロイアル・アルバートホールでのライブとなっているけど、実はその2日前のバーキング・タウン・ホールでのライブも納めている。なかなかこれがいいのだ。ウェッブといえばボーカルが特に'70年代は弱いのだけど、あまりそういう風に感じさせない堂々とした歌いぶり。どちらかといえばライブ栄えしない印象を持っていたけど、決してそうではなかった。オーケストラ含むなかなか豪華なバックもよく合っている。フランク・ザッパのカバーはご愛嬌だけど。なおグレンキャンベルでヒットした「When The Playground Susie」のウェッブ版バージョンは珍しい。欲を言えばニーナ・シモンなどがヒットさせた「Do What You Gotta Do」のウェップバージョンもあればよかったけど、それは何時になるかわからないけど「Ten Easy Pieces」の続編が発売されるまで気長に待つのだった。なお特典としては隠しトラックでアルバム発売時のラジオコマーシャルが収録されていた。また歌詞は全曲ついていて、ブックレットもちゃんと関係者に取材してまとめた結構長い文章。ジョージ・マーティンにもちゃんと取材している。そんな訳で、そろそろ品切れかもしれないけど、今ならまだ間に合うのではないかと思うので、買いたい人はライノ・ハンドメイドで注文しる!(もう日本のアマゾンでは扱っていないうえにやたら高くなっているのだった。)
2005年01月28日
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アル・スチュワートで思い出したけど、やはり同じタイプの歌手で、'70年代に一声を博したアーティストにジェリー・ラファティという人がいた。一応アルと同じく現役のアーティストで、フォークミージックの影響が感じられ、人気のあった時期とその人気が失速していった過程もよくこの2人は似ていると思う。しかしラファティは大物ばかりが並ぶ'70年代のアルバムチャートで堂々の1位となったアルバムを持つ。今考えると嘘のようだけどそれ程「あの曲」は衝撃的だった訳だ。「あの曲」とは当然Beker Streetの事。誰が聞いてもすぐ覚えてしまうぐらい印象的なRafhael Ravenscoftのサッスク・ソロが素晴らしい曲だ。しかしこの曲本当にイントロの構成は絶妙。冒頭のフルートの音色からサックスが入るわけだけど、小節の節目のギターの「ギューン」という音もかっこいい。これだけ完成されたイントロの曲もなかなか見当たらない。しかしである。このイントロが終わって、ラファティの歌の部分になったら。「あれ?]って私はいつも思ってしまう。いきなりエレビの弾き語りみたいな静かな曲になって囁くようにラファティは歌ってしまう。歌部分は特に大きな盛り上がりがあるわけでもなくあくまで淡々とした展開だ。歌部分のメロディを重視するなら、そのままエレビのソロあたりでイントロ作った方が実はこの曲には合うような気がする。実際同じアルバムからシングルカットされてそこそこヒットした「Right Down The Line」はそんな感じの曲で、あまり大きな盛り上がり部分もなく淡々とした曲だ。どうも「Beker Street」という曲。その不釣合いともいえるイントロ部分の魅力のみでヒットしたのではないかと思うけど、そんな曲もありそうであまり実は見当たらない。同じ'70年代ではボストンの「More Than Felling」もかなりのハッタリ度の高いイントロだけど、この曲は一応サビ部分はかなり盛り上がる。だから単純に比べれなかったりする。ラファティにはもう1つハッタリがあって、それがこの曲を収録したアルバム「City To City」のジャケの絵。ギターをもったラファティの絵だけど、これがいかにも「ロックするぜ」みたいな絵なんだよな。そのつもりで聴くと、かなり「アレ?」という感じのアルバムなんだけどね。http://www.superseventies.com/rafferty.htmlという訳で'70年代洋楽の最高のハッタリ曲として私もダマされた(実はレコード持っている)のであった。
2005年01月18日
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ニック・ホーンビーの「いい人になる方法」を読んでいたらトニー・ハンコックという名前が出てきた。それで思い出したのがアル・スチュワートの「Year Of TheCat」('76年 米8位)この曲は英国のコメディアンだったハンコックについて書かれた曲だというのを聞いた事があったからだ。しかしこの曲今聴いてもなかなかよく出来た曲だ。ピアノの印象的なリフに始まり、ストリングスの入れ方や間奏のサックス・ソロも素晴らしい。アラン・パーソンズの仕事の中でも一番私が気に入っていたりする。しかしトニー・ハンコックって誰だという疑問が以前からあったので少し調べてみた。そしたら様々なサイトが出てくる。公式だかファンだか分からないけど彼の事を取上げたサイトが沢山あった。今でも人気が高い人なんだね。BBCのサイトでほんの少しだけ彼が出ていた映像も見た。しかし日本総研の寺島実郎氏に似た人だね。http://www.bbc.co.uk/bbc7/comedy/progpages/hancock.shtmlあまりコメディアンという感じがしないけど、実際どんな芸だったのだろう?またこの人の晩年は英国を離れてオーストラリアで自殺で亡くなっている。そんないろいろある人だからアル・スチュワートが歌の題材に取上げたのかなあと思って「Year Of TheCat」について調べてみたら何故か全然関連した記述がない。おかしいなあと思い歌詞を見てみたら。ハンフリーボガードの映画がどうたらとかネコ年に彼女は来るとか全然コメディァンの話でも何でもない。普通のSadな歌詞だ。どうもこの曲とトニー・ハンコックは全然関係ないみたいだ。しかしそれでは何処からこういう話が出てきたのだろう?アル・スチュワートは英国の実在の人物を題材にとった曲を数多く書いているので中にはハンコックを題材にした曲があって、それを勘違いしたのかなと思っているけど、真相はどうなのだろう?などと思っていたらこんなサイトを発見して、一応の疑問が解消されたのだった。http://www.things.org/music/al_stewart/discography.htmlしかし何処でハンコックの名前が出てきたかは今でもよく分からないのだった。
2005年01月16日
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いきなり去年のベスト5さすがにベスト10という程新しいものは聴いていない。でもネットラジオのおかげで以前に比べると新しいものの情報は入ってくるようになった。という訳で5位から。5、ノラ・ジョーンズ「Feel Like Home」いいねえ~しかし気が付いたのだけど、ノラ・ジョーンズのプロデューサーのアリフ・マーディンはあのビージーズの高い声もプロデュースしてるんだよね。凄い人だねえ。4、ロス・ロボス「Wicked Rain/Across 110th Street」アルバム「The Ride」の収録曲。このアルバム様々なゲストが参加しているけど、実は殆どの曲がロス・ロボスのオリジナル。その中で数少ないカバーがボビー・ウーマックの必殺の「110番街交差点のテーマ」だったりする。私はこの曲死ぬほど好きなので無条件にランクイン。3、Linda Tompson「I'm A Dreamer」全然新しくない曲だけど今年私が買ったのでランクイン。アルバム「Dreams Fly Away - A History of Linda Thompson」に収録の未発表だった曲で、オリジナルはサンディ・デニー。リチャード・トンプソンのギターが悶絶。そういえばニック・ホーンビーがリンダ・トンプソン聴いているというのは嬉しかった。去年はこの曲で始まり結局この曲で終わった気がしないでもない。サンディ・デニーは去年後半ボックス出たんだよねえ。そのうち手にいれないといけないね。2、Nas featuring Olu Dara「Bridging The Gap」今年一番かっこいい曲。オルダラ親爺のラストの「Lest In Peace Ray Chales」を聴くだけでも十分価値のある曲。1、ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND「Unclassified」本当は'03年発売だけど知ったのは去年なのでランクイン。私はこの人達知ったのは去年の年末。なので去年来日していたとかいう情報は全く知らなかったのだけど、この人達は面白すぎる。ペダル・スティールをメイン楽器にしているというだけでも十分変だが、サウンドもかなり変。このアルバムには様々な音楽が入っているけど、どいつもこいつもライブ映えしそうな曲ばかり。ああライブ見てみたい。後ベーシストが今頃チョッパーバリバリで、何故かやたら高い声というのも最高。何なんだこのバンドは。思いっきり気に入ってしまった。一応ジャンル的にはジャム・バンドとかブルースという事になっているけど、あまりジャンルは気にしないで聴いた方が面白い。カントリー・ロックのソーヤ・ブラウン('80年代には日本盤も出ていたって知ってた?)の曲にランドルフが客演しているけど、全然違和感ないので笑ってしまった。しかし来日公演見逃したのは惜しい。次来日する時は絶対行ってやる。
2005年01月08日
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去年の雪辱(予想的中していたのに500円しか買ってなかった)を果たすべく有馬に挑んだ。的中でプラスになれど出目を間違えて3連単外したのが凄く悔しい。来年も雪辱戦になってしまった。そんな事はともかく、メルマガの整理でもしようと過去のバックナンバーから現在の活動状況を調べようと思い第一回目のジョー・ジャクソンの近況を調べたら昨日のカシアス・クレイ並の変な曲に遭遇した。ジャクソンの公式サイトに置いてあるものだけど、米の人気番組「Tonight Show With Jay Leno」にジャクソンが出ているんだけど、何とベン・フォールズと何故かカーク船長ことウィリアム・シャトナーと競演してジャクソンがデビューした直後のようなビートの利いた曲を歌っていたのだ。カーク船長はただ歌詞をしゃべるだけで、ベン・フォールズはオルガンを弾いている。最初見たときは何故こんな映像があるのかさっぱりわからなかったけど、これはカーク船長の超久しぶりの今年出たアルバムからの曲だった。「Has Been」というアルバムタイトルで、この曲は「Common People」という曲。マイケル・ジャクソンを殴ったジャーヴィス・コッカー率いるパルプの曲のカバー。アルバムをプロデュースしたのがベン・フォールズでカーク船長とは以前からも親交があったらしいけど、この度本当に競演となったという訳。しかしこのアレンジはかっこいい!ゲストにジョー・ジャクソン呼んだのも頷けるけど、こういうタイプの音楽を久しく演奏していないジョーがよく歌ってくれたものだと嬉しかった。この他にもエイミー・マン、ヘンリー・ロリンズ(ゴツい組み合わせだ)カントリー歌手のブラッド・ペイスリー等が参加しているけど、基本的にカーク船長はしゃべるというかガナっているだけ。でもベン・フォールズとスタートレックのファンは買うべきアルバムだ。同じ番組に出ていたレナード・ニモイも以前アルバム吹き込んでいて、こちらはそこそこ売れて、シングルも「A Visit To Sad Planet」という曲を小ヒットさせている(米122位)ニモイはナレーターとしても有名な人なのでこのヒットした曲などはナレーションなんだけどちゃんと歌も歌っていて、これがうまくはないけど味がある。とはいええらいごった煮のようなアルバムだけど。シャトナーの最初のアルバムとニモイの最初のアルバムは現在奇跡的に再発されている。(しかしトレックのファンはこんなものも有難るのだろうか?)'80年代洋楽にもニモイはバングルスの「Going Down to Liverpool」のビデオに運転手役で出ていて結構話題になっていた。しかしそろそろバングルスとかこの曲を作った人がメンバーにいるカトリーナ&ザ・ウェイブスとかメルマガでとりあげなきゃいけないな。
2004年12月26日
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そういえば去年のこの時期はとにかく寒くて、南国と呼ばれる地域の癖に何度も雪が降って結構大変だったんだよな。今年は多分暖かい方で、あまり12月後半という感じがしない。寒いのは嫌いなのでこのままいってほしいものだけどさてどうなるかな?本題に入って、クリスマスだけど、今年はインターネットラジオでクリスマス専門チャンネンがかなり増えていて特に人気あるラジオなんてかなりのリスナーがいたりする。ここ何日かいろんなラジオを聴いているけど、まあいろんなクリスマスソングがあるなあと関心してしまう。そんな数ある曲の中で今年よく聴いているクリスマスソングはジル・ソビュールのクリスマス曲。どうやら今年は新曲はないみたいだけど、彼女の公式サイトでクリスマス曲などをまとめたCD「It's The Thought That Counts!」の中から4曲もダウンロード可能な状態にしている。これがなかなか和めていい。「Merry Christmas From The Family」のみ公式な形でリリースされて、プロモもある曲なので知っていたけど後の3曲もいい曲だ。弾き語りで和める「Christmas Time Is Here」の後にかなりバカな曲な「Jesus Was A Dreidel Spinner」(でもロイド・コールが参加していたりする。)で笑わせて、(Christmas Is) The Saddest Day Of TheYear で締めるといった感じ。しかしジルの新作「Underdog Victorious」(時流に合ったいいタイトルではないか)は日本発売見送りなのは残念。歌詞が重要な人なのに好事家だけに受けるのはもったいない。キツイ世の中にはいいクスリになる音楽なのになあ。
2004年12月23日
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今日アマゾンでジミー・ウェッブのボックスを注文したのだった。なにせ2500セットしか出ないらしいので、さすがにこれを逃してはすぐ入手困難になってしまうだろう。私にはしては珍しく素早い行動だと自画自賛。しかし何かボックス1つだけでは物足りないので、何か他のCDでもと探していたら、聴いていたネットラジオでフラッシュ&ザ・パンの唯一のヒット曲「Hey St.Peter」が流れたのだった。懐かしくなってすぐにベスト盤を探して一緒に注文したのだけど、やたら到着が遅い所を考えるともしかしてオーストラリア盤なのかもしれない。フラッシュ&ザ・パンというバンドというかユニットはジョージ・ヤングとハリー・バンダという2人が中心となって、そこにスタジオミュージシャンやアーティストが参加するという感じのグループで、アラン・パーソンズプロジェクトみたいなものだけど、この2人は「フライディオン・マイ・マインド」のヒットで知られているイージービーツのメンバーで、その後本国オーストラリアでソングライターやプロデュース稼業をコンビで行う。一番有名なのがAC/DCで、ジョージ・ヤングがアンガスとマルコムのヤング兄弟の一員だったので、このバンドの初期の作品は殆どヤングとバンダが参加している。もう1つ重要なのがジョン・ポール・ヤングで、彼の有名なヒット曲「Love In The Air」とかは全て2人の曲&プロデュースだ。ジョン・ポール・ヤングやAC/DCが米でも売れたのに影響されたのかどうか知らないけど、'79年に初めてアルバムを発表して、そこから出たヒット曲が「Hey St.Peter」という訳。AC/DCのプロデューサーなのでハードな音かと思えば全然違う。かなりポップなサウンドで、やはりイージービーツの影は伺える。でもこの人達が変なのはボーカルが何故かエフェクタ通して潰したしゃべり声なんだよな。ボーカルだけでも別のアーティストに任せればいいように思うけどこれは多分彼らの特色なのだろう。このボーカルがいい味出しているのが'84年ぐらいに出た「Midnight Man」という曲で、なんとも怪しい曲調に合っていて素晴らしい。この曲で私はこの変なユニットを知ったのだった。ちなみに「Hey St.Peter」という曲。変なボーカルを除けば普通のポップなロックで、少しイージービーツの香りもしないわけでもない。間奏のピアノソロもかっこいいし、もっと売れてもよかった曲だと思う。'80年代の彼らのアルバムにはもう1人のイージービーツのメンバーも参加していたらしいので、別にイージービーツと名乗ってもよかったような気がしないでもない。そんな彼らもどうやら現在は別々に活動しているらしく今となってはもうあの変なボーカルは聴けないだろうけど、ヤングの方はまだAC/DC絡みで名前を目にする。しかし再発希望といっても完全に忘れられている人達だから難しいだろうなあ。
2004年12月18日
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昨日の文章の続きを書こうとおもったのだけど、続きは今週中に書こうと思う。以前ここで取上げたブルー・ナイルの新作。「High」がすごく気に入っていて。近頃毎日聴いていたりする。気に入るのもあたりまえで、彼らの最高傑作「Hats」('89)と全く同じプロダクションで製作されているので、音の感じがまさに「Hats」の続編という感じのサウンドなのだ。[Hats」が好きな人は必聴盤だよ。しかしそろそろ年間ベスト5を決める時期になったとは早いものだ。でも今年もベテランの新作ばかり聴いていて新人アーティストは全然聴かなかったなあ。相変わらず後向きだと痛感する。そういえばそろそろ新しいテーマを始める予定。相変わらずのマニアックな企画になるけど、元々マニアしかいない世界なので仕方ない。今日は短くまとめてみました。
2004年12月06日
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本来メルマガ発行日なのに全然違う事書くけど、今回メルマガで調べ物していて気が付いたのでまあいいかな?ピーター・ガブリエルのベストのDVDがやっと発売されたのだった。タイトルは相変わらずシンプルで「PLAY」全26曲という素晴らしいボリューム感一杯のプロモ作品集だ。本来ベスト盤の「ヒット」が出たときに発売されるのではないかと思っていたけど、何故か少し期間が空いてしまったのは相変わらずの凝り性ゆえか?とにかくこれで私の年越しは決定だ。全26曲の内訳は以下の通り。Father SonSledgehammerBlood of EdenGamesI Don't RememberBig TimeLovetownRed RainIn Your EyesDon't Give UpThe Barry Williams ShowWashing of the WaterBikoKiss That FrogMercy StreetGrowing UpShaking the TreeShock the MonkeySteamThe DropZaarSolsbury HillDigging in the Dirt このうちいくつかバージョン違いの作品が存在する曲があるけど、「ドント・ギブ・アップ」はゴドレイ&クレーム版、「ビコ」も映画「遠い夜明け」用に作られたバージョン「イン・ユア・アイズ」は少ししか流れなかった、ライブバージョンではないバージョン。(私は実は見たことない映像)あとサウンドがリミックスされているビデオがいくつか存在するみたい。気が付いた所では「Washing of the Water」や「Kiss That Frog」がそう。あと「I Don't Remenber」も多分リミックスされている。とにかく「スレッジハンマー」の精子や、「ビッグタイム」のピラミッドや、「ディギン・ユア・ダート」のハエや「アイ・ドント・リメンバー」の「Are You A Snake?」が毎日みられるんだぜ。これは買わなくては。などといいながらまだ「グローイング・アップ・ツアー」のDVD買ってなかったりするのだが。(今回アマゾンで一緒に申し込んだけど)あともう1つ。待ち望んでいたジミー・ウエッブのボックス・セットがやっと12月には発売されるみたい。タイトルは「The Moon's A Harsh Mistress: Jimmy Webb In The Seventies Box Set 」という訳で、惜しくも'80年代以降の音源は漏れてしまったけど、彼のソロ活動が活発だった'70年代のアルバムを中心に、未発表曲集やライブを収めた5枚組。ちなみに2500組のみの発売(何故ならライノ・ハンドメイドからの発売なのだ)で、値段は約80ドル(安い)詳しくはウェップの公式サイトで確認してみよう。
2004年11月29日
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すっかりこのことを書くのを忘れていたけど、今日メルマガ書いていたら思い出した。ブルー・ナイルの新作が発売されたのだった。しかしまだやっていたんだね。この作品でやっと4作目。'84年のデビューなので恐ろしい寡作振りだけど、まるで「こち亀」の日暮巡査みたいに新作出たら思い出すという存在になりつつある。バラカン氏のNHKのラジオで「ティンセルタウン・インザ・レイン」を聴いて以来のファンで、来日公演のチケットも持っていた。(しかし中止になった)確か5年ぶりに外タレのコンサート行く予定だったのにこれは惜しかった。まだ新作「ハイ」(日本盤あり)を聴いていないけどどうやら相変わらずの独特の空間をもったサウンドみたいだ。個人的には前作「ピース・アット・ラスト」はもう一息な感じだったけど、新作を出してくれるだけでありがたいと感じるバンドなんて本当に少なくなったのでそれでも結構聴いたものだった。個人的には2作目の「ハッツ」はもう何度聴いたかわから無いほど聞き込んだCDだった。この作品は間違いなく個人的オールタイムベスト10のCDに入る作品だ。しかし今回初めて知ったけど、私がこのバンドを知るきっかけになった「ティンセルタウン・イン・ザ・レイン」はBBCの番組のテーマ曲になっていて、そのため再レコーディングしていたんだね。これは知らなかった。一度聴いて見たいものだ。てなわけで今頃私もアマゾンに注文出したのだった。
2004年10月31日
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昨日の続きで、落ち込みが解消されつつある時期に聴く曲は、映画「復活の日」テーマ曲、ジャニス・イアンの「ユー・アー・ラブ」ではなく、やたら軽い曲が多かったりする。(しかしこの映画何故ジャニス・イアンが主題歌を歌っているのだろうか?)軽いというより、全然大物感はないけど、少し光る曲は数多いというタイプのアーティストの曲が多い。比較的新しい人達が多いけど、それでもみんな20年ぐらい音楽活動をしている人達だったりする。ジョナサン・リッチマンとかジル・ソビュール(新作出たばかり。日本での発売は厳しいかな?)とかもいいけど、今回お世話になったのがゼイ・マイトビー・ジャイアンツ'90年の彼らの3作目「Flood」は輸入CDで持っていたけどその後多少オルタナ系聴かなくなったということもあって関心が薄くなっていた。ところがネット・ラジオで彼らの新作「The Spine」からの曲がオンエアされたのを聴いて、「全然かわってないやん」と思いいろいろ調べてみたけど。やっぱり変わっていなかった。今はバックのバンドがあるのでサウンドに深みはあるけど、基本的には彼らの原点である、留守電にオリジナルの楽曲を使っていろんな人に聴いてもらうという発想からあまり変わっていない。そのためやたら曲が短いので、ライノから出たベスト盤はCD2枚で52曲も収録されていたりする。しかしまだこの人達留守電サービス続行しているんだよね。かなり驚きだけどそれと同時にネットを使った販売やダウンロードもかなり積極的だったりする。ちゃんと時代についていってるのはさすが。そのうえグラミー賞取っていたとは知らなかった。それが「Boss Of Me」って曲なんだけど、これはいかにもオルタナ風サウンドなれど、冒頭のスカ風のサウンドがやたら聴きごごちよい素晴らしい曲だ。ビデオも可笑しいし、是非聴いて欲しいものだ。(ビデオは米ヤフーlaunchで視聴可能)このビデオを発見してから殆ど毎日のように視聴していたら落ち込みが解消されたよ。そういえば今回初めて知ったけど、彼らの名曲「Istanbul (Not Constantinople)」は実はカバーだったらしい。ちなみにこの曲の歌詞はここを参照あれ。素晴らしい歌詞だね。確かどこかのブログにこの曲についてのもう少し詳しい話があったと思ったけど、忘れてしまった。どこだったっけ?
2004年10月28日
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という訳で続きだけど、今やキンクスのようなバンドのCDですらSACDで発売されているとは知らなかった。3年ぐらい前にリマスター再発されるというので少し盛り上がったけど、結局アリスタ時代までで打ち止めとなってしまい、'80年代後半のロンドン時代の再発は今でもない。個人的には思い入れ深い時期だけに少し残念だけど、確かにあまり注目されない時期だったし、名作と呼べるものもないし仕方ないか。ロンドン時代に好きだった曲に、シングルになった「How I Get Close」って曲があって、かなり聞き込んだ記憶がある。泣きのメロディにやたらハードなギター途中のブレイクは「ヘビメタか?」と思うような曲だけど、あまりヒットしなかったのは残念。で、「Retrun To Waterloo」という映画についてだけど実はキンクスのレイ・ディヴィスが脚本を書いて監督したという以外に売りがないという映画だったりする。とにかく地味すぎる話なのだ。はっきりいってこの映画よく撮る事ができたなあというぐらい地味。レコード会社が積極的にプロモーションしなかったのもよくわかる。私思うに、レイ・ディヴィスという人は、街中を歩いている様々な人の人生まで想像してしまうタイプの人なんだろうなと思う。丁度REMの「Everybody Hurt」のプロモみたいなものだろうけど。そういう面は私にもあるのでなんとなく親近感が湧く。ただしこういう性癖は精神的にキツイのだけど。個人的には万人受けするような映画じゃないと思うけどレイのファンなら面白い映画だと思う。あとティム・ロスのファンの人ぐらいかな。サントラに関していえば、何故かカットアウト盤を所持しているけど、タイトル曲はいいよ。レイという人はソロになると結構弾き語り風になるんだけど、そういった曲の中でも一番私は好きだ。プロモも映画のダイジェストみたいな内容だったけどよかった。当時の日本版MTVではそこそこオンエアされていたけど、今考えるとあの番組平気で日本未発売の曲流していたのには嬉しかった。でもリニューアルしたらそんな事なくなったので激しく不満だった。関係ないがあの番組からマイケル富岡が出てきて、今でも健在なのが結構驚き。バラカン氏の番組の「ポッパーズMTV」(よく考えると凄いタイトルだ)から森川由加里が出てきて今でも現役なのも凄いけど、絶対消えると思っていたんだけどな。
2004年10月07日
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今日は珍しく新作CDの事でも書こう。と言っても有名ベテランアーティストの作品だけど。まずは今年6月に亡くなったレイ・チャールズの多分オリジナル作品としては最後の作品となるであろう「Genius Loves Company」(邦題「ジーニアス・ラブ」)が発売された。好調に売れているみたいだけど、全曲デュエットで、彼の以前の曲や、参加アーティストの曲や、スタンダート曲を歌っている。参加アーティストはノーラ・ジョーンズ、ジェイムステイラー、エルトン・ジョン、ボニー・レイットマイケル・マクドナルドなどだが、グラディス・ナイトやウィリー・ネルソンは以前も競演した事がある。またヴァン・モリソンの参加は驚きだったけどこれはこのアルバムの目玉だと個人的に思う。この発売と共に、彼の自伝映画「Ray」ももうすぐ米で公開される。米では10月29日公開って私の誕生日ではないか。サントラ盤にも彼の作品が収められているらしく、これももうすぐ発売となるらしい。詳しくはここを参照。ttp://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=408270062&category=1&genre=500&style=0&pagenum=1ちなみに「Genius Loves Company」の発売元はRay Charles Enterprisesとなっている。近年はCrossoverから自身の作品を出していたけど、この作品も自身の会社からのリリースとなっている。次はブライアン・ウィルソン。今年の6月に「Gettin' In Over My Head」を発売したばかりなのに、この9月にはあの「スマイル」の新録盤が発売されるらしい。ちなみに「Gettin' In Over My Head」は米ライノとブライアンのレーベルが発売元。日本盤も出ている。レイの作品にも参加したエルトン・ジョンやエリッククラプトン。そしてブライアンが競演を熱望していたポール・マッカートニーが参加という豪華振りだが近年のバック・バンドの面子で録音されたのでいかにも豪華なサウンドという訳でもないのが前作「イマジネーション」よりいい。大体この作品のプロモーションのため生放送の人気番組とかに出演している。そこまで回復しているのだから嬉しくなってしまう。しかし新作出して何故すぐこの何度もトライして挫折した「スマイル」発売なのかよくわからないけど、多分出す気になったら今のうちという事ではないかと思われる。'90年代以降「スマイル」は何度も発売の予定が組まれたけど、何故か発売されなかった。一時期は「ペット・サウンド」のボックスのように未発表曲を含めて発売されるとかいわれていたけど、これはダメになったのは少し残念。ただ2年前ぐらいから「スマイル」の再現ツアーを何度か行っていたので、その時の感じで新録として録音したくなったという事なのかな?しかしジャケットはあの絵ではないのは面白い。なお収録曲はここを参照http://www.brianwilson.com/brian/discography.htmlしかしこれを出すまでに38年かかったとは…久しぶりにルイス・シャイナーの「グリンプス」でも読み返してみようかな。
2004年09月05日
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今日は書き直し。どうもマウスの調子が悪くて思わぬ方向にクリックしたら消えていた。それはともかく、ローラ・ブラニガンが亡くなったらしい。突然の訃報なので驚いた。大体活動を再開してから今年は以前のヒット曲もリミックスしたバージョンを発表したり(ボーカルも録り直ししている。)新作の発売と活発な活動になっていたのを知っていた(つまりメルマガ用に以前少し調べた事があったのだ。)ので驚いたともに惜しいという気持ちだ。3号前のセルジオ・メンデスの時に、「オリンピア」歌ったジョー・エスポジオの日本製作のCDに参加という記事を載せたけど、このCDにはローラも参加していて、「まだ健在だったんだ。」と思い調べた矢先だったのだ。公式サイトもすでに追悼モードになっているけど、一応今でも'84年のヒット曲「セルフ・コントロール」のプロモが視聴できる。丁度リアルタイムで親しんだ曲なので懐かしい映像だった。この曲と「グロリア」は確かイタリアのソングライターの楽曲で、「セルフコントロール」はオリジナル作者のラフのバージョンも日本で発売されていた。(テープで今でも音源だけは持っていたりする。)でも同年に東京で行われた「東京音楽祭」ではセカンド・ヒットになった「ラッキー・ワン」で出場しているんだよね。リアルタイムでTVで見たのでこれは結構覚えている。この年の歌謡祭では一番の目玉の出場者だった。(なお『東京国際音楽祭』とは別こっちは完全なデータがウェブ上にあるけど、なかなか面白い面子なのでそのうち別の時に書いてみよう。)日本でもこの曲の方が最初にシングルで発売された。近影の写真とか見るとそんなに変わってないけど、今年で47歳だったとは知らなかった。しかしまだ若いのに勿体無い。
2004年09月01日
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'70年代洋楽ポップスの名曲に「Who Do You Think You Are?」という曲がある。この曲を最初に発表したのはあの「スカイ・ハイ」のジグソー。曲も彼らの作った曲だ。ところが彼らがまだ「スカイ・ハイ」がヒットしていない時期に、「Billy,Don't Be A Hero」のヒットが有名なボー・ドナルドソン&ヘイウッドがカバーしてヒットさせている。('74年 米15位)だからこっちがオリジナルと思っている人がいるかもしれないけど、実際はジグソーがオリジナル。「スカイ・ハイ」もなかなかいい曲だけど、実は私はこの曲の方が好きだったりする。サビの爽快感はなかなか素晴らしい。ボー・ドナルドソンのバージョンはエレキ・シタール使ったり、ホーンが厚めでジグソーより豪華な感じに仕上がっているけど、今聴くと少し時代の音という感じだ。で、この曲を'90年代に蘇らしたのがSaint Etienne。'93年に発表した時は、すぐ気に入ってシングルCD買ったけど、今でもよく聴くシングルだ。しかし私は今まで気が付かなかったけど、このバージョンはボーカル2人で歌っていたという事だ。Saint Etienneのボーカルといえば美人のサラ・クラックネル。独特の不安定なやる気のないボーカルが魅力の1つだけど、この曲は途中から上手くなるから変だなあとは思っていたけど、サポートメンバーのDebsey Wykes が途中からメインボーカルを取る曲だった。(たまたま某所でこの曲のライブ演奏を見たので気が付いた。)なんで今まで気が付かなかったかといえば、昔このシングルを買うきっかけになったのが以前深夜に放送していた「Beat U.k」という番組で、この曲のライブ映像が流れてサラが1人で歌っていたからだけど、しかしサポートの方が全然上手いというのもなんか可笑しい。でもやっぱりあの不安定なボーカルがないとSaint Etienneという感じがしないのも確かだ。ちなみに私はジグソーのオリジナルよりSaint Etienneのカバーが気に入っているのだった。
2004年08月20日
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という訳でメルマガ一時的に週刊化なんて公約してしまい今頃後悔しているのであった。しかし何とか仕上げる予定なので読んでいる人は期待して下さい。とはいえ明日のメルマガすらまだ全然完成していないのだけど。久しぶりにネットに繋げてみれば、知らない間に巨人のオーナーが辞めていたり、オリンピックが開幕していたりなかなかいろんな事があるみたいだけど、個人的にはどうでもいい事だ。そんな訳で今回も音楽ネタ。この休みにヴァン・モリソンのディスコグラフィを調べていたんだけど、何と彼のオリジナル作品は殆ど全て廃盤になっておらず、現在も発売中だという事に気が付いた。勿論アメリカでの話だけど、多分本国アイルランドや英国でもそうだろう。多作な人なのにこれは結構凄い。しかし、何故かは知らないが、この人の作品でリマスターされて発売されているCDはまだない。なんでリマスター化しないのか不思議だけど、もしかして本人が嫌がっているのかな。でもこの人はジョン・リー・フッカーとのデュエット曲「Don't Look Back」(フッカーの曲で、ゼム時代にモリソンはカバーしている。'90年代になってフッカーとモリソンが競演した作品があるのだけど、その録音について。)で「過去を振り返れ」って何度も言っていて、決して再発について否定する考えの人でもないと思うのだけど。'70年代の作品をいくつか持っているけど、どうも平坦な感じのするミックスで、音的にはどうも好きになれないCDが多い。しかしこれは独特のホーンの音色があまり好きでないためかもしれないけど。だから是非リマスターして出していただきたいのだけど。そんなモリソンも’80年代以降は基本的には同じようなサウンドのアルバムを何度も出しているけど、この時代はリアルタイムだったので結構思い出深いアルバムが多い。私が一番よく聴いたのが、「Poetic Champions Compose」というアルバムで、'87年の作品。ヒット曲なんか1曲もないけど全体の枯れたムードがなかなか良い。インスト曲が3曲あって、特にアルバム冒頭の「Spnish Step」はよく聴いた。このアルバムのインスト曲はどれもクール・ジャズ風の演奏。彼は大のジャズ好きだけど特にこの時代の音がすきなんだろう。歌物も良くて、「時には母のない子のように」のカバーとか、あの名曲「Have I Told Lately」を少し思い出す「Someone Like You」(ただしこの曲には盛り上がり部分がない)とか素晴らしい。全く新しい要素のない作品だけど対して話題にならなかったためか変に愛着のあるアルバムだ。今日久しぶりにこの作品聴いていて、ディスコグラフィ調べていたら彼には「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」という曲が2曲ある事に気が付いた。この2曲。最初は当然ゼム時代のヒット曲「Here Comes TheNight」で、これはモリソンの曲ではなく、彼にとって多分恩人であろうバート・バーンズの作品。で、もう1曲が「ポエテック…」の前作である邦題「インザ・ガーデン」(’86)に収録されている曲。これが同じ曲かとおもったら実は別の曲で、実はタイトルも「Here Comes The Knight」だったりする。当然モリソンの曲。なんともややこしいタイトル付けているためか、AMGでも私の持っている資料でも同じ曲として処理されている。しかしこれは狙って付けたタイトルとしか思えないなあ。だって歌詞の何処にも「Here Comes The Knight」なんていう言葉は出てこないのだ。しかしこの曲も最初の「ヒア・カムズ・ザ・ナイト」に劣らない素晴らしい曲。'80年代のヴァンのアルバムに駄作はないけど、これも買わなくてはいけないなあなどと思ったのであった。
2004年08月15日
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リック・ジェイムスが亡くなったそうだ。このニュース、海外では結構大きなニュースらしく様々な報道機関で大きく取り上げられている。なお現在の所死因は不明らしい。彼は糖尿病のうえ、心臓にペースメーカーを入れているし、長年の薬物摂取の為かかなり体は弱っていたらしい。とはいえ近年は音楽活動を再開していて、去年には自伝を執筆し、その関係でテレビ出演が増え、長年の放蕩を後悔していたらしい。新作も完成させていたらしく、これは今後発売されるらしい。カムバックに向けて頑張っている矢先の死だったわけだ。私はあまりリックの音楽は熱心に聴かなかった。私が洋楽を聴き始めた時期はすでにリックの人気は下降ぎみで、リアルタイムで聴いたヒット曲は「17」('84年 36位)からだ。ただ特徴のあるサウンドだったので、彼の手のかかったヒット曲は何気に多い、メリー・ジェーン・ガールズとかエディ・マーフィーとかテンプテーションズとかチィナ・マリーとか。その中で、スモーキー・ロビンソンとデュエットした「Ebony Eyes」('83年 43位)が一番のお気に入りだ。彼のバラードは何気にいい曲が多い。モータウンがダメになった時期から彼の音楽も迷走しだして、ラップとか挑戦していたけど、それ以上に世間的にはスキャンダラスなアーティストとして認知される事になったのが暴行事件だ。この詳細についてはここを参照していただくとしてこんな事件を起こしていながらよく2年で出てこれたものだ。しかし誰も知らないだろうけど、この人ってあの「特攻野郎Aチーム」にゲストで出ているんだよな。かなり昔の再放送で発見した時は驚いたよ。だからミスターTはモータウンが出資した「DCキャブ」という映画に出演したのだろうか。などとどうでもいい事を考えてしまった。そういえば彼の代表作の「ストリート・ソングス」はリマスターされてボーナス・トラック満載のデラックスエディション試用で再発されている。モータウンのこのシリーズはなかなかいいラインナップだけど彼の作品はなかなか日本盤が出なかったんだよな。今はまだ発売中らしいけど。しかし悔い改めた後にこんな最後とは皮肉な人生だなあ。ご冥福を祈ります。
2004年08月09日
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しかし近頃あまりここの文章書けないのは単純に忙しいだけで、決してネタ切れじゃないのだけど、例えばWeb上で興味あるニュースを見つけて「これのことでも書こうか」と思っても、すぐに賞味期限が過ぎてしまいリンクが切れてしまう。惜しい事だが仕方ない。で、久しぶりにCMネタでも。近頃なんかのCM(車だったっけ)にトム・ジョーンズの「恋はメキメキ」が使われているけど、何度聴いてもインパクトある曲だ。しかしトム・ジョーンズの声は衰えないねえ。'80年代にはカントリー風のアルバム出したりして苦戦していたけど、アート・オブ・ノイズの「キッス」あたりから復活という感じで今に至る。この「恋はメキメキ」は、アート・オブ・ノイズの関係者だったあのトレバー・ホーンのプロデュース。こういう仕事もあるんだからこの人はよくわからん人だ。ちなみにこの曲私の好きなコーエン兄弟作品の「ディボーズ・ショウ」にも劇中に使われているらしい。まだ見ていない映画だけど相変わらず変な曲を使う人達だ。で、ここからが変にマニアックな話になるけど、この曲の原題は「If I Only Knew」で、作者のクレジットにはトレバーとか相変わらずのトレバーの盟友ブルース・ウーリーなどに混じって(Rise Robot Rise)という訳のわからん名前がある。実は私はこの「恋はメキメキ」初めて聴いた時、「何でこんなマイナーな曲がカバーされたのか!」と不思議でしょうがなかった。この曲はRise Robot Riseというバンドの曲だという事を知っていたのだ。このバンド'92年にデビューアルバムを出して、それからもう1作出した後に解散している。アルバム出していたレコード会社がナイン・インチ・ネイルズと同じTVTでやはりインダストリアル的なサウンドだけど、それ以外にも様々な音楽のミックスといった感じのサウンドでなかなか面白いグループだった。少しこれはヒット曲のあるアーバン・ダンス・スクワッドに印象が被るけど結構前衛的なサウンドもこのバンドは取り入れていた。しかしもっとこのバンドは売れてもよかったと思うけど短命に終わったのは残念。でも「恋はメキメキ」聴くと私はこのバンドの事思い出す。原曲とトムのバージョンとの大きな違いは、原曲はサビの部分ぐらいしかメロデイがないけど、トムのバージョンには最初からメロディを強引につけている。だからトレバーとかのクレジットが付いたんだろうけど、基本的にはボーカル以外は大きく違うという感じもしない。なお聞き比べしたければ、米ヤフーのLAUNCHのビデオにこの曲のビデオがまだあるので、会員の人は見てみたらいいと思う。マッチョな印象は原曲にもあったという事がわかる。
2004年08月08日
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何故か深夜3時ぐらいに聴くとすごくいい曲に聴こえてしまうのは私だけだろうか?これには理由がある。昔現AFN(旧FEN、米軍放送の事)は土曜の深夜にケーシー・ケーサムの「全米トップ40」を放送していた。まだラジオ日本の「全米トップ40」を放送している時代で、確かラジオ日本より1週遅れだったものの、フルバージョンの放送で、途中の視聴者からの手紙のコーナーなどもそのまま放送していた。とにかく雑音まじりだったものの、一応深夜4時ぐらいまでは私の田舎でも聴く事ができた。(確かフルだと4時間番組だったと記憶している。)そこで寝ながら初めて聴いたのがトンプソン・ツインズの「Hold Me Now」だった。とにかく私には珍しく'80年代洋楽の王道みたいなグループを取り上げたけど、なんというか不思議と嫌いになれないグループだった。ちなみに今回何故新コーナーを何故断念したかといえばそれは「雷」のためです。昨日のうちになんとか新コーナー用の文章を書き上げる予定だったのが、とにかく雷が凄くてネットに繋いでいるとすぐ切れてしまう。また雷とパソコンの相性は最悪なので、結局書き上げるのは断念して寝てしまったというのが真相です。すいませんでした。先週のうちに書き上げるべきだった。話をトンプソン・ツインズに戻せば、「何故アレックスサドキンを取り上げて、ナイル・ロジャースを無視したか」と思う人もいりかもしれませんが、トンプソンツインズといえばサドキンと瞬時に浮かんでくる程相性のいいプロデューサーだったと思ったからです。しかし少し調べてみて、今や完全にサドキンの仕事は忘れられているなあと思いました。なにせ没年すら載せている所すらないという状態。彼が手かげた作品は今でもそこそこ有名な作品は多いのですが、やはり時代のあだ花的捉え方をされているという事でしょうか?ちなみにサドキンという人、エンジニアからプロデューサーになった人、特にプロデューサーとしてはアイランドレコード絡みの仕事が当初は多かった。確かボブ・マーリーのアイランドデビュー期から製作に関わっていた記憶があるけど、思ったより幅広い作品に関わっているのはエンジニア出身のなせる技という事かな。そのうちこの人についてはもっと詳しく調べてみようと思っています。
2004年08月02日
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