momi051の野球日記

momi051の野球日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

momi051

momi051

Calendar

Category

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

SergTop@ Privet [url=http://zmkshop.ru/uslugi/izgotovle…
Geraldrex@ indirect exchange rate Быстрый <a href=https://wm-lend.ru&g…
rococo@ Re:神奈川の補強選手2007(07/18) その通りですね。 石塚はいしつかが正解で…
krimsdix@ Люстра Chart House CHC 5136PH-PN [url=https://extraint.ru/brand/mebel1/s…
inadix@ невидимые люки под плитку [url=http://www.alkraft.ru/bepartner]лю…
Tornnack@ Malir, Daro, Ernesto and Renwik United republic of tanzania Together with restrictions upon unrestr…
PedarKr@ Domenik, Hauke, Alima and Jesper Seychelles Along with these cognitive processes, …
FrillockSor@ Surus, Rufus, Gamal and Kippler Bolivia If infant seats, bouncy seats, or swi…
YespasDar@ Seruk, Kalesch, Milok and Marik Federated states of micronesia As it can be observed, during the inpu…
MuntasirPeby@ Darmok, Aidan, Ford and Asam Lithuania PALPATION Using the fingertips, palpat…

Archives

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2008年08月25日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
4位に終わった星野JAPANの敗因分析の記事がいろいろ出ている中で、優勝した韓国は国内リーグのボールを国際試合球に変えていたと書かれている記事がいくつか見つかります(→ これ とか、 これ とか)。

それに比べて日本のプロ野球で使っているボールはバラバラで、普段から国際球に慣れている韓国に比べて不利だった、そんな論調です。


私も準決勝の前にスポーツニュースを見ていたら、韓国プロ野球の偉い人が出て来て
「ドーハアジア大会で敗れたのをきっかけにボールを国際球に変えた」
と話しているのを見ました(正しくは、字幕に出ていた、ですが)。


私も日頃、韓国のニュース記事は一応チェックしているので、確かにペナント中断などの点で全体的な取り組み方が韓国のほうが上というのは納得する部分です。でも、ボールについては「あれっ?」と思いました。

なぜなら少し前に韓国のニュース記事を読んでいたとき、韓国の選手も国際球に適応できるかが課題だ、っていうような内容の記事を見ていたから。


ってことで、韓国ではどういうボールを使っているのか、ちょっと調べてみました。
(韓国野球に詳しいかた、おかしなこと書いてたらツッコミを)


●国際球=「ミズノ150」

まずそもそも「国際球」とは何でしょうか。

JOCの公式サイト での北京五輪野球競技の解説のところに、 「ミズノ150ボール使用」 と書かれています。

4年前のアテネ五輪、昨年のアジア予選を含めIBAFの大会全般で、そして毎年秋に行われるアジアシリーズでもこの「ミズノ150」が使われていることはちょっと検索するとたくさん出て来ます。最近、日本が出場したIBAF・BFAの国際大会は全てこのボールのようです。

「ミズノ150」=国際球と言って良さそうです。


ただし。
WBCで使っていたのは「ミズノ150」ではなく、ローリングス社のボールなんだそうです。
IBAF主催大会の国際球とWBCの国際球は違うということらしい。
ちょっと検索してみた限りでは、両者の性質はだいぶ違うのだとか。


ややこしいので、この先はIBAFの国際球(=「ミズノ150」)のことは「五輪球」と表記。


●韓国リーグの使用球

韓国リーグのボールはどういうものを使っているのかに関する記事をいくつか並べてみます。
私はハングルはわからないので翻訳サイトを使って「解読」したものです。
(大幅に間違っていたらご指摘を)


[記事] http://www.donga.com/fbin/output?f=e_&n=200808080219&df=7 翻訳サイト経由 )

北京五輪直前の東亜日報の記事(2008/08/08)。

・五輪で使われる野球公認球は「ミズノ150」である。
・「ミズノ150」は日本プロ野球で使われる8つの公認球の中の1つ。
・韓国リーグは「マックス」、「スカイライン」、「ビッグライン」の3社の製品を公認球で使っている。
・メジャーはローリングス社のボールを使っている。
・「ミズノ150」 は韓国公認球に比べて少し滑べりやすく、縫い目が目立たない。
・「ミズノ150」縫い目が低いために変化球を駆使するのが難しい。
・韓国国内のボールとの最大の違いは反発力で、キューバとの練習試合でもかなり大きなホームランが飛び出した。
・金東柱選手は「確実に国内のボールよりも飛距離が出る」と言う。
・反発力が大きいことは韓国にとって不利になる可能性が低くないというのが専門家の共通の評価。
・韓国にとっての利点はアジアシリーズや五輪アジア予選ですでに「ミズノ150」を使用して慣れていること。
・逆に不利な点は韓国よりパワーのあるキューバやアメリカ、カナダが有利になること。


ポイント:
・韓国リーグのボールは統一されていない。五輪球とは異なる3社のボールを使っている。
・五輪球は韓国リーグのボールと比べて
1.滑べりやすい
2.縫目が低い
3.飛ぶ
といった特徴がある。
・専門家は、五輪球はどちらかと言えば韓国にとって不利であるとの認識だった。


[記事] http://sports.chosun.com/news/sports/200710/20071022/7av76148.htm ( 翻訳サイト経由 )

昨年の韓国シリーズ・SK対斗山の開幕直前の記事(朝鮮日報)(2007/10/22)。

・2007年時点で、韓国リーグ8球団がどのメーカーのボールを使っているかは以下のとおり。
「ビッグライン」…SK
「スカイライン」…斗山、ロッテ、現代(当時)、起亞
「マックス」…韓火、三星、LG
・「ビッグライン」は「スカイライン」に比べて少し大きく、糸が太くて縫目幅が広い。
・公認野球規則が規定した重量(141.77~148.8g)直径(22.9~23.5cm)の範囲内で大きく作られたのが「ビックライン」、小さく作られたのが「スカイライン」。
・2006年のドーハアジア大会で敗れてから、韓国野球委員会はアメリカの公認球に近いボールにするために糸を太くする原則のもとにメーカーに注文を出した。
・この主旨を最大限に適用させたのが「ビッグライン」で、不十分に適用したのが「スカイライン」。
・「ビッグライン」と「スカイライン」はボールの規格に明らかな差がある。
・糸の太さと縫目幅は肉眼で見ても違う。
・アメリカから来ている外国人投手は「ビッグライン」はアメリカ時代に使っていた公認球と似ているのであまり違和感を感じていない。
・「ビッグライン」は糸が太く縫目幅が広いので良く指にかかり変化球が良く曲がるが、速球のスピードは少々落ちる。
・打者は「ビッグライン」が最も良く飛ぶと口を揃える。


ポイント:
・韓国リーグは2007年シーズンからボールメーカーに注文を出して作らせた新しいボールを使っていた。
・その際、アメリカの公認球に近いボールになるように注文した(五輪球ではなく)。
・「ビッグライン」はアメリカの公認球にかなり近いが、「スカイライン」はそうではない。両者は肉眼で見ても糸や縫目幅が異なる。
・そのアメリカの公認球に近いボールである「ビッグライン」を使っているのは8球団のうち1球団のみ。


[記事] http://spn.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/11/2007011100425.html ( 翻訳サイト経由 )

韓国リーグの公認球規格が大きく変わるので、ボールメーカーが忙しくなったという記事(朝鮮日報)(2007/01/11)。

・登場するのは「スカイライン」と「マックス」の2社。
・従来よりボール直径が大きく、糸が太く、縫目の幅が広くなった。


[記事] http://spn.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/05/2007010500241.html ( 翻訳サイト経由 )

2007年からマウンドの高さ、ストライクゾーン、公認球の大きさを変えますよ、という記事(朝鮮日報)(2007/01/05)。

韓国リーグは2006年のシーズンがあまりにも投高打低だったので(←三冠王をとった李大浩選手の成績が打率.336、本塁打26本、88打点でした)、打者有利にする改革がいろいろと行われました。ボールの変更もその一環でもあったようです。


●結論

韓国の新聞がどのくらいアテになるのかわかりませんが、以上の記事を信頼するならば。

韓国リーグでの使用球は五輪球そのものではなく、統一されてもいません。
また、国内リーグの使用球と比べて五輪球は滑る・縫目が低い・飛ぶなど、違いがはっきり認識できるほど異なるもので、五輪球の使用は不利になるとさえ思われていたようです。


したがって、

韓国では普段のリーグ戦から五輪と同じボールを使っていたので、韓国の選手は北京でボールの違いに悩まされることなく、のびのびと力を発揮できた

というような論調はおそらく誤りです(上記の記事を信頼するならば)。


むしろ、韓国は慣れない五輪球にもしっかり対応し、優勝したとさえ言えそう。


じゃあ日本の記事にある、韓国は国内リーグのボールを国際球(五輪球)に変えていた、というのは何なのだろう?
取材先の韓国のかたが、「アメリカ公認球に近づけた」という意味で「国際球に変えた」と言ったのをそのまま載せたんじゃないかと想像してみます。


ものすごく長くなったので続く。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年08月25日 20時19分51秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: