土曜日の書斎 別室

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January 5, 2025
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  2025 (令和7) 年を迎えました。
  今年は 【昭和暦】 に換算すると、 ちょうど 100 年の節目。
  同時に、 終戦後 80 周年でも有る事から、 各方面で記念行事が企画されています。
  過去に誠実に向き合い、 現在の意味を問い直し、 明るい未来に繋げる、 有意義な一年となる事を祈念する次第です。

  さて、 私事で恐縮ながら・・・。
  数えで 70
  いわゆる 【団塊の世代】 の後続世代。
  ひと頃は 【空白の世代】 (ブランク ・ ジェネレーション) 等と呼ばれたものです。
  今や、 等し並に 【昭和世代】 なる呼称で括られる身では有りますが・・・。

  【団塊の世代】 が中心的役割を演じた 新左翼運動 の終熄後・・・。
  大人達の創り上げた社会秩序の枠内で、 その価値観に順応し、 絶えず 商業メディア に感化されながら培養された最初の世代とでも云えるでしょうか。
  私自身の幼 ・ 少年期を振り返るなら、 ひたすら 高度経済成長 の恩恵に浴し、 大衆消費社会 のメリットを享受しながら過ごした、 真に幸福な境遇で有った様に思われます。
  決して、 物質的に充足していたわけでは有りませんが、 強固な社会秩序に守られている安心感が有りました。


  私が高校を卒業した年・・・1975 (昭和50) 年。
  ちょうど半世紀前に成りますね。 (^.^)
  映画 『青春の門』 (東宝 ・ 浦山桐郎監督作品) が封切られた事で、 チョッとした五木寛之ブームが起きました。
  それで、 その時分は五木文学に傾倒・・・という程では有りませんでしたが、 随分と読み耽ったものです。

  然し、 デラシネ゙ (根無草) の生き様を体現する作中人物に共感は覚えても、 肖 (あやか) ろうと迄は考えませんでした。
  無頼派にも、 ボヘミアンにも、 所詮は成れないと悟っていました。
  秩序への回帰。
  その強烈な願望と原体験としての 【昭和】 の記憶が結び付いて、 意識の深層部に巨大な岩盤を形成しているからです。





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Last updated  January 6, 2025 06:40:40 AM
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