アンティークライドのNEW WORLD

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61話~65話 ハイパーグランプリ(3)



アナウンサー「さあ、いよいよハイパーグランプリも後半戦に突入!今のところ、ペガース選手がトップをキープしていますが、有力勢が徐々に追い上げを見せています。ここからが勝負所となるのでしょうか!?」
アナウンサー「その後半戦、まずは第7戦、トンネルロングコースです。ここを最も得意分野とするブラックマリア選手にとって、取りこぼすことは許されないコースでもあります。しかし、ケーニヒ選手をはじめ、他のメンバーがそうはさせじと挑むレースでもあります。」
ブラマリ「ここはまず負けられないコース。私の得意分野のコースである以上、勝利はいただいた!」
ケーニヒ「そう簡単には勝たせないぞ。」
マッド「お前のペース、狂わせてやるからな。」
ブラマリ「出来るものなら、やってみるといい!」

レーススタート!好スタートは例によってマッドとブラマリ。ブルペガ、エスペランザもいいスタートを切ったようだ。
エスペランザ「よし!好スタートだ!」
ブルペガ「先行有利だからな、ブラマリマークだ。」
アナウンサー「さあ、前の2台は・・・マッドスペシャル選手!マッドスペシャル選手が先頭です。ブラックマリア選手、競り負けたのか、2番手からのレースとなりました!」
ブラマリ「ちっ・・・仕方ないか。」
マッド「ペースに気をつけないとな・・・距離が長いからな・・・。」
アナウンサー「一方、ケーニヒ選手、アンティークライド選手は中団からやや後ろを追走する形です!」
ケーニヒ「ハイペース、つまり、この位置からでも十分に届くはずだ。」
アンティーク「今回は勝たないといけないな・・・何としてでも勝つ!」
ナイト「やれやれ・・・強敵2台を背に負ってしまったか・・・。仕方ない・・・何とかして競り勝つしかないな・・・。」
マーブル「強敵2台を、きっちりマーク!最後は前を行くブラマリさんなども捕らえるのみ!」
アナウンサー「これは、かなり縦長の展開となりそうだ!ペースはマッドスペシャル選手が落とそうにも落とせないハイペースとなっています。」
マッド「くそ・・・ペースを下げたら、ブラマリに前を行かれてしまう。かといって、ペースがこのままでは、持たない可能性もある・・・。」
ナイト「(さあマッド、ここをどう切り抜けてくる?)」
2周目に突入。マッドのペースは落ちていない。
マッド「(ブラマリは、ペースが落ちるのを歓迎するはず。むしろ、このままペースを落とさずに行ったほうがいいかもしれない。よし。)」
ブラマリ「・・・マッドのペースが落ちないな・・・だが、どこかで落ちるはずだ・・・。」
ナイト「(俺がマッドの立場なら、このままペースを落とさずに行くな。おそらく、マッドもペースを落とさずに走るはず。ハイペースなら、マッド自身もきついが、ブラマリよりは持続力が高いからな。)」
ブルペガ「ブラマリマークを続ける・・・だが、ペースが速すぎないか?」
エスペランザ「それは言えるかもしれない。俺はペースを落とすぞ・・・。」
ナイト「(エスペランザも気づいたな・・・俺もスタミナの消費を最小限に抑えてペースを保っている。まだ、動くには早いからな・・・。)」
ペガース「(ふーん・・・この位置取りで正解だったね・・・後は、どこで動くべきかな・・・。)」
ムーン「ペースが落ちない!後方集団にとってはチャンスだな!」
コード「でも、ペースがいつ落ちるか分からない。警戒するに越したことはないね。」
マーブル「そうだね。」
ケーニヒ「前の集団、バラバラになってきたな・・・。」
アンティーク「ああ、ブラマリとマッド以外は押さえる形になってる。」
アニア「マッドさんは、ペースを落とさずに走りきるつもりのようですわね。なら、ハイペースは必至。ブラマリさんが得意とするハイ・スロー・ハイのペースにはならないかもしれませんわね。」

3周目。やはり、マッドのペースは落ちないままである。
ブラマリ「マッドのやつ、あのペースのまま、走りきるつもりか!?やられた!このままだと、スピードが持続しない!」
アナウンサー「最有力候補のブラックマリア選手、何か焦っています!どうしたのでしょうか!?」
ブルペガ「やっぱりか・・・スピード重視型のブラマリにとって、ハイペースでかなりスタミナの消耗が激しい。こういう展開は、ブラマリにとって、最悪のペースと化する。」
ケーニヒ「このハイレベルレースで一番苦戦する展開を強いられるとはな。」
ブラマリ「・・・展開は仕方ない。だが、それごときで沈む私ではない!」
アナウンサー「ブラックマリア選手、早くもスパート!一か八かのロングスパートに出た!」
マッド「確かに、それならセーフティリードを作ることは出来るが、そう簡単には行かせない!MADスパート!」
アナウンサー「マッドスペシャル選手も早くもスパート!これは、完全燃焼した者だけに勝利が与えられるレースとなりそうだ!」
ケーニヒ「では、私も動くぞ!」
ブルペガ「行くか!追撃開始!」
エスペランザ「レーシングバランス!」
ペガース「俺も動くか!」
アニア「追撃開始、ですわ!コーナリングアベレージ!」
ムーン「俺も動く!ライトニングダッシュ!」
コード「ウィンドバースト!遅れはとれない!」
マーブル「マーブルスピード!早いとは思うけど、スタミナはいい感じで温存できてたから、最後まで持つはず!」
ナイト「特技こそ使わないが、他車のペースに遅れないようにしないとな・・・。」
アナウンサー「さあ、このコースを制するのは、一体誰でしょうか!?」
アンティーク「俺1台だけ、まだ動いてないことに気づいてないだろ、アナウンサーさんよ・・・。まあいい。俺は最後に賭ける。」

4周目。依然として順位に変動はない。
アンティーク「だが、ここから仕掛けていくか・・・。トップバースト!」

4周目終了地点での順位は、マッド、ブラマリ、エスペランザ、ブルペガ、ナイト、ケーニヒ、アニア、マーブル、マーブル、コード、ムーン、アンティークの順となっている。

ファイナルラップの5周目。
マッド「逃げ切ってやる!」
ブラマリ「逃げ切らせるものか・・・くっ、スタミナ切れか!?」
ブルペガ「俺もだ!」
アニア「仕方ありませんわ・・・こうなると、根性勝負ですわ!」
ナイト「俺の作戦がハマった!ここで瞬間の加速力!」
マーブル「くそ・・・ここでマジックスピード!」
コード「一瞬の爆発力!」
しかし、
アナウンサー「各車、思うようにスピードが上がりません!これはきつそうだ!・・・いや!その中から1台が抜け出てきた!・・・エスペランザ選手だ!」
ペガース「何!!??」
エスペランザ「よし!これで1位はもらったか!」
アナウンサー「さあ、エスペランザ選手が先頭を独走か!・・・いや、後方からものすごい勢いで迫ってくる1台がいる!!」
全車(迫ってくる車以外)「何!?」
アンティーク「ソニックバースト!さらにフラッシュバースト!!!」
アナウンサー「アンティークライド選手だ!ただ1台、末脚をため続けていた車の強襲だ!!!」
エスペランザ「くっ・・・バランススパート!持ってくれ!」
アンティーク「そうはさせるか!奥義!ドリームバースト!!!」
アナウンサー「しかし、エスペランザ選手も頑張っている!2台が並んだところでゴール!!!・・・わずかに、アンティークライド選手が差し切ったか!!??」
エスペランザ「くそ・・・差し切られたか・・・。」
アンティーク「悪いな。俺も負けられないんだ。」
エスペランザ「まあ、仕方ないさ。」
アナウンサー「結果は、1位がアンティークライド選手!2位がエスペランザ選手!3位から最下位までがかなりの大混戦です!3位争いはどうなったのでしょうか!!??」
全着順と順位は以下の通り。

   リザルト
  1位 アンティークライド +12P
  2位 エスペランザ    +11P
  3位 ブルー・ペガサス  +10P
  4位 アンティークコード  +9P
  5位 マッドスペシャル   +8P
  6位 ケーニヒ       +7P
  7位 ブラックマリア    +6P
  8位 ナイトブルー     +5P
  9位 ホワイトマーブル   +4P
 10位 ムーンライトロード  +3P
 11位 ペガース       +2P
 12位 アニア        +1P

   ランキング
  1位 アンティークライド 56P
  2位 マッドスペシャル  53P
     ケーニヒ      53P
  4位 ブラックマリア   50P
     ペガース      50P
  6位 ナイトブルー    48P
     ホワイトマーブル  48P
  8位 アンティークコード 45P
     ムーンライトロード 45P
 10位 ブルー・ペガサス  44P
 11位 エスペランザ    38P
 12位 アニア       16P

アナウンサー「ここでついに順位に変動が!アンティークライド選手、SGP覇車がついにトップに立った!!!」
アンティーク「だが、ここからが真の正念場だ。」
マッド「負けないぞ!」
ケーニヒ「私だって、負けるものか!」
ペガース「あーあ・・・巻き返さないとな・・・。」
ブルペガ「よし、上位集団に追いついてきたな。この調子で行くぜ!」
エスペランザ「こんなに頑張っても、まだブービーか・・・。」

第62話 スノーコース第3弾!HGP第8戦、アイス&スノー戦!

アンティーク「だから、寒いスノーコースはもういいって・・・。」
ナイト「仕方ないだろ。HGPは時期的に冬が多いんだから。」
マーブル「スノーコースか・・・僕の巻き返しはやっぱりスノーでかな?」
コード「このまま、引き下がりはしないよ!」
ムーン「第7戦は10位に終わったが、今度は1位を狙う!」
ペガース「ここでいったん巻き返さないと、次からがつらいからな・・・。」
エスペランザ「好調はキープ出来てる。ここも上位で通過したいところだな。」
アナウンサー「まもなく、ハイパーグランプリ第8戦、アイス&スノー戦が始まります。出場車はスタートポジションへと向かってください。」
ブラマリ「スノーコースか・・・順位からして、このコースは厳しいかもしれないな・・・。」
ブルペガ「雪道は、別に苦手じゃないからな。むしろ得意だから、上位は狙えるはずだ!」
ケーニヒ「私も、うかうかしてはいられないな・・・。」

アナウンサー「さあ、第8戦はここ、アイス&スノーコース!超のつく長距離コースを5周するという、まさに究極のスタミナ勝負となりそうです!」
レーススタート!相変わらずだが、マッドとブラマリは好スタート。そして、
ブルペガ「よっしゃ!好スタートだぜ!」
ペガース「スノーコースは、相性がいいのかな?」
エスペランザ「俺もいいスタートを切れた。」
アニア「久々の好ダッシュですわ!」
アンティーク「なんか今日、好スタートが多いな・・・俺も好スタートだが。」
アナウンサー「おっと!これはすごい!7台が好スタート!さあ、どんな展開となるのでしょうか!?」
マーブル「僕は、前のほうへ行っておこう。」
コード「僕も同じく。」
ナイト「ギリギリまで末脚をためるぞ・・・。」
アンティーク「中団ぐらいで様子見だな。」
ケーニヒ「アンティークをマークだな。アンティークには負けられない。」
ムーン「俺はどんな展開でも最後方からだけどな。」
アナウンサー「さあ、連続する直角カーブのエリアへと来ました。先頭は、マッドスペシャル選手です。2番手にブラックマリア選手とペガース選手、ブルー・ペガサス選手の3台が並んでいます。その後ろにホワイトマーブル選手、アンティークコード選手、アニア選手、エスペランザ選手がいます。そこから少し離れた中団集団には、アンティークライド選手とケーニヒ選手、ナイトブルー選手が追走し、最後方にはムーンライトロード選手がいます。」

そのままレースは順位に大きな変動もなく、3周目までを終える。4周目に突入。しかし、ここでやはり異変が現れた。
ブラマリ「くっ・・・そろそろスタミナが底をつきそうだ・・・。」
ペガース「さすがに、この距離はつらいね・・・。」
ブルペガ「何とかならないものか・・・。いや、何とかしてみせる!」
マッド「くっ・・・スタミナが・・・持つかどうか・・・!」
アンティーク「・・・想像以上にスタミナが消耗しているな・・・早めに上がっていくべきか・・・。」
ケーニヒ「意外に伸び切れそうにないぞ!」
アナウンサー「各車が苦戦している!その中から、早くも上がっていく車が3台いる!」
エスペランザ「よし!ここから引き離していくか!」
ナイト「そうはさせるかよ!」
マーブル「忘れられたら困るね!」
さらに、
ブルペガ「どこまで持つか分からないなら、持つまで頑張るのみ!」
アニア「ブルペガさんが動いたなら、私も動きますわ!」
コード「負けられない。早いとは分かりつつも、ここから仕掛けないと届かないはず!」
ムーン「徐々に進出開始!・・・もうアンティーク達は抜いた!」
ケーニヒ「くっ・・・!最下位だけは避けたいところだ!」
アンティーク「当たり前だ!せめて2桁順位は勘弁して欲しいぜ!」
アナウンサー「意外にも、トップ争いの有力勢が苦戦している!対して現在、ランキングの下位集団に甘んじている集団が上位へ進出!」

   4周目終了地点での順位
  1位 エスペランザ
  2位 ナイトブルー
  3位 ホワイトマーブル
  4位 ブルー・ペガサス
  5位 アニア
  6位 アンティークコード
  7位 ムーンライトロード
 そこから約200メートルほど離された集団
  8位 マッドスペシャル
  9位 ブラックマリア
 10位 ペガース
 11位 アンティークライド
 12位 ケーニヒ

ファイナルラップ。依然、先頭はエスペランザだが、
ナイト「瞬間の加速力!逃げ切らせはしないぞ!」
マーブル「マーブルスピード!一気に追撃!」
しかし、勢いが良かったのはその後ろの集団。
ブルペガ「ペガサススピード!外からナイト達を抜く!」
ナイト「何!?」
アニア「コーナリングアベレージで、一気にかわしますわ!」
マーブル「アニアさんまで!?」
コード「ウィンドバースト!」
ムーン「ライトニングダッシュ!」
アナウンサー「後続が一気に殺到!ナイトブルー選手とホワイトマーブル選手、6・7位争いに転落!」
ナイト「ちっ・・・スタミナ的にプラズママックスは使えない・・・。仕方ないか・・・。」
後方集団では、
ブラマリ「これはまずい・・・!」
ケーニヒ「せめて、ブラマリには勝つ!」
アンティーク「2桁順位はごめんだ!」
ペガース「よし、マッドを抜いた!」
マッド「すぐに抜き返す!」
ペガース「何を!?また抜く!」
再び先頭集団へと戻る。
アナウンサー「さあ、最後のトンネルを通ってくる!わずかにエスペランザ選手が先頭!・・・エスペランザ選手が徐々に後続を引き離す!後続はスタミナ切れか!?」
ブルペガ「くそっ・・・スタミナ切れか・・・!」
アニア「せめて、2位には上がりたいところですわ!」
コード「ここでのスタミナ切れはつらいね・・・。」
ムーン「くそっ・・・2位争いが精一杯か・・・!」
アナウンサー「エスペランザ選手、今1位でゴール!勝ったのはエスペランザ選手です!2位争いは・・・アニア選手がわずかに2位か!?」
アニア「何とか2位は確保しましたわ・・・。」
ブルペガ「うーむ・・・また3位か・・・。」
コード「最後にムーンに抜かれた・・・。」
ムーン「それでも4位だけどな・・・。」
アンティーク「お前らな・・・俺は11位だぞ・・・。」
ケーニヒ「いいじゃないか・・・結局最下位だぞ、私は。」
ブラマリ「10位・・・巻き返せるかどうか・・・。」
マッド「何とか、ペガースには抜かれなかった・・・しかし8位だ・・・。」
ペガース「最後にまた抜き返されて9位・・・。」

 全着順と順位は以下の通り。
   リザルト
  1位 エスペランザ    +12P
  2位 アニア       +11P
  3位 ブルー・ペガサス  +10P
  4位 ムーンライトロード  +9P
  5位 アンティークコード  +8P
  6位 ナイトブルー     +7P
  7位 ホワイトマーブル   +6P
  8位 マッドスペシャル   +5P
  9位 ペガース       +4P
 10位 ブラックマリア    +3P
 11位 アンティークライド  +2P
 12位 ケーニヒ       +1P

   ランキング
  1位 マッドスペシャル  58P
     アンティークライド 58P
  3位 ナイトブルー    55P
  4位 ブルー・ペガサス  54P
     ムーンライトロード 54P
     ホワイトマーブル  54P
     ペガース      54P
     ケーニヒ      54P
  9位 アンティークコード 53P
     ブラックマリア   53P
 11位 エスペランザ    50P
 12位 アニア       27P

アンティーク「1位から11位までわずか8ポイント差!?」
エスペランザ「さあ、これで分からなくなってきたな・・・。」
ペガース「4位が5台並んでるよ・・・。」
ブラマリ「またしても、ピンチかもしれないな・・・。」
ブルペガ「この位置なら、逆転はありうるな!」
ナイト「何とか3位にまで上がってきた。後4戦、優勝の可能性は十分にあるな・・・。」

第63話 久々の見舞い・・・今まで行かなくて悪かったとも・・・

今日は、ハイパーグランプリが休みの日。それでも、アンティークは休むことを知らないやつだ。今日もチョロQシティを走っている。
アンティーク「うーん、しかし、練習場(ジムカーナ)も今日は整備のために休みだといってるからな・・・。」
アンティークは何か考えているようだった。が、
アンティーク「そうだ!メタルとディーツを最近見かけてないな。あと、ロードやカーニバルにも会いに行こう。よし、まずは病院だ・・・退院してないよな、多分。」

ディーツ「あ!アンティークさん!お久しぶりです!」
アンティーク「よう、ディーツ。メタルも順調そうだな。」
メタル「うん。みんなのおかげでそろそろ退院できそうだって。」
アンティーク「よかったな・・・ディーツもそろそろ退院だろ?」
ディーツ「ええ。軽症だったんですけど、無理をせずに入院してましたから。」
アンティーク「まあ、無理は禁物だよな。」
メタル「退院したら、またアンティーク君達とレースしたいな。」
アンティーク「ああ、その時はいつでも相手になってやるよ。」
メタル「でも、アンティーク君もハイパーグランプリレベルだから、差がつきすぎちゃったりして・・・。」
アンティーク「どんなレベルであっても、勝負は時の運さ。低レベルで勝つ事だって、決して不可能じゃないぞ。」
ディーツ「そうですよね。」
メタル「でも、今は安静にしていないとね。」
アンティーク「そうだな。じゃあ、あまり長居すると悪いから、これで帰るよ。退院したら、連絡くれよ。」
ディーツ「分かりました。またレースしましょうね。」
メタル「約束だよ。」
アンティーク「分かってるさ。」

アンティーク「さて・・・まずは電話でもかけてみるか・・・もしもし、ロードか?アンティークだけどさ・・・。」
ロード「アンティーク!久しぶりだな!いきなりどうしたんだ?」
アンティーク「いや、最近、お前とカーニバルを見かけてないからさ、会いたくなったんだよ。結構前から行こうとしてたんだけどさ、グランプリとかで忙しかったからな。」
ロード「俺はいつでも歓迎するぜ。そうだ、カーニバルには俺から連絡しておく。」
アンティーク「わざわざ悪いな。じゃあ、ミドルサーキット場前に集合しようぜ。」
ロード「分かった・・・って、レースでもするのか?」
アンティーク「まあ・・・1日でも怠ることは出来ないからな・・・こっちも何台か誘ってみる。お前も誘えたら誘ってみてくれないか?」
ロード「分かった。じゃあ、今から1時間後に集合にしよう。」
アンティーク「そうだな。じゃあ、その時にな。」

アンティーク「・・・もしもし、ああ、俺だ、アンティークライドだ。・・・そうだ、よく分かったな。・・・あまり本気出すなよ。・・・OK。じゃあ、ミドルサーキット場で。」
???「うん・・・彼には、僕から言っておくよ。じゃあね。」
アンティークは、ミドルサーキット場へと向かった。さて、後は誰が来るのか・・・。

第64話 ロード、カーニバル、ブルーアローはまだしも、後の3台はな・・・しかもコースはミドルサーキットではなく・・・?

アンティーク「よう、ロード。カーニバルも一緒だな。」
ロード「久しぶりだな、アンティーク。もうすぐ、ブルーアローが来ると思うぞ。」
アンティーク「おお、ブルーアローも来るのか。こちらも、スペシャルゲストを2台呼んだぞ。」
カーニバル「へえ・・・それって、誰だ?」
???「まずは俺だ。」
ロード「その見覚えのあるボディ・・・まさか、お前は・・・。」
???(さっきの???とは違う車)「何を隠そう、レイジレーサーの大将格とも言える、ベイオネット君だよ。」
ブルー「おーい、来たぞ・・・って、お前は・・・!」
ベイオネット「びっくりしても仕方ないよな。こいつは、あのヴィクトアールに劣らない旋回性を持ち、なおかつ、ドリフトも上手にこなす、まさに最強の旋回性の持ち主、スペックライトだ。」
スペック「そういうことです。よろしくね。」
アンティーク「まあ、久々に会ったからさ、こいつらも久々ということで。」
ベイオネット「それにしてもさ、お前もハイパーグランプリであんなに苦戦するなよ。あの時と比べて、なんだか弱く感じるぞ?」
ロード「あの時?」
アンティーク「ああ、去年に一緒のレースに出てさ、僅差で負けたんだけどさ、いい勝負だったんだよな。」
スペック「その時の僕は、まだ無名のランナーだったけどね。」
カーニバル「スペック君はわずか半年で、こことは違う世界のチャンピオンにまでなった、別名、天才ランナーとも言われてるんだよな。」
スペック「いや、それほどでもないよ。」
アンティーク「そうだな・・・コース、変えるか?」
ブルー「・・・上級サーキットが貸しきり状態だから、そっちに行かないか?」
ロード「というかお前、何でそんなこと知ってんだ?」
カーニバル「そういえば、今日の夕方に行く予定だったんじゃなかったか?」
ロード「ああ、そうだったな。それで昼から貸しきり状態と・・・。」
アンティーク「じゃあ、そっちに行くか?」
スペック「いいよ。行こうよ。」
ベイオネット「なんだか楽しみだな。」

というわけで、上級サーキット場に着いた6台。
ロード「おいおい、貸しきり状態といえど、これは寂しいだろ。」
ブルー「いや普通、貸しきりだからこの状態じゃないのか?」
アンティーク「まあ、貸しきりなら、邪魔がいないからいいだろう。」
スペック「はい、これ。」
カーニバル「何だそれ?」
スペック「見ての通り、くじ引きだよ。スタート順を決めるために使うかなと思って。」
ベイオネット「それが手っ取り早いな。じゃあ、」
全員「せーの!」

アンティーク「俺は、4番手スタートか。」
ベイオネット「よし!2番スタートだ!」
スペック「5番目か・・・別に大丈夫。」
ブルー「3番手・・・後ろよりはましだな。」
カーニバル「よっしゃ!トップからスタート!」
ロード「俺・・・シンガリスタートかよ・・・。」

アンティーク「それじゃあ、始めるぞ・・・3,2,1,GO!」
スタート。ベイオネットが抜群のスタートを決める。
カーニバル「うわっ!速えっ!」
ベイオネット「加速勝負は負けねえぞ。スタートもトップクラスのよさ!」
ロード「俺も置いていくなよ~!」
カーニバル「シンガリスタートでいつの間にここにいるんだよ!?」
ロード「うるさい!せめて、お前には負けないぜ!」
ベイオネット「親友にしてライバル・・・いい関係だよな。」
前を行く3台に対し、後ろに控える3台。
スペック「(後ろにアンティークとブルーがいる。けど、僕が得意なのは、コーナーよりも直線なんだよね・・・。)」
アンティーク「スペックは、直線勝負にも強いからな。結構注意していたほうがいいぞ。」
ブルー「君がそう言うなら、十分注意するさ。」
2周目までをそのままの順位で通過する。ベイオネットが依然として先頭。2番手にいるロードとカーニバルの後ろから、徐々にスペックが進出を開始する。
スペック「じゃあ、外からお邪魔します。」
ロード「うわっ、速っ!」
カーニバル「特技を使う間もないぜ・・・。」
アンティーク「私語は慎むほうがいいんじゃないのか?」
ブルー「その通りだな。」
ロード「お前らまで行かせるかよ!」
カーニバル「ブロック!さらに二枚腰!」
アンティーク「ブロック回避でトップバースト!」
ブルー「くそっ!ブロック回避できなかったか・・・。」
ロード「おいおい、俺達もレコード上回ってる(ロード達のレコードは38秒20。)けどさ、あいつら、どんなタイムが出てるんだ?」
カーニバル「わからん・・・けど、わかるのは、俺たちとは別次元の力の持ち主だな!」
ブルー「せめて、10秒以上は離されたくないな!」
その頃、追い上げに出たアンティークだが・・・
アンティーク「ちっ・・・前の2台との差が縮まらないぞ!」
アンティークの力を持ってしても、スペックとベイオネットはそれを上回るスピードを出していた。2台の差は60メートル。
スペック「さあ、後ろまで来たよ、ベイオネット君!」
ベイオネット「さすが、天才ランナーは強いな!だが、俺には追いつけないはず!」
スペック「抜いてみせる!」
徐々に差が縮まる。最後のホームストレートの手前のストレートへ。
スペック「差はあと10メートルほどだ!抜けるはずだ!」
ベイオネット「まだまだ!そう簡単には抜かせるかよ!」
スペック「そこだ!」
ベイオネット「ブロック!」
スペック「回避!」
ベイオネット「瞬間的に超高速の加速!」
スペック「速い!けど、それなら追いつける!」
いよいよ、ホームストレート。アンティークはまだ、その手前のストレートに来たばかりだ。
アンティーク「おいおい、2台ともあんなに力をつけてたのか・・・。」
スペック「この勝負、僕の勝ちだ!!」
ベイオネット「いいや、俺の勝ちだ!!」
ゴール!わずかに、ベイオネットが15センチ差でスペックの追撃を振り切った。
スペック「15センチか・・・やっぱりベイオネット君は強いね。」
ベイオネット「もっとコーナーがあるコースのほうがいいな。」
アンティーク「いやいや、お前の条件に合うコースだったら、どれだけ強いんだ・・・。」
ブルー「すごく速すぎ、スペックもベイオネットも。」
カーニバル「これが・・・最強レベルの力・・・。」
スペック「デビルカー3強に比べたら、劣るけどね。」
ロード「また、お前たちよりも強い奴がいるのかよ!?」
ベイオネット「ああ、さっき言ったヴィクトアールに、俺よりもはるかに上り坂でのパワーが強いテンペスト、最高速最速のドラゴーネという、デビルカー3台がいるんだ。」
アンティーク「ヴィクトアールは会ったことがあるけど、テンペストとドラゴーネはあったことないな。」
ベイオネット「そりゃそのはずさ。あの2台は、どこかの隠しコースで練習をしているそうだ。」
スペック「しかも、誰もそれがわからないんだってさ。」
ロード「ちょっとさ、ハイパーグランプリの優勝者とそのデビルカー3台が勝負したらどうなるのか、楽しみだよな。」
カーニバル「それこそ、最強車バトルという名がふさわしいな。」
アンティーク「それよりも、ベイオネット達に勝てないと無理だろ。」
ブルー「確かに・・・そうだな・・・。」
こうして、アンティークはみんなと別れ、明日のハイパーグランプリ第9戦に備えるのであった・・・。

第65話 大波乱の連続!ハイパーグランプリ第9戦、グングンラグーン戦!

アンティーク「あち~・・・この前は寒くて、次は暑い場所かよ・・・。」
ナイト「まあ、アッチッチケイブに比べたら、幾分はましだろう。」
マーブル「確かにそうだね・・・。」
ムーン「難所がそろうコースだな・・・。」
コード「まあ、何とかなるでしょ。」
ブラマリ「ここで上位を逃すと、かなり厳しくなるな・・・。」
ブルペガ「けど、ここはオフロードだ。俺が勝たせてもらうぜ!」
エスペランザ「そう簡単には勝たせないぞ。」
アニア「私も忘れないで下さる?」
エスペランザ「ああ、悪いな。」
ペガース「あれ?そういえば、ケーニヒさんがいないね・・・。」

ケーニヒ「よし、このコースの特徴は分かった。早く戻らないとな・・・。」
????「ケーニヒ、頑張っているじゃないか。」
ケーニヒ「誰だ!私の名を呼んだのは!」
????「俺だよ、ケーニヒ。」
ケーニヒの目の前に現れたのは・・・、
????「・・・久しぶりだな。」
ケーニヒ「・・・ノラヒカ・・・戻ってきたのか。」
ケーニヒの前に現れたのは、ケーニヒの昔からの親友で、彼とは別路線のレースを歩んできた、ノラヒカだった。
ノラヒカ「これまでのレース、全部テレビで見ていたぞ。しかし、この前は全然ダメだったな。」
ケーニヒ「ああ・・・しかし、今日は勝てる自信はあるぞ。」
ノラヒカ「ははは・・・お前らしいな。そうだ、実はな・・・、」
ケーニヒ「何だ?」
ノラヒカ「俺さ、スペシャルグランプリに招待されたんだ。」
ケーニヒ「スペシャルグランプリ!あの世界最高峰のグランプリにか!?」
ノラヒカ「ああ・・・このグランプリも、上位6台がそのグランプリに出られるそうじゃないか。」
ケーニヒ「そうなると、なおかつこのグランプリでは負けられない・・・。」
ノラヒカ「まあまあ、そう気負うなよ。」
ケーニヒ「悪いな。いつもの癖なんだ。」
ノラヒカ「ところで、お前の言っていた、アンティークライドというのはどいつだ?」
ケーニヒ「ああ、アンティークなら、向こうに行っている。・・・レースがそろそろ始まりそうだな。レースが終わったら、紹介するよ。」
ノラヒカ「ああ、観客席で見てるからな。」

アナウンサー「さあ、大混戦となってきたハイパーグランプリ。第9戦はグングンラグーンコース。中盤のジャンプゾーンをいかにロスなく進むことができるかが、勝敗を分けるポイントになるかもしれません。では、スタートです。」
レーススタート!好スタートはいつもどおり、マッドとブラマリ。ペガース、エスペランザ、アニア、ブルペガもいいスタートを切る。
マッド「よし、今日は調子がいいな!」
アナウンサー「マッドスペシャル選手、今日は後続を引き離して逃げていくようです。」
ブルペガ「そのペースじゃあ、最後まで持たないな。」
エスペランザ「いや、分からないぞ・・・。」
アニア「上位集団にはいないと厳しいですわね・・・。」
ブラマリ「今日はこれぐらいのものだろう。ペース次第では勝てる可能性も十分にある。」
ペガース「俺は抑えていこうか・・・。」
アナウンサー「その後の集団ですが、ナイトブルー選手とホワイトマーブル選手、さらにはケーニヒ選手もこの集団にいます。」
ナイト「マッドが飛ばしていきそうだな・・・。」
マーブル「前にとって、このペースが凶と出るか、吉と出るかな。」
ケーニヒ「(おそらく、ハイ、スロー、ハイのペースとなるか、第7戦のときのように、終始ハイペースか・・・どちらにしても、ペースに応じて戦うのみだな・・・。)」
アナウンサー「後方集団は、アンティークコード選手、アンティークライド選手、ムーンライトロード選手が追走しています。」
コード「長距離戦なら、十分に差し切れるね。」
アンティーク「油断は禁物だぞ。」
ムーン「アンティークを徹底マークするのみ。」
アナウンサー「さあ、飛ばしますマッドスペシャル選手。後続とのリードを大きく広げ、中盤のジャンプゾーンへとさしかかります。」
マッド、なんなくと通過する。(ちなみに、ショートカットは閉鎖されています。)
アナウンサー「マッドスペシャル選手、余裕でここを通過していきます。後続集団が今、ジャンプゾーンへとさしかかります。・・・各車、危なげなく通過していきます。」
1周目、2周目とマッドスペシャルがグングン飛ばしていき、3周目に入る頃には、2番手、ブラックマリアとの差が600メートルほどになっていた。
ブラマリ「・・・すでにマッドの姿すら見当たらないぞ・・・。」
ブルペガ「ああ・・・それにしても、飛ばしすぎじゃねえか?」
アニア「そうですわね・・・でも、持たないのではなくて?」
エスペランザ「いや・・・マッドなら、持ってしまうかもしれないな・・・。」
その後ろ、単独でペガースがいる。
ペガース「・・・今までで一番速いペースだね・・・。」
さらにその後ろ、ナイトやマーブル、ケーニヒなども・・・、
ナイト「さて・・・このあたりでどうするかが勝敗の鍵だな・・・。」
マーブル「僕は・・・上がっていくよ。」
ケーニヒ「私も上がっていくぞ。」
コード「徐々に進出開始!」
アンティーク「まだ・・・まだ俺はためる・・・。」
ムーン「(アンティークをマークすると決めたんだ。俺も動かない。)」

3周目を終え、4周目に入る12台。ここから後続の追い上げが始まる。
ブラマリ「追撃開始!」
ブルペガ「一気にペガサススピード!」
アニア「コーナリングアベレージ!」
エスペランザ「レーシングバランス!」
ペガース「俺も追い上げるぞ!」
マーブル「マーブルスピード!」
ケーニヒ「まだ、特技は使わない!」
コード「ウィンドバースト!」
ナイト「ここから追い上げ開始!」
アンティーク「行くぜ!トップバースト!」
ムーン「アンティークが動いた!ならこちらも!ライトニングダッシュ!」
アナウンサー「さあ!マッドスペシャル選手を捕らえにかかる11台!」
マッド「よし、シフトダウンしたから、ペースアップだな・・・。」
アナウンサー「マッドスペシャル選手、ここからラストスパートに入る!さあ、どの車が勝利のゴールを駆け抜けるのか!?」
ノラヒカ「(・・・あのペガースとか言う車と、ケーニヒの言っていたアンティークライド、そしてケーニヒ。マッドスペシャルをかわせる可能性があるのは、この3台だけだな・・・。)」

ファイナルラップ。ノラヒカの思惑通り、2番手にペガースが上がってきて、ケーニヒ、アンティークのスピードがさらに増した。
エスペランザ「くっ・・・ペガースに追いつけないぞ!」
ブラマリ「俺の後ろの車たちは、俺をかわせない!・・・だが、俺も思うように伸びない!」
ケーニヒ「なら、私はかわせる!」
アンティーク「俺もいるぜ!」
ブルペガ「!!ケーニヒ、アンティーク!!」
マーブル「僕もまだ伸びている!」
ナイト「くそっ・・・俺は思うように伸びない!」
アナウンサー「一気に2番手にペガース選手が浮上!さらに、ケーニヒ選手、アンティークライド選手がものすごい勢いで先頭に迫る!ホワイトマーブル選手もいい伸びを見せていますが、前よりは伸びが悪そうです。」

マッド「よし、後は600メートル・・・!?くそっ、後続勢が追いついてきたか!」
ペガース「逃がしはしないよ、マッド君!」
ケーニヒ「これなら、チャンスはある!」
アンティーク「俺だって、負けるものか!!」
水の流れる場所を通過し、最後のオフロードにさしかかる。しかし、この地点でケーニヒとアンティークがトップ争いに立つ。ペガースが3番手となり、マッドは4番手。
マッド「ちっ・・・最初に飛ばしすぎたか・・・。」
ペガース「これ以上は追いつきそうにないね・・・。」
ケーニヒ「アンティーク!この勝負、私が勝たせてもらう!」
アンティーク「負けるものか!ソニックバーストにフラッシュバースト!」
ケーニヒ「フライトスパート!」
アナウンサー「ケーニヒ選手がわずかに先頭だが、アンティークライド選手が迫ってくる!並ぶか、かわすか!今、並んでゴール!!わずかに、ケーニヒ選手がアンティークライド選手の追撃を振り切ったか!?」
アンティーク「くそー、差し切れなかったか。」
ケーニヒ「よし・・・今回のグランプリ、初めての1位だ。」
アンティーク「ん?そうだったのか。」

 全着順と順位は以下の通り。
   リザルト
  1位 ケーニヒ      +12P
  2位 アンティークライド +11P
  3位 ペガース      +10P
  4位 マッドスペシャル   +9P
  5位 ホワイトマーブル   +8P
  6位 ブラックマリア    +7P
  7位 ナイトブルー     +6P
  8位 ブルー・ペガサス   +5P
  9位 エスペランザ     +4P
 10位 アニア        +3P
 11位 アンティークコード  +2P
 12位 ムーンライトロード  +1P

   ランキング
  1位 アンティークライド 69P
  2位 マッドスペシャル  67P
  3位 ケーニヒ      66P
  4位 ペガース      64P
  5位 ホワイトマーブル  62P
  6位 ナイトブルー    61P
  7位 ブラックマリア   60P
  8位 ブルー・ペガサス  59P
  9位 アンティークコード 55P
     ムーンライトロード 55P
 11位 エスペランザ    54P
 12位 アニア       30P

 あとがき
アンティーク「第9戦目までを終えて、俺がトップになっているな。」
ナイト「俺は6位に転落だ・・・。」
マーブル「まあ、僕も5位だけどね。」
ケーニヒ「この調子で行くことが出来ればいいのだが・・・。」
アンティーク「よし、次はハイパーグランプリ最終章!ぜひ!見てください!」


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