アンティークライドのNEW WORLD

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第22回チャットグランプリ・2

2回戦(全3戦のグランプリ方式。全12組で各組上位4台が準決勝へ)
   第1組
 ムーンマジック(S、差し)
 スカイバースト(SS、自在)
 プライムグロリア(B、先行)
 ミドルワールド(SS、逃げ)
 フェニックスレディ(A、差し)
 アンティークライド(+S、差し)
 ヴィクトアール(+SS、差し)
 フージュローズネイル(+S、自在)
  第1組からそれなりにハイレベルな組み合わせとなったか。最有力といった存在がおらず、コースごとに上位台頭のレーサーは大きく変わりそうだ。実績ではミドルワールドが若干優勢も、調子を上げてきたスカイバースト、派遣勢の一角フージュローズネイル、最軽量デビルカーのヴィクトアール、さらに急上昇中の若手レーサー:プライムグロリアなど、誰が抜け出してくるか分かりにくそうだ。

   第1戦リザルト
  1位:ミドルワールド(SS、逃げ)・・・6P
  2位:フージュローズネイル(+S、自在)・・・5P
  3位:プライムグロリア(B、先行)・・・4P
  4位:スカイバースト(SS、自在)・・・3P
  5位:ヴィクトアール(+SS、差し)・・・2P
  6位:アンティークライド(+S、差し)・・・1P
  7位:ムーンマジック(S、差し)・・・0P
  8位:フェニックスレディ(A、差し)・・・0P
 展開の利もあってか、大逃げを打ったミドルワールドがそのまま逃げ切り勝ち。最後こそ勢いが鈍ったものの、セーフティリードを保ったままゴールした。2、3番手を追走したフージュローズネイル、プライムグロリアの2位争いはフージュローズネイルが制した。

   第2戦リザルト
  1位:ヴィクトアール(+SS、差し)・・・8P
  2位:スカイバースト(SS、自在)・・・8P
  3位:アンティークライド(+S、差し)・・・5P
  4位:プライムグロリア(B、先行)・・・7P
  5位:ミドルワールド(SS、逃げ)・・・8P
  6位:フージュローズネイル(+S、自在)・・・6P
  7位:ムーンマジック(S、差し)・・・0P
  8位:フェニックスレディ(A、差し)・・・0P
 後方から追い上げてきたレーサー達の末脚勝負。最後はインを突いたヴィクトアールが、スカイバースト、アンティークライドとの争いを制して1位。フージュローズネイル、ミドルワールド、そしてプライムグロリア辺りは前の方にいた分、最後に脚が止まったか、その後に敗れた。しかし、そのおかげでランキングは見ての通り大接戦。最終戦は得意とするレーサーが多い分、どのような結果となるのか注目だ。

   最終戦リザルト
  1位:アンティークライド(+S、差し)・・・11P
  2位:ミドルワールド(SS、逃げ)・・・13P
  3位:スカイバースト(SS、自在)・・・12P
  4位:プライムグロリア(B、先行)・・・10P
  5位:フージュローズネイル(+S、自在)・・・8P
  6位:ヴィクトアール(+SS、差し)・・・9P
  7位:フェニックスレディ(A、差し)・・・0P
  8位:ムーンマジック(S、差し)・・・0P
 第1組の最終戦は、5番人気だったアンティークライドが土壇場で持ち前のスピードを存分に発揮してみせた。ミドルワールドが果敢に飛ばしたので、道中は超ハイペース。この展開の中で後方勢で勢いよく上がってきたのはアンティークライドとスカイバースト。この2台がトップに食らいつき、最後はアンティークライドが一歩抜け出して勝利。離れた4位にロングスパートながら粘りに粘ったプライムグロリアが踏ん張った。この結果、ミドルワールドが総合1位となり、後はスカイバースト、アンティークライド、そしてプライムグロリアの計4台が準決勝進出を決めた。


   第2組
 ドリームフライト(P、差し)
 ラッシュスパイラル(+S、差し)
 ペガース(S、差し)
 ブレイブフォース(S、先行)
 エトワールブリーズ(-A、差し)
 ブラックウィル(-SS、自在)
 エルガーファオスト(A、先行)
 RC410(+S、差し)
  第1組と比べると少々実力の抜けた存在がいる組み合わせとなった。ここはテクニカル主体の2回戦と言えども、ドリームフライトとブラックウィルの2台が中心となるか。コース的に優位に立てそうなのはブラックウィルだが、悪路コースでもドリームフライトは十分怖い存在なのでどうなるか。これに割り込んでいけるとすれば、派遣勢の若手の星:ラッシュスパイラル。ペースに大きく左右されることもないので、割り込んでくる可能性は高そうだ。この3台以外では少々割り込むのは厳しいか。4番手のレーサーが誰になるかも結構混戦模様なので要注目だ。

   第1戦リザルト
  1位:ブラックウィル(-SS、自在)・・・6P
  2位:ラッシュスパイラル(+S、差し)・・・5P
  3位:ドリームフライト(P、差し)・・・4P
  4位:ブレイブフォース(S、先行)・・・3P
  5位:エトワールブリーズ(-A、差し)・・・2P
  6位:エルガーファオスト(A、先行)・・・1P
  7位:RC410(+S、差し)・・・0P
  8位:ペガース(S、差し)・・・0P
 単騎大逃げの形に持ち込んだエルガーファオストが終盤でらしからぬミスを連発。これに乗じて各車が殺到したため、ゴール前は二転三転の大接戦。最後に1位でゴールを駆け抜けたのは2番人気のブラックウィル。まくってきていたラッシュスパイラルとの競り合いになったが、最後はインコースを通ったブラックウィルに分があった。ドリームフライトは仕掛けが遅く、最後に3位に上がるのが精一杯だった。

   第2戦リザルト
  1位:ドリームフライト(P、差し)・・・10P
  2位:ラッシュスパイラル(+S、差し)・・・10P
  3位:ブラックウィル(-SS、自在)・・・10P
  4位:RC410(+S、差し)・・・3P
  5位:エルガーファオスト(A、先行)・・・3P
  6位:ペガース(S、差し)・・・1P
  7位:ブレイブフォース(S、先行)・・・3P
  8位:エトワールブリーズ(-A、差し)・・・2P
 第2戦を制したのはドリームフライト。道中は最後方待機だったが、ファイナルラップで一気に先行集団の後ろに取り付くと、先に抜け出したラッシュスパイラル、ブラックウィルを最後のホームストレートで一気に差し切って勝利。2位争いはラッシュスパイラルが振り切って2位を確保。ランキングは上位3台が同点で最終戦へ、この3台は準決勝進出をほぼ確定のものとしただろう。問題は残る4位争い、どの車にも可能性があるので要注目だ。

   最終戦リザルト
  1位:ブラックウィル(-SS、自在)・・・16P
  2位:ドリームフライト(P、差し)・・・15P
  3位:ラッシュスパイラル(+S、差し)・・・14P
  4位:ブレイブフォース(S、先行)・・・6P
  5位:エトワールブリーズ(-A、差し)・・・4P
  6位:エルガーファオスト(A、先行)・・・4P
  7位:ペガース(S、差し)・・・1P
  8位:RC410(+S、差し)・・・3P
 最後までこの3台の争いは激しいものになった。第2組の最終戦を制したのはブラックウィル。エルガーファオスト、ブレイブフォースが予想よりかなり速いペースを刻んだためにハイペースの流れとなったが、当然ファイナルラップでこの2台の手応えは少々怪しくなる。そこにやってきたのがラッシュスパイラルとブラックウィル。少し遅れてドリームフライトも迫り、最終的にはこの3台のデッドヒート。最後に制したのはブラックウィルで、外から迫ったドリームフライトが2位となった。結果、準決勝進出は最終戦1~3位の3台に、最終戦で踏ん張って4位を確保したブレイブフォースが準決勝進出を決めた。


   第3組
 ロンゴミアント(+S、差し)
 インペリアルジェム(+B、自在)
 ウィンディエリアル(+A、追込)
 スプラッシュライト(+S、差し)
 フェザーブーケ(+A、差し)
 マーブルファンタズム(+S、追込)
 ワールドリーズン(+S、自在)
 ホワイトマーブル(-SS、差し)
  何という超スローペースな組み合わせだろうか。メンバーが差し・追込・自在しか存在しない第3組は、実力も割と伯仲しているため大激戦が予想される。自在の2台が大逃げを打ったことは一度もないため、スローペースからの瞬発力勝負が濃厚だ。第1戦のコースだけで言えばロンゴミアントが一歩リードしているようにも見えるが、全体的にはマーブルファンタズム、スプラッシュライト、ウィンディエリアル辺りが実績的に有利か。ただ、展開がスロー濃厚なだけに、人気薄の前残りのパターンにも要注意したい。

   第1戦リザルト
  1位:ロンゴミアント(+S、差し)・・・6P
  2位:ワールドリーズン(+S、自在)・・・5P
  3位:ホワイトマーブル(-SS、差し)・・・4P
  4位:ウィンディエリアル(+A、追込)・・・3P
  5位:インペリアルジェム(+B、自在)・・・2P
  6位:マーブルファンタズム(+S、追込)・・・1P
  7位:スプラッシュライト(+S、差し)・・・0P
  8位:フェザーブーケ(+A、差し)・・・0P
 得意コースではそうそう負けはしないか。コース適性が高いこともあって1番人気に支持されたロンゴミアントがきっちりと人気に応えて勝利。大きなミスなく立ち回ったワールドリーズン、早め進出もいい手応えできていたホワイトマーブルとの競り合いにはなったが、際どいながらも最後に抜け出した。ワールドリーズンが粘って2位、マーブルファンタズム、スプラッシュライト辺りは早仕掛けが逆に裏目に出て最後に失速、6、7位にそれぞれ沈んでいる。

   第2戦リザルト
  1位:ウィンディエリアル(+A、追込)・・・9P
  2位:マーブルファンタズム(+S、追込)・・・6P
  3位:スプラッシュライト(+S、差し)・・・4P
  4位:ワールドリーズン(+S、自在)・・・8P
  5位:フェザーブーケ(+A、差し)・・・2P
  6位:ホワイトマーブル(-SS、差し)・・・5P
  7位:ロンゴミアント(+S、差し)・・・6P
  8位:インペリアルジェム(+B、自在)・・・2P
 超スローペースであるにもかかわらず、最終的には後方待機組3台の決着。最後は先に抜け出したスプラッシュライトをかわした追込2台の勝負となったが、外のウィンディエリアルがわずかに差し切って勝利。第1戦1位のロンゴミアントは電線ジャンプでのミスが響いてポイント圏外の7位に敗れた。ランキングはウィンディエリアルが単独トップに躍り出たが、全体的に混戦模様。最終戦での結果次第で順位が大きく変動しそうだ。

   最終戦リザルト
  1位:スプラッシュライト(+S、差し)・・・10P
  2位:ホワイトマーブル(-SS、差し)・・・10P
  3位:マーブルファンタズム(+S、追込)・・・10P
  4位:ロンゴミアント(+S、差し)・・・9P
  5位:ウィンディエリアル(+A、追込)・・・11P
  6位:インペリアルジェム(+B、自在)・・・3P
  7位:ワールドリーズン(+S、自在)・・・8P
  8位:フェザーブーケ(+A、差し)・・・2P
 最終戦は続いて第3組の争い。ここは季節コースで無類の強さを発揮するスプラッシュライトが、今回も力強く抜け出して勝利を手にした。道中はインペリアルジェムが単騎逃げの形に持ち込んで粘り込みを図ったが、そこから早め進出のホワイトマーブルとロンゴミアント、後方から迫ったスプラッシュライト、マーブルファンタズム、ウィンディエリアルが迫る。最終的にこの争いからスプラッシュライトが抜け出して快勝し、2位には先に抜け出して踏ん張ったホワイトマーブル、追い込んだマーブルファンタズムが3位となった。最終的にランキングは大激戦となったが、単独1位にウィンディエリアル、2位にスプラッシュライト、ホワイトマーブル、マーブルファンタズムが並び、この4台が準決勝進出を決めた。


   第4組
 ドラゴーネ(+SS、追込)
 シリウスナイト(SS、先行)
 クリスタルライト(S、自在)
 ローカルスター(-SS、差し)
 ウェルギリウス(-SS、自在)
 ウルトラノヴァ(+SS、先行)
 パープルタイガー(+B、逃げ)
 ムーンライトロード(+A、追込)
  一部を除きハイレベルな激戦区だ。おそらく実績、展開共に一歩リードはウェルギリウスだろう。予想外の展開にも動じないので、このレーサーが有力視されるのは間違いないはず。問題は2番手以降か。ある程度前につけられて切れる脚も持っているシリウスナイトが抜けているようにも見えるが、オンロードならドラゴーネ、ウルトラノヴァのリッジ・レイジ組、テクニカルコースも堅実なローカルスターや勢いを取り戻してきたクリスタルライトがいるので、かなり混戦模様だ。パープルタイガーとムーンライトロードの2台は、ここに入るとさすがに力不足の印象があるので厳しいだろう。

   第1戦リザルト
  1位:シリウスナイト(SS、先行)・・・6P
  2位:クリスタルライト(S、自在)・・・5P
  3位:ローカルスター(-SS、差し)・・・4P
  4位:ウェルギリウス(-SS、自在)・・・3P
  5位:パープルタイガー(+B、逃げ)・・・2P
  6位:ムーンライトロード(+A、追込)・・・1P
  7位:ドラゴーネ(+SS、追込)・・・0P
  8位:ウルトラノヴァ(+SS、先行)・・・0P
 大逃げを打ったパープルタイガーが意外と失速せず、大波乱を予想させたが、結果的には2番手を追走した2番人気のシリウスナイトがきっちりと差し切り勝ち。これに食い下がったクリスタルライトが2位、中団からじわじわと追い上げたローカルスターが3位に浮上した。ウェルギリウスはスタートで後手を踏んだのが響き、後方待機から追い上げたものの届かず4位まで。

   第2戦リザルト
  1位:ウルトラノヴァ(+SS、先行)・・・6P
  2位:シリウスナイト(SS、先行)・・・11P
  3位:ローカルスター(-SS、差し)・・・8P
  4位:クリスタルライト(S、自在)・・・8P
  5位:ドラゴーネ(+SS、追込)・・・2P
  6位:ウェルギリウス(-SS、自在)・・・4P
  7位:ムーンライトロード(+A、追込)・・・1P
  8位:パープルタイガー(+B、逃げ)・・・2P
 積極策の2台が終盤にニアミスで失速し、結果的には好位追走のレーサーが上位に台頭する結果となった。第2戦を勝利したのはウルトラノヴァ。道中4番手追走から先に先頭に躍り出たシリウスナイトをかわして、そのまま押し切った。シリウスナイトが2位に粘り、3位はじわじわと追い上げてきたローカルスター。ドラゴーネは追い上げが遅く届かず、ウェルギリウスはファイナルラップで逃げたパープルタイガーとニアミスのアクシデントもあって6位に敗れた。ランキングはシリウスナイトが準決勝進出をほぼ手中に収めたか。2位争いは割と混戦模様だが、ウェルギリウスは最終戦で1位、どれだけ悪くても2位までが必須条件という、かなり厳しい展開となった。

   最終戦リザルト
  1位:ローカルスター(-SS、差し)・・・14P
  2位:シリウスナイト(SS、先行)・・・16P
  3位:クリスタルライト(S、自在)・・・12P
  4位:ウェルギリウス(-SS、自在)・・・7P
  5位:ウルトラノヴァ(+SS、先行)・・・8P
  6位:ムーンライトロード(+A、追込)・・・2P
  7位:パープルタイガー(+B、逃げ)・・・2P
  8位:ドラゴーネ(+SS、追込)・・・2P
 第4組の最終戦は素質車ローカルスターが見事な差し切り勝ち。好位追走のシリウスナイト、クリスタルライト、ウェルギリウス、ウルトラノヴァがファイナルラップ中盤まで競り合っていたが、これらを最後のホームストレートでまとめて差し切って勝利。シリウスナイトが踏ん張って2位を死守し、クリスタルライトもしぶとく伸びてウェルギリウスとの叩き合いを制した。この結果、ウェルギリウスはわずかに1P及ばず2回戦敗退。シリウスナイト、ローカルスター、クリスタルライト、そしてウルトラノヴァの4台が準決勝進出を決めた。


   第5組
 ライジングコマンド(+S、逃げ)
 ストーンボーイ(SS、自在)
 ミラクルイエロー(+S、差し)
 クレイジーガープ(SS、追込)
 ブレイズファング(SS、差し)
 ハリケーンブレイカー(+SS、差し)
 ミスターラリー(-SS、差し)
 ゴドルフィンナイト(+A、自在)
  ここもかなりの激戦区だ。実績と能力を考えるとトップ争いはおそらく3台、怒涛の追込を見せるクレイジーガープ、万能型差し脚のブレイズファング、突風のような切れ味を見せるハリケーンブレイカーだろう。悪路コースが3レース中2レースあるので、続けるとすれば悪路の鬼ことストーンボーイか。調子も悪くないので上位候補3台に割り込む可能性も無きにしも非ずと言ったところだろう。ミスターラリー、ゴドルフィンナイト辺りもコース次第では十分台頭の可能性を秘めているので要注意だ。

   第1戦リザルト
  1位:ストーンボーイ(SS、自在)・・・6P
  2位:ブレイズファング(SS、差し)・・・5P
  3位:ゴドルフィンナイト(+A、自在)・・・4P
  4位:ミスターラリー(-SS、差し)・・・3P
  5位:ハリケーンブレイカー(+SS、差し)・・・2P
  6位:ライジングコマンド(+S、逃げ)・・・1P
  7位:クレイジーガープ(SS、追込)・・・0P
  8位:ミラクルイエロー(+S、差し)・・・0P
 他者の追撃を全く許さない、まさしく悪路の鬼にふさわしいパフォーマンスを見せた。第5組の第1戦は4番人気のストーンボーイが大逃げからそのまま逃げ切り勝ち。唯一追いすがったブレイズファングにさえ4台分差をつけての圧勝だった。3位は2位のブレイズファングからさらに4台分離れて2番手追走だったゴドルフィンナイト。クレイジーガープは見せ場なく何とポイント圏外。残り2戦で巻き返せるかどうか。

   第2戦リザルト
  1位:ブレイズファング(SS、差し)・・・11P
  2位:ハリケーンブレイカー(+SS、差し)・・・7P
  3位:ミラクルイエロー(+S、差し)・・・4P
  4位:クレイジーガープ(SS、追込)・・・3P
  5位:ストーンボーイ(SS、自在)・・・8P
  6位:ゴドルフィンナイト(+A、自在)・・・5P
  7位:ミスターラリー(-SS、差し)・・・3P
  8位:ライジングコマンド(+S、逃げ)・・・1P
 第5組の第2戦はブレイズファングが見事な大まくりを決めて快勝。ライジングコマンドが単騎逃げの理想的な展開を作ったが、ファイナルラップの電線エリアで見事に凡ミス。その隙を突いたブレイズファングが一気に先頭に躍り出ると、後方から追い上げてきた集団に影を踏ませることなく押し切った。2位にはハリケーンブレイカーが入線し、そして何と最下位人気のミラクルイエローがクレイジーガープとの争いを制して3位。ランキングはブレイズファングが準決勝進出をほぼ確定のものとし、ストーンボーイ、ハリケーンブレイカーも大敗さえなければOKの範囲となった。追い詰められたのはクレイジーガープ。当落線上のゴドルフィンナイト、ミラクルイエロー、そしてミスターラリーとの争いが最終戦でどうなるか。

   最終戦リザルト
  1位:ミラクルイエロー(+S、差し)・・・10P
  2位:ストーンボーイ(SS、自在)・・・13P
  3位:ブレイズファング(SS、差し)・・・15P
  4位:クレイジーガープ(SS、追込)・・・6P
  5位:ゴドルフィンナイト(+A、自在)・・・7P
  6位:ハリケーンブレイカー(+SS、差し)・・・8P
  7位:ライジングコマンド(+S、逃げ)・・・1P
  8位:ミスターラリー(-SS、差し)・・・3P
 第5組は勝ったのが地元勢とはいえ大波乱。6番人気と低評価だったミラクルイエローがまさかの差し切り勝ちだ。果敢に飛ばしたストーンボーイも粘りに粘ったが、最後に予想外の強襲を食らって2位。ブレイズファングは追い上げ実らず3位まで。最終的に1位はブレイズファング、2位にストーンボーイが抜け出し、後は怒涛の追い上げを見せたミラクルイエロー、外国勢の1台ハリケーンブレイカーまでの4台が準決勝進出を決め、クレイジーガープはここでまさかの敗退となった。


   第6組
 ロードストライド(+A、追込)
 アイスマグナム(S、逃げ)
 ゲパルド(+S、差し)
 ブラックナイト(S、逃げ)
 ミハエル・シュティーゲ(+S、先行)
 フレンドシップ(-A、自在)
 ナイトブルー(SS、先行)
 ブラックルナライト(-SS、逃げ)
  激戦区が続く中ではまだ比較的マシな組み合わせか。シード枠のロードストライドが参戦しているが、やはり展開に左右されやすい脚質であるので完全に信頼はしにくいところ。有力どころはこのロードストライドを含めて、ナイトブルーとブラックルナライトか。どちらも悪路コースには強いタイプなのでこの2回戦では比較的優位に立てるだろう。これ以外は割と混戦なので誰が抜け出すか分かり辛いところだ。

   第1戦リザルト
  1位:ナイトブルー(SS、先行)・・・6P
  2位:ブラックルナライト(-SS、逃げ)・・・5P
  3位:アイスマグナム(S、逃げ)・・・4P
  4位:フレンドシップ(-A、自在)・・・3P
  5位:ロードストライド(+A、追込)・・・2P
  6位:ブラックナイト(S、逃げ)・・・1P
  7位:ゲパルド(+S、差し)・・・0P
  8位:ミハエル・シュティーゲ(+S、先行)・・・0P
 既存勢屈指の悪路巧者はここでもさすがのパフォーマンスを見せた。第6組の第1戦は1番人気のナイトブルーが、ゴール前できっちりと前を差し切るお手本のようなレースぶりで勝利。アイスマグナムとの競り合いを制したブラックルナライトが2位。似たような位置にいたブラックナイトは終盤失速して6位。

   第2戦リザルト
  1位:ゲパルド(+S、差し)・・・6P
  2位:ロードストライド(+A、追込)・・・7P
  3位:ブラックナイト(S、逃げ)・・・5P
  4位:ミハエル・シュティーゲ(+S、先行)・・・3P
  5位:フレンドシップ(-A、自在)・・・5P
  6位:アイスマグナム(S、逃げ)・・・5P
  7位:ブラックルナライト(-SS、逃げ)・・・5P
  8位:ナイトブルー(SS、先行)・・・6P
 第1戦と比べて、その順位をひっくり返したような結果となった。第2戦を制したのはレイジ(リッジ)勢の一角でもあるゲパルド。道中は後方追走だったがファイナルラップで一団となったグループを最後のコーナーでかわしてそのまま1位。連れて内から追い込んだロードストライドが2位となった。この結果、ランキングはどの組よりも混戦度が素晴らしい状態に。1位こそ単独でロードストライドだが、1P差でゲパルドとナイトブルー、さらに1P差で4台が横一線という、とんでもない状態となっている。

   最終戦リザルト
  1位:ナイトブルー(SS、先行)・・・12P
  2位:ブラックルナライト(-SS、逃げ)・・・10P
  3位:ロードストライド(+A、追込)・・・11P
  4位:アイスマグナム(S、逃げ)・・・8P
  5位:フレンドシップ(-A、自在)・・・7P
  6位:ゲパルド(+S、差し)・・・7P
  7位:ブラックナイト(S、逃げ)・・・5P
  8位:ミハエル・シュティーゲ(+S、先行)・・・3P
 2回戦の最終戦の前半最後を飾る第6組。第5組で同じく地元のミラクルイエローが制したのに続き、ここも地元ナイトブルーが力強く抜け出して勝利した。3番手追走のブラックルナライトもよく粘ったがさすがに地元勢で屈指の相性のよさを誇るナイトブルーには敵わなかったか。ロードストライドは後方不利の展開の中よく追い上げて3位。最終結果はナイトブルーが1位、続いてロードストライド、ブラックルナライト、そして激戦の中わずかに抜け出したアイスマグナムまでが準決勝進出を決めた。


   2回戦後半については こちら から。


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