「 バンク・ジョブ /THE BANK JOB (2008) 」
1971年、ロンドンのベイカー街のロイズ銀行で実際に起きた銀行強盗事件を基にしたクライム・サスペンス
■監督は、トム・クルーズ主演でおなじみの「カクテル(1988)」、「13デイズ (2000)」、「世界最速のインディアン (2005)」のロジャー・ドナルドソン。
■テリー・レザー役は、「トランスポーター (2002)」シリーズ、「アドレナリン (2006)」のジェイソン・ステイサム。
■元モデルのマルティーヌ役は、「再会の街で (2007)」のサフロン・バロウズ。
■ティム・エヴェレット役は、リチャード・リンターン。
Story : イースト・ロンドンで中古車ディーラーを経営するテリーは、知り合いの女性マルティーヌから銀行強盗の話を持ちかけられる。「一生に一度のチャンス」と説得され、計画実行を決意する。テリーは総勢7人の実行メンバーを集め、地下トンネルを掘り金庫への侵入に成功する。しかし、その盗んだ貸金庫の中には、犯罪組織はもちろん、イギリス政府や警察、王室までもが関係する秘密が預けられていたのだ…。
「2008年11月22日公開」ー 作品情報より ー
イギリスで黒人地位向上の活動をしていた過激な黒人活動家のマイケルXが所有していたマーガレット王女の王室スキャンダル写真・・・
1971年当時英国史上最高額の500万ポンドにも及ぶ現金と宝石が強奪される事件が起こったが、王室スキャンダルの漏洩を恐れた政府高官が、軍事、国防上の機密に触れる事態を封殺する特殊法令英国史上数回しか発令されたことのないD通告(国防機密報道禁止令)を発令した事による完全な報道規制がなされたため、事件発生から数日後にその後の報道がメディアから一切報道されなくなったのは、その為だったと言われています。
実際の実行犯ジョージ・マッキンドーは「実際にトンネルを掘る作業は3週間かかりました。なぜなら、銀行の人間や店の店員に聞かれたりすると困るので、私たちは週末にしか掘れなかったからです。金曜日の夜にそこへ行き、月曜の朝まで掘り続けるということをしました」 と、「ミラー誌」の独占インタビューで語っています。
金庫室には「シャーロック・ホームズにこれを解決させてみろ」と、塗装スプレーで走り書きが残されていて、ベーカー街の住人であるシャーロック・ホームズが解決した小説「赤毛連盟」の事件と手口が酷似していたそうです。
この実際に起こった銀行強盗は、ウォーキートーキー(携帯無線電話)強盗と呼ばれましたが、銀行強盗実行犯と向かいのビルに陣取った見張り役が、無線でやり取りする電波を傍受したアマチュア無線家のロバート・ローランズが、警察に通報したことから名付けられたとか・・・・
犯人達は、ロイズ銀行の近くの「Le Sac」という、皮革製品やハンドバッグを扱う店を借りて地下室をから銀行まで掘り進める手口でセキュリティーの万全な銀行強盗をまんまと成功するのですが、それが実は、麻薬密輸への関与が発覚したマルティーヌが、逮捕をもみ消す条件で、特殊機関イギリス情報局保安部MI-5、日本で言うところの公安に所属するティムから強盗を提案された事がわかるのです・・・
警察は、ごまんとあるイギリスの銀行の中で、ウィンポール通りから10マイルの半径の範囲内で起こっていると推測し、わざとパトカーや救急車を銀行前に停車させ、見張り役からの無線が入るかどうか試す方法で捜査をはじめるのですが・・・
政府高官下院議員、裏金帳簿を自力で奪還しようとマフィア英国マフィア、汚職警官、三つ巴の敵から追われるはめになったテリーやその仲間たち・・・
ある程度の脚色や登場人物等の設定の変更とかはあるのだけれど、実際にこんなことがあったなんて驚きですね(笑)
ジェイソン・ステイサムファンには楽しめる作品かもしれません・・・・っと言っておこう(笑)
~おしまい~
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