2004年08月02日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
全てが、嫌になっていた。
仕事も、プライベートも。

雨が、降っていた。
2005年、1月4日。
私の23歳の誕生日の日だった。
雨の中、傘もささず、歩いていた。
まるで自分の体でないような感覚があった。
酔っていたせいかもしれない。
頭がボーっとして、何処か遠くに行っていた。


濡れた体を拭くこともなく、部屋に戻った。
そのまま、何をするでもなく過ごした。
何分たったのだろう。
ふいに、あるものが視界に入った。
それは、私が仕事で使っているカッターナイフだった。
何となく、手にとっていた。
そして、『僕』は、そのカッターを、
カッターを。


~~~





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年08月02日 22時20分13秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

暁 翡翠

暁 翡翠

コメント新着

桜紫OKEI @ Re:夢幻回廊:6(08/28) ★前に歩き出すしかない。 そう、ひとりで…
桜紫OKEI @ Re:夢幻回廊:5(08/25) ★わかった。 元気でいること!   …
桜紫OKEI @ Re:夢幻回廊:4(08/23) ★きちんと情景が読んでとれますよ。 今…
唯音☆ @ おひさしぶりです♪ 届いてほしい願いって届かないですよね。…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: