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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2007.05.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は”絵本を読んでください”と書きました。
でも、基本はやっぱり絵のないお話なんです。

絵本の読み聞かせは確かに大切です。親子のコミュニケーションやふれあいのきっかけになったり、また子どもがお話と出会い、イメージを広げ、さまざまな遊びのきっかけになったりするからです。
でも、当たり前ですが読み聞かせは本がないとできません。
それと読み聞かせではお話はお母さんからではなく本からやってきます。
それを共有することで親子の対話も、共感も育つのですが、でも、本当に子どもを支えてくれるのは直接お母さんから流れてくるものの方なんです。
子どもの育ちには、本やメディアからではなく、直接人から流れてくるものとの触れ合い、出会いが絶対的に必要なんです。
それは、人として大切なことは人からでないと伝えることが出来ないし、また子どもも受け取ることが出来ないからです。

お母さんから伝えられるから、そして人から伝えられるから子どもにとって「おかあさん」がそして「人」が大切な存在になるのです。


でも、今のお母さん達は自信がないせいか自分で語ろうとはしません。
しつけ絵本を使うというのもその現れでしょう。
ダメなものはダメと自分で言えばいいのに、それが出来ないのです。そして、”ダメ”と教えなければならない場面ではただ怒るか、くどくどと説明するばかりです。

他に、子どもの心に届く形で自分の想いを伝える方法を知らないのでしょうか。でも、怒るという方法では子どもにお母さんの気持ちは届きません。
”だめだって何遍も言っているでしょう”と怒鳴ったところで、子どもには通じないのです。

なぜ、子どもにお母さんの言葉が届かないのか分かりますか。
それは、怒るからだけではなくお母さんが普段から自分の言葉で子どもに語りかけていないからなんです。

楽しいこと、うれしいこと、不思議なこと、面白いこと、そういう話をいつもお母さんから聞いている子どもはお母さんの言葉に耳を傾けることができます。そういう親子の関係ができあがっているからです。
でも、お母さんが「あれしなさい」、「これやっちゃだめ」、「速くしなさい」、「なんであんたはいつもそうなの」、「ダメだっていったでしょ」などという言葉しか言っていないと、子どもはお母さんの言葉を聞かないようになっていきます。聞きたくないことばかり言われているからです。
逆の立場で考えたら当たり前のことでしょ。

また、説明ばかりしていても子どもには理解できません。

子どもは「ものがたり」で理解するのです。
そして、「説明」は「ものがたり」の反対です。
ですから、理解できなくて当然です。

そして、「子どもが聞いてくれない」と訴えて来るのですがそういう人の言葉は私だって聞きたくありません。結局、伝えたいのではなく、支配したいだけなんですから。
(怒るのも、説明するのも結局は相手を思い通りにしようとする事ですよね)


そんなこと自分の言葉で子どもに語るべきことなんです。お母さんが自分の言葉で語ることだから子どもに届くのです。

素話というのは別に誰かが作った名作を覚えて語ることだけではないのです。
お母さんが感じたこと、考えたこと、伝えたいこと、思い出したことを一つの「お話」として自分の言葉で語ることも素話なんです。
かっこよく言えば「創作素話」ですが、それはちょっとした慣れで、誰にでも、どこででも簡単に、かつ楽しくできることなんです。

でも、どうも多くのお母さんがそれを「創作素話」としてではなく、くだらない「作り話」受け取ってしまうようなのです。

ということで中途半端ですが明日に続きます。





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Last updated  2007.05.17 06:04:43
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作り話  
シャオカオ さん
今、中1の娘は、小5の時まで人形を持って作り話の劇をしていました。(一人っ子なのでず~っと一人で)。その姿を横目に私は指示ばかりしていました。(彼女は自分の物語のような世界を守っていたのかなぁ・・・と感じます) (2007.05.17 09:22:35)

Re:作り話(05/16)  
森の声  さん
シャオカオさん
>(彼女は自分の物語のような世界を守っていたのかなぁ・・・と感じます)
-----
子どもにとって自分の物語は自分の心です。
(2007.05.17 09:39:57)

幼稚園の絵本  
しんしんまま さん
元気に幼稚園の年少に通うようになった子供は、
幼稚園で読み聞かせてくれた絵本について
教えてくれます。でも、その内容は、かなり私の
知っている昔話と違うのです。
甘く、あま~く味つけされてしまっていて、
ちょっと残虐な部分が、カットされていたりもします。私は一般的な昔話をしているつもりなのですが点、昔話にも諸説あるとは思いますが、
子供は混乱してしまっているようです。
どっちが正しいのか?と。
幼稚園が話してくれる昔話の中には、漫画ちっくに
パロディー化されているものもあって、
がっかりしてしまいます。
子供が怖がらないよう配慮してるのか、退屈しないように面白く味付けしているのかもしれません。
子供にどう説明すれば良いかとっても困っています。
幼稚園は、幼稚園の話。家は家の話。と、区別
してもらおうと思ってますがうまくいきません。
せっかく幼稚園でお話をしてくださっているのに、
なんだかもったいないです。幸い、家で絵本はたくさん買ってあげたり借りたりできると思うので、
なんとかそれを読んであげていきたいと思ってます。
(2007.05.17 20:22:51)

Re:幼稚園の絵本(05/16)  
森の声  さん
しんしんままさん
>>教えてくれます。でも、その内容は、かなり私の
>知っている昔話と違うのです。
-----
大切な問題なので、今日のブログで取り上げさしてもらいます。
(2007.05.18 05:17:38)

Re[1]:幼稚園の絵本(05/16)  
しんしんまま さん
読んでくださってありがとうございます。
前回のつづきです。
確かに怖い昔話をすると、子供は嫌がることがあります。でもお友達と一緒に聞いたら大丈夫だったという
こともありえるんじゃないかなぁと思います。
市の読み聞かせの会に、また参加してみようかな。
幼稚園になにからなにまで期待せず、
家で補っていこうと思ってます、、、。
それにしても、最近のニュースはとても怖いことが
多くて、とまどいます。
特に幼い男の子に「けんかするな」とか、ゲームしてると静かだからついつい長時間、、、ということでなかなか実際にけんかする機会がないので、
不自然だなぁと思います。
子育てしていると、親の都合や先入観で、
束縛していることが多いので。幼稚園のことを
一方的に攻める気にもなれません。
この時代を生き抜く力を身につけてほしい。
このごろ切に思います。
過干渉になっていないかどうか自戒しながらいろいろなことに触れさせていきたいです。
自分を信じ、自然の恵みに感謝しながら子育てしたいと思います。人間も自然の一部だということも
子育てして初めて実感しました。
ほんとに子育ては親育てですね。 (2007.05.18 10:11:55)

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