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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2007.09.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は簡単に済ませます。


あまのさんが紹介してくださった HP を見ました。

そこには以下のように書いてありました。



 安心して学校へ行くこと、勉強すること、遊ぶこと、食べること。
 今、私たちが当たり前のように過ごしているこうした日常も「平和」なのです。

 世界中のどこの国も「平和」であるために、今必要なことは、自分の考えを伝えること、相手の考えを受け入れること、つまりお互いの心を開くことです。人間は言葉をもっています。心を開けば対話も生まれ、対話があれば争いも起きないはずです。
そして、自分だけでなく他の人のことを思いやること、みんなと仲良くすることも「平和」のためにできることです。


これは広島の小学6年生の子が書いた文章のようですが、でも、へそ曲がりの私としてはこの文章はどうも納得できません。
これはただ日本人の一般的な常識を並べただけです。普段から、大人が子どもに言っている理想論、道徳的感想をただまとめただけです。
これが異文化の人にも通じるとも思えません。

現実には家族の中でさえこの論理は通じません。
皆さんは、夫婦の間、親子の間で



人間は同じものを見ても同じものを見ないし、同じものを聞いても同じものを聞きません。善悪も快楽も人それぞれです。
人間は自分が見たいものだけを見て、聞きたいものだけを聞くのです。
気質が違ってもそういうことが起きます。
ましてや、生まれた時から全く異文化の人たちの間ならなおさらです。

人と人が対話するためには言葉が必要です。
でも、その言葉が同じ意味で語られないことには対話は成り立ちません。そうですよね。でも、アフリカの人が「木」と言った時と、日本人が「木」と言った時とで、その意味は同じものでしょうか。

ヨーロッパ系のアメリカ人が「happy」と言った時と、日本人が「しあわせ」と言った時とでは同じでしょうか。

大切なことは、そのような違いを認めた上で、それでもどうやって平和的に共存していくことができるのかということを考えることなのです。

また、「飢餓がない状態」は確かに平和には必要ですが、そのためにA国の平和が、B国の不幸を引き起こすこともあります。

「貧困がないこと」が、地球環境を悪化させることもあります。

「学校に行くこと」が子どもを不幸にすることもあります。

実は、 平和を一つの形の中に押し込めようとすると、平和は壊れるのです。


それを許容できないと、平和は崩れるのです。

健康には病気が必要なようにです。

ということで、同じような話しは以前も出てきましたので、この話しは今日で終わりにします。





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Last updated  2007.09.03 05:41:14
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