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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2007.12.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
どうですか、心の中の“宝探し”やってみましたか。

昨日は「宝物」ということで、
本人が大切にしているものなら、道ばたの小石でも、森で拾ったどんぐりでも宝物です。
ということを書きました。

そうなんです、価値があるものだから宝物になるわけではないのです。
大切にしているものだから宝物なんです。そして、大切にしているものだから価値が生まれるのです。

そして、それは一人一人違います。
そしてまた、部族ごと、文化ごとにも違います。

でも、今人々はお金で価値を計ろうとしています。
お金による価値は客観的で、また世界共通だからでしょう。


でも、いくら高価なものだからといっても、それだけではそれは宝物ではありません。
ただの“財産”です。
失いたくないものかも知れませんが、守りたいものでもないでしょう。もっといいものと取り替えてあげると言われたら取り替えてしまうでしょう。

一生懸命に働いて1000万円の車を買って、“これがぼくの宝物だ”と言ったとしても、誰かに“2000万円の車と取り替えてくれない”と言われてよろこんでしまうようなものなら、それは宝物ではないのです。

宝物とはかけがえのないものです。“もっといいもの”など存在しないのです。
“子どもこそが私の宝物だ”と言う場合、その子が成績優秀で、眉目秀麗で、スタイルが良くて、頭がいい必要はありません。
バカで、言うことを聞かなくて、ブサイクで、うるさくても大切にしているわが子だから宝物なんです。

どんなに子育てで苦しんでいるお母さんでも、“もっと賢くて、スタイルも顔もよくて、素直ないい子と代えてあげましょうか”と言われて“ああ、よかった”などと言う人はいませんよね。(いたりして・・・・)

宝物の価値は他人や社会が決めるものではないのです。自分で決めるのです。
ですから、いつでも他の人と比較をしているようなものは宝物ではないのです。
つまり、 わが子をいつでも他の子と比べている人にとっては、“わが子”は宝物ではないのです。


“もっといいのが欲しい”、“もっと新しいのが欲しい”などと言うようなものは宝物ではないのです。

そう考えていくと、大人も、子どもも今の時代、本当の宝物を持っている人はあまり多くないように感じるのです。
だから、心が貧しくなってしまっているのです。
宝物をいっぱい持っている人は豊かな人です。他の人からどう見えようと、宝物をいっぱい持っていれば豊かなんです。そうですよね。
そして、豊かな人は幸せな人です。満たされているからです。そういう人は犯罪など起こさないのです。



“お金で買えないものなど無い”などと言って、今牢屋にいる人がいますが、その人もお金持ちではあっても、豊かではなかったのでしょうね。
宝物はお金では買えないからです。

そして、人々がお金持ちを目指す社会では自然は壊れ、人々のつながりは消え、心は虚無に囚われるようになるでしょう。

でも、一人一人が宝物をいっぱい持つことが出来るような社会なら、自然も豊かになるでしょう、人々のつながりも心も豊かになるでしょう。

そうすれば、人間も他の生き物もすべてみんなが幸せに暮らすことが出来ますよね。

<続きます>





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Last updated  2007.12.12 10:16:56
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