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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.05.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類
だめ母さんへ

ずーっと長い間苦しい子育てをしてきたのですね。
お母さんもそしてお子さんも苦しかったでしょうね。

子育ては幼児期にボタンの掛け違いをしてしまうと、その帳尻を合わせようとしてしまい余計にどんどん深みにはまってしまうのです。

成長してからでもそのボタンの掛け違いを治すことは出来ますが、非常な困難を伴います。家作りで、上ものが建ち始めてからその基礎の部分を直すようなものだからです。
しかもその家は自分の家ではなく、こどもの家です。ですから、子どもが親を拒否してしまうなら何も出来ないのです。

だからまず親と子の間の信頼関係を取り戻さないことには何にもできません。

私は“幼児期の子育てで一番大切なことは何ですか”と聞かれたら、まず一番に“親と子の信頼関係を育てること”と答えます。幼児期には親と子の信頼関係を育てること以上に大切なことはないのです。

子育ての場ではテレビやテレビゲーム、そして食べ物やしつけの問題など様々な課題がありますが、とにかくこの信頼関係を育てること以上に大切なことはないのです。親との信頼関係が育っていない子はどんなに素晴らしい教育を受けさせても身に付きません。また、一見どんなにお行儀がいい子でも親との信頼関係が育っていない子は二面性を持っています。

それは、心の底に不安が残ってしまうからなのです。 心の底に不安が残ってしまっている子は“不安定”になってしまうので自分との対話が出来ないのです。

(○○教育、○○法と呼ばれるものに熱心な人が多いですが、親と子の間の信頼関係が育っていなければすべて無意味です。)

ですから、 親と子の間の信頼関係を取り戻すことがそのまま基礎の補強にもつながるのです。 心の底の不安が消えれば安定するからです。(ただし、もう上ものが出来てしまっているので、上ものに合わせた状態で安定するだけです。基礎の補強はできますが、作り直すことは出来ません。)

そして、基礎が安定すれば嘘をつく必要がなくなります。子どもは不安をごまかすために嘘をつくのです。だから、不安をいっぱい抱えている子ほど嘘をつくのです。これは大人でも同じです。だから、“嘘をつくんじゃありません”と追いつめると、よけいに嘘をつくのです。

(ただし、先日書いた“大人が作る嘘”と“遊びとしての嘘”は子どもの嘘ではありません。また、夫婦の間にトラブルがあって家庭内に不安がある時にも子どもは嘘をついたり、問題行動を起こしたりします。)

ですから、子どもの嘘や問題行動をなくしたいのなら、お子さんとの信頼関係を育ててください。嘘をつく子どもを責めないでください。責めても嘘は消えないのですから。

でも、その前にお母さん自身が自分の心の底に横たわっている不安を何とかする必要があるでしょうね。そうでないと、子どもの嘘がその不安を刺激して不安が増大してしまうからです。その増大した不安を消すために、子どもを叱ってしまっているような気がするのです。

ということはお母さんの不安が消えれば子どもの不安も消え、嘘をつかなくなるということなのではないでしょうか。





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Last updated  2008.05.17 07:39:31
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