森へ行こう(心とからだと子育てと)

森へ行こう(心とからだと子育てと)

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

Profile

森の声

森の声

2008.06.24
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
7月17日の「表現共育クラス」の体験日の時間は3:30~5:00です。
最初、チラシの時間が間違っていたので訂正させて頂きます。

これがその チラシ です。ご覧になってみて下さい。

*******************************

昨日は重要なコメントが多かったので、そのコメントに答えさせて頂きます。

<無人さんへ>
自分の感情を否定せず、受け入れるだけで子どもが救われるようになるのでしょうか。
森の声さんのお話で、私自身は救われたように感じましたが、私の子どもはどうしたら救われるのでしょうか。


子どもはお母さんが見ているものを見ようとします。ですから、お母さんが下を向けば子どもも下を向きます。お母さんが後ろばかり見ていれば子どもも後ろばかり見ます。お母さんが子どものことばかり見ていれば、子どもは自分のことばかり見るようになります。そして前に進むことが出来なくなります。
でも、お母さんが前を向けば子どもも前を向きます。


ですから、子どもに前を向けさせるためにはお母さんが前を向けばいいのです。 その時子どもを信じることです。子どもを信じることが出来ずに子どもを見てしまうと、子どもは自分に意識が戻ってきてしまい前を向くことが出来なくなります。
それと大切なことはお母さんが見ているものを子どもに話してあげることです。
雲を見ているなら雲の話しを、光を見ているのなら光の話しを、未来を見ているのなら未来の話しをしてあげて下さい。そうすると子どもはお母さんが見ているものに希望を感じるようになり、それを自分の希望として受けいれるようになります。


<kieさんへ>
このことに後悔してからも、共同保育 などで、親は口出ししない、というやり方に、違和感を感じつつも、何がいけないかが自分の中で答えがでませんでした
子供同士の群れでやりくりさせるにもリーダーが必要だったのですね

親が子どもに干渉してはいけないことの理由として“子どもの自立心を育てるため”というようなことが言われます。また、添い寝をしないで小さい時から別室で寝かせるのも“自立心を育てるため”というように言われます。
そして、アメリカ人などが日本人の添い寝を見て“これでは自立心が育たない”などと言ったという話も聞いたことがあります。

でも、これは全くの勘違いです。
“自立心”とは単純に“一人で生きていく能力”のことではありません。無人島にでも流されない限り人は一人ではないのです。人はいつでも人とのつながりの中で生きているのです。みんなに助けられ、みんなを助けるつながりの中で生きているのです。
ですから、 “自立している”ということは、そのようなつながりの中で生きているのにもかかわらず自由であると言うことに他なりません。 他者を束縛せず、他者に束縛されずに生きている人が自立している人なんです。決して、一人っきりで生きている人のことではありません。

さらにいえば、 自立している人は他の人としっかりとつながっているのです。
ですから、それは決して一人っきりにされて育つ能力でも、子どもが自分一人で身につけることが出来る能力でもありません。気持ちを一緒にする仲間と大人の手本が必ず必要なのです。

そのことを多くの人が知りません。一人でやらせれば自立心が育つと思いこんでしまっているのです。でも、 幼い頃に大人に支えられずに育った子はむしろ依存心が強くなってしまうのです。 どうしてだか分かりますか。不安が強いからです。幼い頃の不安は大人になってもなかなか消えないのです。ですから、その不安を消すために依存するのです。(この不安から抜けるにはかなりの覚悟が必要です)

本当に自立した人は他の人を助けたり支えたりすることが出来ます。でも、一人で生きてきた人は他の人を支えることが出来ません。自分を守るのに精一杯だからです。そして、人を信用しないのでいつでも独りぼっちです。


<PIKOさんへ>
なんだか母親はつらい役回りだなあ。。。



子育てでお母さん達はものすごく苦しんでいます。
でも、どうして子育てが苦しいか分かりますか。それは人間の心が自然からあまりにも離れてしまったからなのです。人間が自然と共に生きていた頃には子育てなんて特別なものではなかったのです。毎日、自然のリズムに合わせて野菜を育て、家畜の世話をし、野山を駆け回って獲物を捕ってくる生活と子育ての間にはなんの境界もないのです。
なぜなら子どもは“自然”そのものだからです。

でも、今私達は管理、コントロール出来る社会に住んでいます。文明の歴史とは自然を管理、コントロールする歴史でもありました。ですから文明依存の社会は、管理とコントロールを大切にする社会でもあるのです。それは人間に対しても同じです。文明社会では人間も管理、コントロールされるのです。(現代では農業や牧畜も同じ考えで管理されています。)

そんな価値観の社会の中に何万年前と同じ状態の赤ちゃんが生まれてきます。赤ちゃんは自然のリズムのままに生きています。ですから、お母さんがそのリズムに合わせることが出来れば子育てなんか難しいことはないのです。でも、その自然そのものの赤ちゃんを管理、コントロールしようとするから子どもはおかしくなり、お母さんは苦しくなるのです。

実は子育てでお母さんが相手をしているのは小さな赤ちゃんではなく、大きな自然なのです。そのことに気付かないと無駄な努力をすることになります。
管理、コントロールされて育ってきた人にはそのような方法しか思いつかないのでしょうけど。

お母さんはこんな野生児のまま大人になったら困ると思うのかも知れませんが、大丈夫なんです。子どもは人類の進化を繰り返しながら成長するようにできているからです。だから、その時々を大切にしていれば成長と共に自然に現代人になっていくのです。でも、そこで無理をしようとするからおかしくなるのです。

つまり、お母さんは子育てを通して人類の進化に立ち会っているのです。そして、子どもは私達が失ってきたものを突きつけてくるのです。
ですから、子どもと共に成長出来るお母さんはものすごく成長します。これは母親の役得なんです。
でも、その子どもを管理、コントロールしようとするとお母さんには苦しみばかりやって来ます。


<おうじょさんへ>
どうやらそれが、「怒り」のようなのです。
だから、子どもたちがそのスイッチをおすと、目の前の些細な怒りに、過去のいろんな怒りが便乗してあふれ出してきます。


押さえ込まれた感情は出てくる時に“怒り”の力を借ります。
悲しみも、悔しさも、孤独感も、むなしさも、嫉妬も、全部押さえ込まれていたものが吹き出してくる時にはその起爆剤として“怒り”が使われるのです。それは怒りが一番強いエネルギーを持っているからです。

ですから、本当に大切なものはその怒りではなく、“怒りの次に出てくるもの”、“怒りの下に隠されているもの”なのです。

それを周囲も、本人も知っている必要があると思います。


<めろめろさんへ>
溜まっているものが出てくるときに、怒りという形以外に自分で変換する方法ってあるのでしょうか。
実際にはお腹の底からマグマが噴出してくるような感じで、自分でコントロールするのは難しいと感じてしまうのですが。


これは長くなりそうなので明日書きます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.06.24 06:57:52
コメント(12) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: