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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.08.26
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カテゴリ: カテゴリ未分類
お母さん達のしつけの悩みの原因をいろいろ分析してみると

●子どもの心とからだの特徴についての無知。
 以前、“食事の時にジーとお座りが出来ないんです”と相談を受けたので、“何歳ですか”と聞くと、“一歳半です”ということがありました。“寝相が悪いんですけど病気でしょうか”という相談もありました。“赤ちゃんが食べ物で遊ぶのをやめさせたい”というのもありました。でも、みんな子どもとしては正常な活動ですから安心してください。
 “それでもやめさせたい”というのは“支配”になります。そして、支配するためにはムチとアメによる調教が必要になります。それは時として成功しますが、子どもの正常な発達をゆがめることになるので、その結果は非常に困った状態で思春期以降に現れます。

●子どもの成長についての認識不足
 子どもは大きな声を出したり、どろんこ遊びをしたり、走り回ったり、仲間と遊ぶことでこの時期に学ぶべき大切なことを学んでいるのです。子ども時代には、“遊び”という形でないと学ぶことが出来ない大切なことがいっぱいあるのです。子どもは本能的にそれを知っています。だから、自分の本能に反した要求は無視します。これは子どもが悪いのではなく、お母さんの認識不足が原因です。

●お母さんのコミュニケーション能力、表現能力、仲間づくり能力の欠如
 過度に人目を気にする子育て、孤独な子育て、子どもとのコミュニケーションが億劫、子どもが言うことを聞かないなどなどです。
 いつも同じ事を言っているのに子どもが言うことを聞かない時はお母さんの伝え方が悪いのです。子どものせいではありません。

 他の子をぶってしまうような子どもも他の子との関わり方が分からないのです。そのような子の場合、どうも見ているとお母さんが“説明型”のケースが多いように思います。
(かといって、どなったり、ぶったりすればいいと言うことではありません。)

●お母さんが自分自身が受けた子ども時代の苦しみに縛られている
 子どもを支配しないと気が済まないのはこのせいです。

●お母さんの自分の個人的な価値観、美意識を子どもに押しつける。
 例えば、食事を残す、食事中に落ち着かない、食べ物で遊ぶ、だらしがない、片づけないなどです。“だってそんなこと許したら困った人間になってしまうでしょ”と言いますが、そういうことは大人になってからでも直すことが出来ます。もっとも、大人になってまで食べ物で遊ぶ人はいませんけどね。
 それと、そういう人に限って片づけは下手です。
 成長してからでも、直すことが出来ることにこだわるのは無駄な苦しみを増やすばかりです。

●子どもの状態をよく観察していないので自分の子どもの状態がよく理解できていない。 また、子どもの気持ちに共感していない。すると子どもは孤独になって、お母さんの気を引くために困ったことをし始めるのです。
子どもは無視されるより、叱られている方が安心するからです。するとしつけが困難になります。そういう時は、子どもの心を満たしてあげるだけで問題行動は減るのですが、問題行動を叱っているだけだと、いつまで経っても問題行動は減りません。

などなと、細かく書いてもきりがないのでこのくらいでやめておきますが、こうやってみてくると

子どもの行動は一種の“自然現象”なんです。ですから、無理にコントロールしようとするとおかしな事になります。そうではなく、その自然現象との付き合い方を学ぶことが大切なんです。そうすると、その“自然現象”はお母さんとの付き合いを通して“人間らしさ”を学んでいくのです。

お母さんが、そのことに気付いて子どもの心とからだへの理解を深め、“自分の問題”に取り組み始めると子どもは落ち着いてきます。



昨日告知した「遊びのワーク」に参加してみてください。

仲間を集めてワークを企画してくださればどこでも行きますよ。
お問い合わせ下さい。





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Last updated  2008.08.26 09:30:02
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