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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.09.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日は、
それに、叱ってやめさせても子どもがそのような繰り返しで学ぶのは“お母さんの言うことを聞かないと叱られる”ということだけです。子どもにはお母さんがなぜ叱っているのか、その意味など分からないからです。結局、何のしつけにもなっていないのです。

で終わりました。今日はその続きです。

“しつけ”だと思ってお母さんが叱ってやめさせたり、何かをやらせていると、子どもは叱られないとちゃんと行動しなくなります。そして、次第に叱られることになれてきて叱られても行動しなくなります。子どもが成長して相対的にお母さんが怖くなくなればもっと言うことを聞かなくなります。
ですから、叱ってしつける方法は結果として何にもしつけていないのと同じ事になってしまうのです。ただただ、親子の関係がこじれ、子どもの心の傷が増えるばかりです。

人間は能動的に行動しようとする時に初めて自分の頭で考えます。言われたことをやるだけの時には自分の頭で考えないのです。
そして、自分の頭で考えて行動しないことには何にも学習できません。勉強も自分の頭で考えてやらなければ身に付かないのです。ですから、叱って、脅して勉強させても知識は増えるかも知れませんがその知識から何も学ぶことが出来なくなります。

ただ言われたことだけをやっていればそれで何とかなってしまう社会や生活ではそれはそれで構わないかも知れません。でも、それは奴隷の生活です。人間として人間らしい生活を送るためには自分の頭で考えることが絶対的に必要なんです。
でも、奴隷の生活に慣れてしまった人は自分の頭で考えようとはしません。そして、言われたとおりに“支配者のルール”や“みんなのルール”に従います。

子どもの成長でなにより大切なのはこの“能動的に考える力”を育てることなんです。能動的に考える力があるから周りの状況を見ながら、“やっていいこと”と“やってはいけないこと”を自分の頭で判断することが出来るようになるのです。そうすると、叱る必要などなくなるのです。



実は、能動的に考える力を育てる過程の中にもうしつけの要素は含まれてしまっているのです。能動的に考える力を育てるためには、能動的に行動してその結果を自分の行為の結果として体験することが必要になります。そこで因果の法則に気付いていきます。
また、能動的に行動するためには他の人のやり方をちゃんと見ている必要があります。子どもの能動性は模倣によって引き出されるからです。お母さんやお兄ちゃんがやっているからやりたくなるのです。それが子どもの能動性です。
その能動性が肯定されているともっとよく見るようになるのです。そして観察力が育っていきます。
そして、自分で工夫してみてうまくいかない時には素直に人の話を聞きます。体験があるので、言葉を理解することができるのです。

私は“コミュニケーション能力”を育てることと、“表現能力”を育てることを新しい時代の“しつけ”として考えているのですが、その要素がこの“考える力を育てる”過程の中にみんな含まれているのです。


私には、叱ってばかりのしつけの流行と、学級崩壊と、子どもたちの学力の低下とがつながっているように思えるのです。


続きます

******************************

「7才までの子どもとの遊び方あれこれ」(ワークショップ+講義)

子どもとの遊びには色々ありますが今回は、家の中での遊び、生活の中での遊び、自然の中での遊び、町の中での遊びなどをご紹介します。
難しいことはありません。ちょっとした発想の転換だけで家の中も、町も、森も遊び場に変わってしまうのです。そんな発想の転換を皆さんにお伝えします。



 ただし、今回は「からだ遊び」や「造形遊び」、「わらべうた」などその場で直接子どもと遊ぶ遊びはやらないので、お子さんの同伴はできません。
 一応保育を用意しましたが、可能ならご主人に任せてご参加下さい。ご主人にとっても貴重な時間になると思います。(寝たきりの赤ちゃんなら同伴可です。)
 ご家庭に帰ってから、じっくりとお子さんと遊んであげてください。

<日 時>   9月21日(日曜日)10:00~11:50 
<場 所>   茅ヶ崎市勤労市民会館4F 練習室

        保育が必要な人は別途300円(一人)必要になります。
<備 考>   動きやすい服装でおいで下さい。スカートは不可です。

参加希望者はメールか、
0467-54-6356 宛てにFax.をお願いします。





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Last updated  2008.09.08 07:00:32
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