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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.11.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ありがとうさんが
このからだはいわゆる「気」のことではないかな
と書いてくださいましたが、結論的に言えば多分そうなのだろうと思います。そして日本人はその感覚に敏感だったのだろうと思います。(中国の人もそうなのかも知れませんがよく分かりません)

今でも
気に入る、気が散る、気になる、本気になる、元気、気合いが入る、気持ち、気が狂う、天気、空気、雰囲気、気が合う

などなど日常的な言葉の中にその感覚は残っていますが、その言葉を生み出してきた人たちはその感覚をもっとリアルに感じていたのだろうと思います。

私は「気」という言葉を聞いて思い浮かべてしまう概念的なことではなく、「気という言葉が生まれる前に古代の人たちが直接感じていた何か」、を一緒に感じて欲しいと思ってそれを「からだ」という言葉で書いてきました。

「気」を単なるエネルギーのように理解している人は多いと思います。でも、「気」はからだと同じように私たちの意志や心や生命の状態と連動してうごくからだのようなものでもあるのです。だから、からだのようにコントロールすることも可能なわけです。

自然の中にも気があって人間の気はその自然の気とも交流することができます。だから、邪気が付いてイライラしている時に、森の中などにはいると気が落ち着いてくるのです。



この「気を遣う」という言葉を、現代人は「気を遣って疲れた」などと使いますが、昔の人はもっとちゃんと「気を使った」のではないかと思っています。言葉が言葉だけで一人歩きしてしまって、その言葉を生み出した人たちの感覚と離れてきてしまったのでしょう。

私の感覚では心を込めて丁寧にやることも「気の使い方」の一つです。 気を使うというのは神経を使うのではなく、心を使うのです。だから疲れはしないのです。でも、子育てが苦手なお母さん達を見ていると神経ばかり使って、心を使っていないのです。だから疲れてしまうのです。

現代人でも気を感じることは出来ます。そして、気に影響され、気に振り回されています。「空気が読めないやつだ」と言って人を非難するのも、人の気配に過敏に反応してしまうのもその現れでしょう。気に障るものにばかり敏感なんです。

でも、現代人は気を自分のものとして使うことは出来ません。気の使い方はからだの使い方と同じようにしっかりとした体験を通して学ばないことには身に付かないからです。
そして、気の使い方が下手な人は簡単に邪気にとりつかれて身動きが出来なくなってしまいます。

気を使うことが出来るようになると自分の意志で気持ちを切り替えることも出来るようになります。元気や勇気を自分の意志で支えることが出来るようになります。悩んでばかりいる人はそれが出来ないのです。

ということなのですが、「気」という言葉を使ってしまうと、何か怪しげな雰囲気になってしまいますね。それは、気の感覚が古代人の呪術的な世界観とつながっていて、言葉の使い方にもその名残が残っているからなのでしょう。
ということでまた「からだ」に戻ります。


二日間続けて分かりにくい話をしてしまいましたが、実はちゃんと子育てや教育とつながる理由があるのです。

今日先生の11月5日にお孫さんとのやりとりとして以下のようなことが書いてありました。


「星。」
「じゃあ、星は、なんと何の組み合わせかなあ。」
「日と生だよ」
「後、今、習っている漢字は?」
「黒、」
「これの組み合わせは、?」
「里と点が4つ。」
「そう、漢字は、そうやって、覚えると簡単だよ。積み木みたいなものだから。」


このような時、部首ごとのパーツを作って、実際に積み木のように動かしながら確認してみるともっとはっきりとこのことが確認できます。(すでにそういう指導をなさっているのかも知れません。)



漢字は人間が作ってきたものだし、またその時の状況に合わせて変えてきたものですから、そういう遊びをしてもいいわけです。そしてこのような遊びで古代の人の感覚の体験も出来るかも知れません。

このような遊びをしている時、昨日書いた「からだ」が働いています。実は、これもからだでの体験なんです。だから子どもの心とからだの深いところに入っていきます。

でも、「書取100回」とか、「手本をよく見て写しなさい」という指導ではこの「からだ」が動きません。確かに手を使ってはいるのですが、内側の「からだ」が動いていないのです。





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Last updated  2008.11.08 07:16:57
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