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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2008.11.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
大人は自分の心との対話が出来ます。出来ない人もいますが、能力としては可能です。ただ、やり方が分からないだけです。


だから、教育の場では頭だけ、心だけ、からだだけに働きかけるような方法は失敗するのです。
また、学校で何か嫌なことがあったときに朝お腹が痛くなって学校に行けなくなってしまうのもそのためです。そんな時大人は理由を聞き出そうとしますが、子どもは自分の心と対話することが出来ないのでどうしてだか自分でもよく分からないのです。
そんな時は、問いつめるのではなくカウンセリングのような方法で、大人が子どもの心との対話を補助してあげる必要があります。そのような補助があれば、高学年くらいの子なら自分の心について話すことが出来るようになります。

大人でも自分との対話が苦手な人がいますが、カウンセリングなどで補助をしてもらえば自分との対話が出来るようになることがあります。ただし、これはカウンセラーの能力に大きく依存しているので、一概に結果を期待することは出来ません。

(逆にいうと、だから子どもの考えは誘導しやすいのです。それを利用して大人の都合がいいように子どもに信じ込ませることも簡単に出来てしまいます。でも、子どもはそのことで苦しむようになります。)

子どもたちは自分の心との対話は苦手です。でも、自分のからだとの対話は出来るのです。(ただし、それも能力があると言うだけで実際にからだとの対話が出来るかどうかは不明です。)そして、からだとの対話を通して、心との対話能力を育てているのです。
そして、それは自分の心との対話の方法が分からない大人の人にとっても有効な方法です。


からだとの対話を始めるためにはまずその「自分ではない自分」の存在に気付く必要があります。

まず、歩き方を変えてみてください。いつものペースより速く歩いたり、遅く歩いてみてください。急いでいるときには自然と早くなります。のんびりとしているときには自然と遅くなります。でも、ここでは意識の働きだけで速く歩いたり、遅く歩いたりしてみるのです。
歩幅や姿勢を変えてみるという方法もあります。

すると、「変えようとする自分に対して抵抗してくる自分」と出会うことが出来ます。それでイライラしてきます。

心の中にもこの「抵抗してくる自分」がいます。でも、この自分もまた自分ですから、戦ったところで決着はつきません。鏡と戦っているのと同じだからです。
そして、自分との戦いは共倒れになるまで永遠に続くのです。

この抵抗してくる自分と戦うのではなく、戦わなくても済む方法を考えてみてください。普段よりゆっくり歩こうとするとき、抵抗してくる自分がいたらその自分も納得させながらゆっくりと歩く方法を考えるのです。

例えば、心の中でゆっくりとしたテンポの歌を歌ってみるのです。周りに人がいなければ実際に歌ってみてください。そのリズムに合わせるように歩けば、ゆっくりと歩こうとしなくてもゆっくりになるのです。

ここで大切なことは「ゆっくり歩くこと」にこだわらないことです。結果として“ゆっくり”になるように状況を作ってしまうのです。こだわりは抵抗との戦いになってしまいます。

大切なことは抵抗する自分と戦うことではないのです。ここでの目的はゆっくりと歩くことです。目的を間違えてしまうと結果を得ることが出来ません。

また、普段の自分の歩くリズムにピッタリの歌や曲を探してみても下さい。そうすると、普段の自分に気付くことができます。



そんな時は意識して「夕焼けこやけ」を歌って、そのリズムをからだの中にも伝えるのです。ちょっとマーチの演奏を止めてもらうのです。すると戦わなくてもOKになります。

言っていること、お分かりになりますか。





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Last updated  2008.11.19 07:03:07
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