まなみさん

>実際時間を気にしておいたてたりしてしまいますが、初心にかえってまた向き合おうと心がけてはいます。最近、なんか地球に時間がない。そんな感じがします。
>気のせいかもしれませんが。
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確かに、今、世界規模で「何か」が起きています。 (2012.01.12 09:28:01)

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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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2012.01.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「世界がもし100人の村だったら」というたとえ話があります。それは今、世界が置かれている状況を、自分たちの生活感覚レベルに変換することで分り易く説明するための方法の1つです。

でも、そのたとえ話では時間を「現在」に静止させてしまっています。でも、静止した時間など空想の産物です。時間が静止するはずがありません。

その「100人の村」にも歴史があるはずなのです。

そのたとえ話の中には

6人が全世界の富の59%を所有し、
その6人ともがアメリカ国籍

80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません

50人は栄養失調に苦しみ
1人が瀕死の状態にあり
1人はいま、生まれようとしています

1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています


と書いてあります。でも、ここで本当に大事な問題は「どうしてそうなってしまっているのか」という「過去の歴史」と、「このままではどうなるのか」という「未来の歴史」の流れの中で、現在作られている最中の「100人の村の歴史」を想像してみることです。そうでなければその数値には何の意味もありません。

その100人の村の人口は増え続けています。

「世界人口の推移」 を見ると、西暦1500年から産業革命頃に世界の人口は7000万人を超えていますから、その頃のこの村の人口は一人か二人でした。現在は70億人を超えています。( このHP のグラフを参考にしています。是非ご覧になって下さい。)

そこで統計学者はその7000万人をまた「100人」として換算しなおすのでしょう。逆に、現在100人の村の人口が1万人を超えてもまたそれを「100人」として換算するのでしょう。



人口はそのように常に総量を「100人」として扱うことも出来ますが、地球上の資源の量や面積や酸素の量は基本的に定数であって、変化しないからです。

それはつまり、昔の「100人の村」は広大な自然の中にあったけど、今では東京ドーム程度の広さの荒地の中にあるのかも知れないということです。

統計的にはどちらも「100人の村」という同じ形に変換することが出来ますが、でもその村の置かれた状況は全く異なります。

そして、いま実際に問題になっているのはそのことの方なのです。狭い空間の中で、少ない資源を奪いあっている状況があるから

6人が全世界の富の59%を所有し、
その6人ともがアメリカ国籍

80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません

50人は栄養失調に苦しみ
1人が瀕死の状態にあり
1人はいま、生まれようとしています

1人は(そうたった1人)は大学の教育を受け
そしてたった1人だけがコンピューターを所有しています


という状況になってしまっているのです。

今私たちに必要なのはその村を歴史的な視点で見直すことです。その歴史的視点を持たないまま「100人の村」の数値を見ても無意味です。

現在、地球環境は危機的な状況です。それに対して、エコ的な製品を作り出すことで、何とか地球に優しく生きる方法を探そうとしています。

そして、多くの人が「新しい技術が人類を救う」と思っています。

でも、その新しい技術はレアメタルという地球上にちょっとしか存在していない資源に依存しています。そして、それが存在している場所も限られています。ですから、非常に激しい国際競争が起きています。

原発で使われているウランも同じです。

そしてそれらのレアメタルは消費したら消えてなくなるばかりで決して増えることがありません。厳密に言うと、地球上から消えてなくなるわけではありませんが、結局はゴミになってしまい再利用できなくなってしまうということです。

「世界人口の推移」のグラフ のまま人口が増え続けることは100%あり得ません。

それは容量が一リットルの牛乳パックの中に、二リットルとか三リットルの水を入れようとするのと同じです。そんなこと幼稚園児にだって分ります。でも、誰もそのことをまじめに議論しようとはしていません。

そして「見ないふり」をしています。原発の放射性廃棄物も同じです。ちょっと考えれば、原発というシステムはそういう「人間には処理しきれない危険なゴミ」を大量に出すということは明らかなのに、偉い人たちはみんな見てみないふりをしてきました。その結果が今のこの現状につながっています。

人口も、経済も、科学技術も、必ずどこかの時点で増加や発展は止まり、減少に転じます。でも、今の政治システム、経済システム、社会システム、金融システムはそのような人口減少の社会に対応することが出来ません。そして、「国家」というシステムそのものが崩壊してしまうでしょう。

だから先進国は必死になって「自分の国だけは生き延びよう」と色々と工作しています。アメリカはTPPもそのような手段として使おうとしています。



そして、「大きな話」からいきなり「小さな話」になりますが、それは「目の前の子どもをどのように育てるのか」ということとつながっているのです。

この問題は政治家には解決できません。科学者にも解決できません。彼らには延命処置を施す能力はあっても、回復させる能力はないからです。この問題は、お母さんたちにしか解決できないのです。

子どもこそが「未来」だからです。

だから子どもたちを追い立てたり、競争させたりしないでほしいのです。





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Last updated  2012.01.11 08:56:36
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Re:「人類の未来と子育て」(100人の村の歴史)(01/11)  
まなみ さん
こんにちは。このブログを見ていると胸をわしづかみにされた感じがします。
人間、自分に都合の悪いことは見ていたくないから、いつまでもこの生活は続くと思いたいからでしょうか。
でも現実をみなきゃ。なんかそんな感じがします。
娘2人の生きる世界をよりよくしてバトンタッチしたい。
そうおもいます。
実際時間を気にしておいたてたりしてしまいますが、初心にかえってまた向き合おうと心がけてはいます。最近、なんか地球に時間がない。そんな感じがします。
気のせいかもしれませんが。
(2012.01.11 13:24:32)

Re:「人類の未来と子育て」(100人の村の歴史)(01/11)  
マシュマロ さん
>6人が全世界の富の59%を所有し、その6人ともがアメリカ国籍

世の中の様々な出来事を動かしている主体が国家ではなく一部企業だということですよね。そもそもお金ってなんだろうと思って調べたら、怖くなりました。日本はアメリカの属国でしょうね。

私はこういう話も、子供達と出来るような関係になりたいのです。そのために、絶対的な信頼関係を築きたいのです。夫にもう少し突っ込んだ話しを持ちかけると、「そんなにナナメから物事を見てひねくれてどうするの」と言われます。「きっと私達がお爺ちゃんお婆ちゃんになったら普通に話してるよ」と言い返しましたけどネ。 (2012.01.11 16:48:49)

Re[1]:「人類の未来と子育て」(100人の村の歴史)(01/11)  
森の声  さん

Re[1]:「人類の未来と子育て」(100人の村の歴史)(01/11)  
森の声  さん
マシュマロさん

>私はこういう話も、子供達と出来るような関係になりたいのです。そのために、絶対的な信頼関係を築きたいのです。夫にもう少し突っ込んだ話しを持ちかけると、「そんなにナナメから物事を見てひねくれてどうするの」と言われます。「きっと私達がお爺ちゃんお婆ちゃんになったら普通に話してるよ」と言い返しましたけどネ。
-----
うちは家内がそのような話を嫌います。 (2012.01.12 09:29:27)

Re[2]:「人類の未来と子育て」(100人の村の歴史)(01/11)  
マシュマロ さん
>うちは家内がそのような話を嫌います。
篠先生ご夫婦は日常的にお話しされているのかなーと思っていました。私の夫も「もうその話はしないでくれ」とパタっと耳を閉じてしまいました(笑)でもそのほうが、お子さん達もある意味気が楽かもしれませんね。私の旦那さんは、マスコミの偏向報道にはやっと最近少し気付いたみたいです。私が話してから二年かかりました。自分で調べて気付いて恐ろしい感情を持たないと、世界規模で何かが起こってるかも知れないなんて、そんな映画みたいな事を考えるのは、なかなか難しい事です。
私は、世の中のこういった事から目をそらさない事と、自分の心の声に耳を傾ける事、この二つは同じくらい大事な事だと感じています。
私は、今年、日本のテレビがどんどん危険なものに変貌していくと感じています。おおげさでなく。 (2012.01.12 13:48:34)

Re[3]:「人類の未来と子育て」(100人の村の歴史)(01/11)  
森の声  さん
マシュマロさん
>>うちは家内がそのような話を嫌います。
>篠先生ご夫婦は日常的にお話しされているのかなーと思っていました。

理解はしているようなのですが、感覚的な理解なので言葉化できないようです。

(2012.01.13 14:37:11)

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