Bieneさん
>意識を広げる、自分の感覚に意識を向ける、とお書きくださっていますが、それは、どうして自分がそのようにこわばってしまうのか、自分と対話するような感覚でときほぐしていく、、、、このような方法でよいでしょうか?

>よろしかったら、この点について触れていただけますと、たいへん心強く思います。

本文の方に返事を書かせていただきました。 (2012.01.31 09:27:20)

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2012.01.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
1月22日に放映された「NHKスペシャル ヒューマン なぜ人間になれたのか」という番組の中で、戦後すぐにアメリカで発表された「幼児の精神的な病気」という論文のことが取り上げられていました。

親を失ってしまった子どもたちを保護する施設で、衛生も栄養も充分に与えられていたのにもかかわらず、子どもたち91人のうち、実に2歳になるまでに37%の子どもが死んでしまったというのです。

それで色々と調査した結果、結局原因として考えられたのは大人との人間らしい関わり合いと、コミュニケーションの不足でした。その施設では世話をするばかりで一切の話しかけをしなかったのです。

また、別の話も読んだことがあります。昔、ある国の王様が、赤ちゃんに一切言葉を教えなければ、子どもたちは神の言葉であるヘブライ語を話し始めるに違いないと思ったそうです。それで、赤ちゃんをいっぱい集めてその実験をしたそうです。

その王様も、アメリカでの施設と同じように、子どもたちに食事や衛生は充分に与えました。でも、一切話しかけなかったそうです。でも、そうしたら全員死んでしまったそうです。

この話の真偽は不明ですが、意味するところはアメリカの施設の話と同じです。

これらの話によって分かることは、幼い子ども達は肌のふれあいや言葉かけによる「心のふれあい」が失われてしまうと生きる気力を失ってしまうということです。テレビに映し出されていた施設の子どもたちの眼は恐ろしいほどに虚ろでした。

その状態を「孤独」と言います。

人間にとって「孤独であること」は死を意味するのです。



逆に、ずぼらな子育てをしていても子どもとの間に心のふれあいがあるなら、子どもの心は満たされ、ちゃんと育っていきます。

ただ、難しいのは、ほとんどの場合、子どもと心のふれあいをすることが困難なお母さんもまた孤独な人だということです。

孤独だから子どもと向き合うことが出来ないのです。孤独だから自分自身とも向き合うことも出来ないのです。孤独な人はいつでも「自分を守ること」と、「苦痛から逃げること」ばかり考えています。だから、孤独な人は仕事や家事などに対してもちゃんと向き合うことが出来ません。

そのため、お母さんが孤独だと子どもも孤独になります。

でも、この孤独はお母さんのせいではありません。自分から望んで孤独になる人などいないからです。ちなみに「一人が好き」というのと「孤独」は同じではありません。

でも、そのような状態のお母さんに伝えたいのですが、大人になると自分の力でその孤独から抜け出すことが出来るようになるのです、

でも、そのためには意識を広げるのと、自分の感覚に意識を向ける必要があります。つながりを外に求めても無駄です。なぜなら自分自身がつながることが出来る状態になっていないからです。

実際、あなたの周りに、あなたを助けたいと思っている人は必ずいるのです。でも、あなた自身がつながることが出来る状態になっていないため、そのような人とつながることが出来ないのです。

おぼれているとき、周囲のみんなが浮き輪を投げてくれても、目を閉じたままでいたり、手を伸ばさなければその浮き輪につかまることはできないのです。

それで「誰も助けてくれない」と文句を言うのはお門違いです。

意識を広げたり、自分の感覚に意識を向けると心とからだが「つながることが出来る状態」になります。そうすると自然とつながりが生まれるのです。



他の人とつながり、孤独から抜け出すためには本人もまた自分を変える努力をする必要があるのです。

*********************************

<告知です>二つあります
いずれもお問い合わせ、お申込みは <篠> までお願いします。


 「親子で遊ぼう」 私が主催している 「ポランの広場」 という教室でやっている
          遊びなどをご紹介します。
          わらべうた、からだで遊ぶ、布やロープで遊ぶなどです。
          ポランの卒業生も参加OKです。

対 象:  2才から5才くらいまでの20組の親子
      兄弟ならこれより小さい子、大きい子が一緒でもOKです。

参加費: 1500円(子どもの人数にかかわらず)
     (ポランの広場の卒業生は1000円です。)

備 考: 子どもは裸足でお願いします。お母さんはご随意に。
     飛んだり跳ねたりゴロゴロするかもしれませんので、
     子どももお母さんも動きやすい服装でおいで下さい。
     スカート不可です。
会 場:  茅ヶ崎市勤労市民会館5F 「A研修室」
     JR茅ケ崎駅北口から徒歩5分です。
     お申し込みいただいた方には詳しい場所をお教えします。

***************************

★「お母さんたちの自分育て教室」12回連続講座

お母さんたちの「自分育て教室」を月一回のペースで12回連続で行います。
その12回の内訳は

 気質の学び 6回 / 表現ワーク 3回 / 心と体のセルケア 3回

です。気質の時は連続して参加してほしいですが、表現ワークと、セルフケアの時は単発参加もOKです。ただし、連続して参加してくださっている方より参加費がちょっとだけ高くなります。

参加費は基本1500円で参加して下さったときにお支払いいただきます。でも、最初に6回分まとめてお支払いいただけるなら7200円(1200円/回×6回)にします。

第一回目は4月16日(月) 10:00~11:50 です。基本的に月曜日にします。
会場は上と同じ勤労市民会館ですが、部屋は3Fの「B研修室」です。

それと原則として子どもの同伴はできません。子どもはお母さんが何かやろうとすると邪魔をするという本能がありますから。

ただし、1歳半頃までなら同伴可です。その頃までならまだお母さんの邪魔に入らないと思います。

詳しことは篠までお問い合わせください。





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Last updated  2012.01.30 18:02:31
コメント(8) | コメントを書く


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Re:「孤独からの脱却」(01/30)  
Biene さん
初めまして。6歳女児と4歳男児の母をしております。コメントは初めてですが,少し前からこちらにはお邪魔して,幾度もハッとさせられ、たくさんのヒントを頂いております。ありがとうございます。
今回の記事では、思わず息をのむ瞬間がありました。これは、まさに私のことだと感じたからです。

人とつながりたいと、心から望んでいるのに、ささいなことですぐ扉を閉じてしまう。どうしても、そうなってしまう自分を、少しずつ認められるようにはなっていると思うのですが、毎回、う~~ん、、、と参ってしまい、意識がこわばってしまうのです。

意識を広げる、自分の感覚に意識を向ける、とお書きくださっていますが、それは、どうして自分がそのようにこわばってしまうのか、自分と対話するような感覚でときほぐしていく、、、、このような方法でよいでしょうか?

よろしかったら、この点について触れていただけますと、たいへん心強く思います。
わたし自身も、今日の記事を少し頭の片隅に置いて、今日一日を過ごしてみます。

どうかよい一日をお過ごしください。



(2012.01.30 10:43:15)

Re:「孤独からの脱却」(01/30)  
忠武飛龍  さん
>おぼれているとき、周囲のみんなが浮き輪を投げてくれても、目を閉じたままでいたり、手を伸ばさなければその浮き輪につかまることはできないのです。

>それで「誰も助けてくれない」と文句を言うのはお門違いです。

難しいですよね・・・

何故目が開かないのか?
何故手を伸ばせることができないか?

まで踏み込まないと・・。

でもそれに気づくのは、ある程度「自分へのかかわり方」「自分の感じ方」とかのアプローチをしないと、変化への筋道は見え難い。

お門違いではなく「もう少し冷静になりましょう」ってことかもしれません。

あまり「自分を守ろう」とガチガチになると、その堅さで自分で自分を「兵糧攻め」してしまいます。

その辺のところの按配は難しいですが、「自分を守り過ぎない」ということを実践していると、妙にその「チャンス」が見えてくるように思います。

再見! (2012.01.30 11:25:51)

Re:「孤独からの脱却」(01/30)  
マシュマロ さん
>おぼれているとき、周囲のみんなが浮き輪を投げてくれても、目を閉じたままでいたり、手を伸ばさなければその浮き輪につかまることはできないのです。

私の過去、溺れていた時どうだったかな・・・って思い出してみると、溺れている時って、自分が溺れている自覚が全く無いんですよね。
この時って、脳内にアドレナリンのようなものが出ていると言うか、周りから見れば溺れているんですけど、当の本人は甘くてぬるい水の中に浸っているような感覚というか・・・
意外と心地よい部分があって、そこに留まりたがる自分がいました。
溺れている事に気付かないうちはそれを繰り返し、だんだん「孤独」が大きくなっていきます。
「溺れている事を繰り返してどんどん傷が深くなっていること」に気付いて、抱えきれなくなった孤独や絶望が目の前に立ちはだかったのを見て、やっと溺れている事にも気付けるのかな・・・
やっぱり、本人が「このままじゃ駄目だあ!」って本気で思うまでは、見守るしかないんですかね。(夫の事を言っています)
でも、まだ私の中にも「目を閉じている部分」たくさんあると思います。死ぬまで成長し続けたいです。 (2012.01.30 17:45:55)

Re[1]:「孤独からの脱却」(01/30)  
森の声  さん

Re[1]:「孤独からの脱却」(01/30)  
森の声  さん
忠武飛龍さん

>何故目が開かないのか?
>何故手を伸ばせることができないか?

>まで踏み込まないと・・。

全くそうですね。
ありがとうございます。 (2012.01.31 09:27:55)

Re[1]:「孤独からの脱却」(01/30)  
森の声  さん
マシュマロさん
>私の過去、溺れていた時どうだったかな・・・って思い出してみると、溺れている時って、自分が溺れている自覚が全く無いんですよね。

私は小さい時に溺れかかったことがあります。

最初は苦しいのですが、意識が遠のいて、周りが暗くなってくると、なぜか苦しくなくなってくるのです。

その時の、光でキラキラしている水面のことを覚えています。

その光の中に手が現れて、助け出されました。 (2012.01.31 09:31:31)

Re:「孤独からの脱却」(01/30)  
Miki☆彡  さん
気づいたらどうしようもなく孤独でした。
母が孤独こそが他者に迷惑をかけない正しい生き方だと育てていたと思います。孤独になるような体験ばかりでした。たぶん、子供ながらに苦しくて助けを何度も求めていたと思いますが、彼女には伝わることはありませんでした。今は彼女も私も孤独です。

昨日ちょうど、『自分の感覚』の粒を見つけた気づきがあり、見えている世界が少し変化した気がしました。

>意識を広げたり、自分の感覚に意識を向けると心とからだが「つながることが出来る状態」になります。そうすると自然とつながりが生まれるのです。

こういうお話をいただけると、孤独でいる必要など無かったと思えました。勇気をありがとうございます。
(2012.02.01 02:38:04)

Re[1]:「孤独からの脱却」(01/30)  
森の声  さん
Miki☆彡さん

>こういうお話をいただけると、孤独でいる必要など無かったと思えました。勇気をありがとうございます。
-----
もう蠟梅が咲いています。
いい匂いです。
風も光も春を感じさせてくれるようになりました。
そういうものに意識を向けることで「自分」から自由になることができます。 (2012.02.01 09:41:43)

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