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すべて、お楽しみさ… かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.04.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人間は動物です。動物とは動くことを基本とした生き物だということです。ですから私たち人間の様々な能力や、機能や、生命力や、感覚といったものの多くは「動くため」に進化してきたものです。

神経や脳といったものも「動くため」のものです。だから、ただ成長するだけで、動くことをしない植物には神経や脳がないのです。

その、「動くことを基本とした動物」が動かなくなる時、もしくは動けなくなる時、その能力も、機能も、生命力も、感覚も萎えていきます。必要がなくなるからです。

さらに、人間の場合はそれらの機能に支えられている意識や、思考力や、イメージ力や、創造力まで萎えてきます。

それが生命の仕組みであり、また私たち現代人の状態です。

現代人の価値観ではスポーツなどでからだを動かすのはOKですが、毎日の生活や仕事の中では出来るだけ簡単、便利に、楽をしたいと思っています。
不思議なのは、それなのになぜか仕事が終わった後、走ったり、ジムに通ったりしていることです。

ただ私はスポーツやジム通いを否定しているわけではありません。そうではなく、毎日の生活の中や仕事の場においても積極的にからだを使うように工夫すればもっともっと元気で健康になるのに、そっちの方は避けている人が多いのが不思議だということです。

これは、現代人が「不便は悪で、便利は善」、「お金を使うのは善で、お金を使わないのは悪」という趣旨の新興宗教を信じているからなのでしょう。その新興宗教が日本の経済を支えています。



でもこの新興宗教は人々を幸せにするためのものではなく、一部の人や会社や国が、人々のお金を吸い上げるためのシステムなのです。そこで使われているトリックが「豊かさ=幸せ」と思い込ませることです。

そのように洗脳されている人は、裸足で遊んでいる子どもや、学校に行っていない子どもや、貧しい人を見ると簡単に「かわいそう」と言います。

でも、アジアなどの、その貧しい国々の人たちは、ただ単純に「豊かな国、日本」にあこがれてはいません。むしろ、日本の失敗を反面教師にしようとしています。日本人自身は「失敗した」とは思っていませんが、戦後、日本が行ってきた「未来を食いつぶして目先の豊かさを得る」という方法がもうすでに限界に来てしまっていることは誰が見ても明らかなのです。

それでも政治家たちはわずかに残っている未来のための余力までも、目先の豊かさのために、今使い切ってしまおうとしています。

このことに関しては言いたいことは山ほどありますが、それは別の機会に回して、今回は「からだを動かすこと」にテーマを絞ります。

ちなみに、私が使う「からだ」という言葉の意味は、医学的な肉体だけを指すのではなく、「様々な精神活動や生命活動の表現体」のことです。「生きている」ということを表現するための存在を「からだ」と呼んでいるということです。

ですから「からだを使う」ということは「心や感覚や知性を使う」ことと同じです。実際科学的にもこの二つを分離することは出来ません。コップを取ろうとする時も、ホウキでお掃除している時も、歯を磨いている時も、肉体だけが動いているのではなく、心も感覚も知性も同時に働いているのです。だから人間は他の動物が出来ないような多様な動きをすることが可能なのです。

でも、そのような時、からだがうまく動かない状態の人以外の人は無意識的に動いているでしょう。その「無意識的な動き」を「意識的な動き」に変えるだけで、より有効に「からだ」を使うことが出来るのです。

その場合、見かけ的には同じ「からだ」の動きのままです。でも、からだを意識的に使った方がより「からだ」を使ったことになるのです。それは、「からだ」がより明確に「様々な精神活動や生命活動の表現体」として動くことが出来るからです。

特別に新しいことを始めなくても、今やっている日常的な活動を意識的に行うようにするだけでも「からだ」は目覚め始め、感覚や生命力もアップして行くのです。

これは「体操」とか「スポーツ」といったような意識で行う現代人の運動とは異なった「からだの活動」なのです。





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Last updated  2012.04.02 09:35:40
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