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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.05.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日から5日まで、私の父親と京都に行ってきます。ということで、5日までお休みします。皆様もよいGWをお過ごしください。

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心はからだと密接につながっているので、からだを緩めるためには心を緩め、心を緩めるためにはからだを緩めることが有効になります。

多くの人が心の問題に対して、心のケアを求めますが、心は自分でもコントロールできないし、ましてや他の人が触れることも出来ません。

そのため「働きかけて待つ」という方法しか取りようがありません。

でもその時、からだに余裕がなく、強く固まってしまっているなら、いくら待ってもなかなか心は緩まないものです。

それに対して、からだを緩めることを通して心を緩めようとするなら、もっと効率的に心を緩めることが出来ます。

そして実際、そのようなセラピーの方法もあります。でも、この方法は時として非常に危険なことにもなります。

心の中に溜め込んだものがあまりに大きいと、強制的にからだを緩めることで「負の感情が」その人の精神を破壊するほどの勢いで爆発的に外側にあふれ出てきてしまう恐れがあるからです。



カウンセリングには、怒りが溜まって、目の前の子どもにそれを吐き出してしまいそうな時に、その怒りを鎮める力はないのです。

そんな時は、長い時間がかかるカウンセリングよりも「からだ」を通して直接「心」に働きかける深呼吸のような方法の方が有効です。

このような場合に、どうして深呼吸が有効なのかというと、新しい空気が肺を満たし、脳やからだ全体へと送られることで、生命力が活性化するのと、胸や横隔膜が大きく動くことで固まっていたからだが一時的にでも緩むからです。

緊張が強い時、怒りが強い時には胸と背中の筋肉が収縮した状態で固まってしまっているので、呼吸がちゃんと出来ないのです。胸が緩まないことには深い呼吸は出来ないのです。

でも、この緊張や怒りを鎮めるためには深呼吸が有効だということは皆さんもよくご存じだと思いますので、今日はちょっと違う方法をご紹介します。

それは「皮膚を緩める」ことと「動きに意識を向けること」です。この方法は過激でも、強制的でもないので危険性はありません。

実は、緊張や怒りが強い時には皮膚もまた固くなっているのです。そして、感覚的に鈍くなっているか、逆に過敏になっています。からだの場所によって同時にその両方の状態が現れていることもあります。

あるところは異常に過敏なのに、別の部分は触れられても感じない、というようにです。(最近、このような状態の子どもが結構います。)

そんな時、皮膚を緩めてあげるだけでからだが活性化し、心も緩んでくるものです。

私はマッサージというものを受けたことがないのですが、マッサージでは結構強くもむのでしょう。でも、そんな必要はありません。優しくからだ全体をなでてあげるだけで皮膚もからだも緩むのです。すると心も緩みます。

時には、手を当てるだけでもゆるむのですから。ただし、お母さんや好きな人に手を当てられると緩みますが、嫌いな人、怖い人に手を当てられると逆に固くなります。



まず、両手をしばらくこすり合わせて下さい。すると掌が熱くなってきますよね。そうしたら、しばらく手を合わせたままその温かさを感じてみて下さい。そして、その温かさの中に心とからだを緩める秘薬が生まれてきたようなイメージを持って下さい。

その秘薬をからだ全体に丁寧に塗っていくのです。

子どもが寝てしまってからでもいいのです。頭のてっぺんから足先まで手のひら全体で薬を塗るようなイメージで丁寧に優しくなでてあげるのです。急がないでゆっくりがいいです。

その時、中心から外側へ、上から下へという流れに沿ってなでてあげて下さい。胸やお腹は円を描くように。

指は指先から糸を引っ張り出すようなイメージで、指先で動きを止めるのではなくスーッと抜いて下さい。



子どもが起きて、騒いで、言うことを聞かない時に「しつけ」と称して怒鳴りまくっても、余計に子どもの心とからだは固まってしまうものです。そして逆効果になります。

でも、この方法を使うと寝ているうちに「しつけ」が出来てしまうのです。

そして、この方法は自分自身に対しても行うことが出来ます。

掌の秘薬を顔、頭、腕、指、胸、腹と丁寧に塗っていくのです。その時、自分の掌を感じながら行ってください。

以前やったワークと同じですが、例えばほほをなでる時は、掌でほほを感じながらなでるのではなく、ほほで掌を感じながらなでて下さい。

目を閉じてやるとやりやすいと思います。

最後は、自分で自分を抱くポーズでしばらく自分を感じているとよりいいかもしれません。
(右手を左脇の下に入れ、左手を右脇の下に入れます。親指は外です。)

そんな時間がない時には、手をこすり合わせて秘薬を作り出し、顔と頭をなでてあげるだけでも気分が変わってくると思います。

そうそう、耳にも丁寧に塗ってください。そして、最後に両耳を両手でつまんで両側に少し強く引っ張ってスポンと抜きます。(耳の上、真ん中、下の三か所)

本当に時間がない時にはこの「耳スポン」だけでもいいような気がします。

腹が立っている時などにお試しいただいて、結果を報告して頂けると嬉しいです。
「効いた」でも、「全然効かなかった」でもOKです。

どんな薬や方法でも、100%効果があるわけではないからです。


「動きに意識を向ける」については、京都から帰ってきたら書きます。





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Last updated  2012.05.03 08:21:24
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