森へ行こう(心とからだと子育てと)

森へ行こう(心とからだと子育てと)

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

すべて、お楽しみさ… かめおか ゆみこさん

Profile

森の声

森の声

2012.08.13
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
今日から15日(木)までキャンプに行ってきます。

また、短くもなると思います。ご了承下さい。

********************

「共に生きる」ということは管理するのでも、無視するのでもなく、「助け合い、支え合いながら生きる」ということです。

群れ遊びをしている時の子どもたちはそのような状態です。

だから、楽しいのです。そして、だから「仲間意識」や「一体感」や「絆」といったものが生まれるのです。

実は、人間の「人間らしさ」の全ては、「共に」というつながりの中で受け継ぎ、受け渡し、育つように出来ているのです。

だから子どもたちは「共に」を求め「共に」を喜ぶのです。それが「遊びの本能」であり、その本能が群れを支えています。



虐待が子どもの心とからだの成長に悪い影響を与えるのも、その「共に」が否定されるからです。

虐待には暴力などを振るう攻撃的な虐待と、「ネグレクト」といった子どもを無視する非攻撃的な虐待があります。

そして、一般的には、ぶったり、たたいたり、ののしったりするような「攻撃的な虐待」の方が「ひどいこと」のように思われていますが、本などを読むと「ネグレクト」を受けた人の方が治療が難しいとも書いてあります。

確かに暴力は良くないことですが、子どもにしてみればそれもまたお母さんやお父さんとの関わり合いであり、何かを共有する出来事でもあります。

ですから、悲しく苦しい出来事と共にでも、そこで何らかの「人間性」を学ぶことも出来ます。

怒りや、悲しみや、暴力もまた「人間性」の一部だからです。

そして、たとえそれが「負の人間性」であっても、その「人間性」をきっかけにして「正の人間性」へと変換することは可能です。

怒りがあるからこそ目覚める喜びがあります。悲しみがあるからこそ感じる幸せがあります。暴力があるからこそ平和のありがたさも分かります。

幼い頃に虐待を受けた人でも、「自分はその苦しさを繰り返したくない」と気づき、頑張っている人はみんなこの「攻撃的な虐待」を受けた人なのではないでしょうか。

でも、ネグレクトのような「無関心」という虐待は、「負の人間性」すら与えてくれません。存在自体を否定されてしまうからです。

「あんたなんか生まなきゃ良かった」と言うお母さんは、「子どもが生まれてきてしまった事実」は受け入れています。否定は肯定なんです。



でも、子どものことに無関心なお母さんは、「子どもが生まれてきてしまった事実」すら受け入れていません。目の前に「子ども」がいても、お母さんの意識の中には「子ども」はいないのです。

それでも、食事を作らない、着替えをさせないというような「積極的なネグレクト」は、周囲の人にも分かりますが、一番やっかいなのは、「母親としての仕事はちゃんとやっていながら、子どもの心やからだのことに関しては全く関心が無い」というネグレクトです。

そのような人は、子育てを単なる「お仕事」として割り切ってしまっています。そうして、工場などで組み立て作業をするのと同じ感覚で子どもの世話をしています。

子育ては単なる「お仕事」なんです。ですから、「やるべきこと」はちゃんとやります。でも、「からだ」は動かしても「心」までは動かしません。

世間一般的にはこれは「虐待」ではありませんが、でも、私には非常に深刻な「虐待」としか思えないのです。「共に」がないからです。



でも、この「虐待」を受けた子は、その苦しむ「心」すら育ちません。そのため、「苦しみ」に鈍感な人間になってしまいます。

これは多分、お勉強ばかりやってきた高学歴の人に多いのではないかと思います。

この虐待は目に見えないので、取り組みようがありません。でも、この虐待が増えたら確実に社会は崩壊します。

では「どうしたらいいのか」ということですが、幼稚園や学校などにおいて積極的に芸術的、創造的な活動を行うことで、それを目に見える形に変換することが出来ます。

そして「心」を育てたり、「心の傷」を癒したりすることが出来ます。

人間にとって、「芸術」は単なる趣味ではないのです。

ということで、話題を「芸術」に変えていきます。(多分・・・)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.08.13 08:00:23
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: