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すべて、お楽しみさ… かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.08.19
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カテゴリ: カテゴリ未分類
人間はその細胞レベルにおいて常に死に、常に生まれ、そのからだや心を支えています。

見かけ上のからだの姿は変化しなくても、そのからだを支えている細胞は一時も休まずにその活動を継続しています。

皆さんがボーッとして全く動かないときにでも、心臓は動き、細胞は生命を支えるために動き続けています。

意識は休むことがあっても、細胞や生命は死ぬまで休まないのです。

でも私たちはその絶え間ない動きや、流れや、変化に気付きません。

それは「常に変化するもの」に意識を向けていないからです。

木々の状態、雲の状態、風のながれ、子どもの表情、からだの状態は刻一刻と変化し続けています。

でも、「変化するもの」に意識を向け続けていないと、その変化には気付かないのです。

チラッと雲を見ても、「雲の動き」は見えません。「雲」を見続けていないと動きは見えないのです。



「もう分かった」と思い込んだとたんに変化が見えなくなってしまうのです。

正解ばかりを追い求めている人も、その「変化」が見えません。

この世界の真実は「変化」の中にこそあるのです。だから「正解」がないのです。

「正解」は剥製や化石と同じものです。そこには「生命」がありません。

より正確に言うと、正解はあるのですが、その正解自体が刻一刻と変化しているのです。ですから、無数の正解があるのです。

その時人は、自分が見た正解だけを「唯一の正解」だと思い込んでしまいます。でも、別の人はまた「別の正解」を得ます。そして「正解と正解の戦いになります。

「悟り」も、「一回悟ればそれで終わり」というものではないそうです。

悟った時は「真実」でも、それで「正解を得た」と、さらなる悟りを求めることをやめたら、それはあっという間に「悟り」ではなく、単なる記憶の中の「知識」になってしまうのです。

そのような意味で私は、「正解はない」と言っています。


「木」の真実は、種から芽が出て茎が伸びて、枝葉が付いて、花が咲いて、実がなって、また種になって、という変化の中にこそあるのです。

それだって、未来には変化するかも知れません。



「水」の真実は、その変化の全てを含んでいるのです。


水は液体ではありません。水は固体ではありません。水は気体ではありません。その間で変化し続ける存在が「水」なのです。

「私の真実」は、ある時は笑い、ある時は泣き、ある時は怒り、という変化の中にあるのです。

昨日の私の状態と、今日の私の状態は異なります。

でも、別人ではありません。その変化を含んだものが「私」なのです。







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Last updated  2012.08.19 22:23:08
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