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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.08.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
明日、明後日と「ペガススの家」というところでお泊まり会をするので、ブログをお休みさせて頂きます。

「ペガススの家」の二階を全部「お化け屋敷」にして遊びます。

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私たちは、イスや洋服などは「作る」と言いますが、植物や動物などの「命あるもの」の場合は、「育てる」と言います。

「野菜作り」などという表現を使うこともありますが、実際の行為は「作る」ではなく「育てる」です。

「イス」や「洋服」は人間が作り始める以前はどこにも存在していません。100%、人間の創作です。

ですから、どのように作ろうと人間の自由です。作る人が自分のイメージや好みに合わせて作ればいいのです。

でも、植物や動物は「生命」という視点では対等の存在です。人間も植物も動物も同じ仕組みで生きています。

その「生命」は、当然、人間が作ったものではありません。


「生命」というものは、自分が生きている環境に合わせて、自分の力で生きていくことが出来るのです。

でも、その時、その環境の状態が、その「生命の成長のあり方」に大きく影響を与えます。
栄養が少なかったり、自然条件が厳しいところで育てば、時として成長が不可能になり、死んでしまうこともあります。

また、逆に、栄養が豊かで、自然条件がその「生命」に適合していれば、その「生き物」は生き生きと成長することが出来ます。

そして、昔々そのことに気付いた人類は、自分たちの生存に必要な植物や動物を集めてきて、人工的に環境を整え、それらを育てることを始めました。

また、育て方を工夫すれば、「新しい種」を創り出すことさえも出来ることを発見しました。

でも、「新しい種」を作ることは出来ても、未だに「生命」そのものを創り出すことはできません。

ですから、「新しい種」を創り出す時も、「生命の働き」を利用するような形で行われています。

その時に大切なことは、その「生命の働き」を否定するような関わり方をしてしまうと、そのものの「生命」は萎えてしまったり、死んでしまうということです。

これが、「生命あるもの」を育てる時に必要になる絶対の条件です。この条件が満たされないと、どんなに一生懸命に関わっても、「それ」は育つどころか、逆に育ちが阻害されてしまいます。

そして、子育てにおいても全く同じ事が言えます。



だとすると、私たちはその「生命の働き」について学ばなければなりません。

人間以外の生き物たちは、自分の中に働いている「生命の働き」に敏感ですから、そんなこと学ばなくても分かっていますが、人間だけが、自分たちを支えてくれている「生命の働き」を感じる能力が萎えてしまっているからです。

特に、人工的な環境の中だけで生活している人たちは極端にその能力が萎えてしまっています。

そのため、自分たちの生命さえも危険な状態に陥ってしまっています。

「生命あるもの」に必要なものは色々とありますが、中でも「リズム」は非常に大きな役割を果たしています。



子を産み死んでいく、世代交代のリズム。
呼吸のリズム。
心臓のリズム。
体液が循環するリズム。
細胞のリズム。
自然のリズムや、地球のリズムや、太陽のリズムに呼応している生命のリズム。

成長にもリズムがあります。

そのリズムが止まる時、死にます。

人間が未だに「生命」を創り出すことが出来ないのは、その「リズム」を創り出すことが出来ないからです。だから「リズム」を持っているものを利用する形でしか、生命科学は成り立たないのです。

私たちはその「リズム」を無視した生活をしています。でも実は、それは「生命の働き」を無視した生活をしているのと同じ事なのです。

動物たちはお腹が減ったら食べます。お腹が減ってもいないのに「時間だから」といって食べる生き物はいません。

基本的に動物たちは、夜行性であろうと、人間のような昼行性であろうと、原則として、お日様のリズムに合わせて行動しています。

ですから、それが乱れると「生命の働き」も乱れます。現代人はひどい状態です。

食べ物も、動物たちは冬には冬に取れるものを食べ、夏には夏に取れる食べ物を食べています。冬に夏のものを食べたり、夏に冬のものを食べたり、また、「一日何品目」などというような食べ方をしている生き物はいません。

そして、動物のからだは冬には冬のものが必要になり、夏には夏のものが必要になるように変化しています。そこにもリズムがあります。

そのような「生命のリズム」を全く無視した生き方をしているのが現代人ですが、困ったことに赤ちゃんや幼い子どもたちはその現代人の「人工的リズム」に合わせはくれません。

赤ちゃんや幼い子どもたちは、他の動物たちと同じように「生命のリズム」に従って生きているからです。

ですから、食べたい時には食べ、食べたくない時には食べません。寝たい時には寝ますが、寝たくない時には寝ません。

排泄も我慢しません。排泄を我慢する動物などいません。

それで、大人たちは困ってしまって、あれこれ仕付けようとするのですが、これは「生命のリズム」の問題ですから、そのリズムを無視したしつけは全く効果がありません。

大人たちはそれを「子どもの問題行動」と考えますが、でも実は逆なんです。

「生命の働き」という視点から見たら、これは「大人の問題行動」なのです。間違っているのは大人の方なのです。

子どもが幼い時には、子どもを大人に合わせようとするのではなく、大人が子どもに合わせてあげるしかないのです。

そして子どもは、そんな大人を信頼し、あこがれ、早く大人のようになりたいと成長していくのです。

その表れが「おままごと」や「お母さんごっこ」という遊びです。でも、今、その「ごっこ遊び」の一番人気はペットや赤ちゃんであって、大人ではないそうです。

大人への信頼やあこがれが消えてしまっているようです。





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Last updated  2012.08.24 08:27:10
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