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すべて、お楽しみさ… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.10.01
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人間の成長には食べ物だけではなく、言葉も必要です。

人間以外の生き物は基本的に食べ物だけを与えて、適当な運動をさせていればちゃんと育ちます。でも、人間だけが、さらに「言葉」も与えてもらえないと成長しないのです。

それは「心の育ち」だけでなく、「からだの育ち」においても同じです。(実際、そういう資料があるのです。)

ただし、「言葉を与える」ということは単にテレビなどで言葉を聞かせるということではありません。「ちゃんと目を見て話しかける」ということです。

ですから、テレビばかり見せて話しかけない子育ては、子どもの成長を阻害するという意味では「虐待」と同じです。

「ゲーム漬けの子育て」も「虐待」です。たとえ本人が喜んでいても、その本人の成長を阻害するものを与え続けているなら虐待なのです。

「言葉」には不思議な力があります。それは「子どもの育ち」を支えるだけでなく「自分自身の育ち」も支えてくれます。

人間がこの世界を認識できるのも、自分自身を認識できるのも、また「意識」というものを持つことが出来るのも「言葉」のおかげです。

だからこそ私たちはしっかりと言葉を守り伝えていかなければならないのですが、そのことは先日書きました。



「ゆっくり歩いてみて下さい」といわれて、ゆっくり歩くことが出来る人は「ゆっくり」という言葉を心の中で保持できる人です。

でも、子どもでも大人でも、最初はゆっくりなのですが、すぐにそのことを忘れて早くなってしまう人がいっぱいいます。そのような人は、目の前の感覚に振り回されることで「ゆっくり」という言葉を忘れてしまうのです。

そんな時は「ゆっくり」という言葉を自分に言い聞かせるように動くと早くなりません。その時、面白いのは無理にゆっくりしようとしなくても、「ゆっくり」という言葉を意識しているだけでそれなりに「ゆっくり」を維持できるのです。

「言葉」を保持することで意識を維持することが出来るからです。無意識の状態に入ってしまうから無意味に早くなってしまうのです。

ですから、何か「苦手なこと」をやらなければならないような時は、「ガンバレ」とか「丁寧に」などと、自分で自分に言い聞かせながらやると、うまく出来る確率が高くなります。

からだがすぐ固まってしまうような人は「ゆるめる」という言葉を忘れないようにして、自分に言い聞かせていると、次第に固まる癖が抜けていきます。

「ゆるめよう」とする意識だけではだめなんです。

意識は常に一つのことしか対象にすることが出来ません。

ですから、「ゆるめよう」と意識している時にはいいのですが、「さあ、洗濯物を片付けよう」と思ったとたんに、その「ゆるめよう」という意識は消えてしまうのです。

逆に、「ゆるめよう」と意識したままでは、洗濯物を片付けることが出来ません。

でも、「ゆるめる ゆるめる」と言いながら洗濯物を片付けることは出来ます。これは心の中で繰り返してもOKです。



ただ思っているだけではなかなか変わらないものです。





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Last updated  2012.10.01 08:55:00
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