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めげぞう@ Re[2]:「体験格差」(子どもの育ちに必要な体験について)(11/04) 森の声さんへ そうですよね。 私が仲間作…

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森の声

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2020.06.03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
意外と子どもは保守的です。環境が変化することをあまり好みません。遊びも、食べ物も「いつもと同じもの」を選ぼうとします。

遊ぶ仲間も決まっています。

娘が以前、毎日ちゃんとした食べ物を食べることが出来ていない子を子ども食堂に連れて行ったのですが、普段食べたことがないようなまともな食事を前にして、「こういうの食べたことがないから食べない」と手を出さなかった子もいたそうです。

多血質の子は変化が好きですが、でもそんな多血質の子ですら、喜ぶのは表面的な変化(見かけ上の変化)だけです。

家族や、人間関係や、住環境や、生活スタイルといった「生活の基本」が変わるようなことまで喜ぶわけではありません。

なぜなら、自我が不安定な状態の子どもの心とからだの成長においては、「安心」は絶対的に必要なものだからです。「安心」がないと、子どもはそのことばかりが気になるようになってしまい、自分自身の成長に集中出来なくなってしまうのです。

だからこそ、子どもの成長においては、毎日の生活が安定していることが非常に大事なんです。

その自我が安定するのは思春期が来てからです。ただし、個人差も大きくて、子どもの頃に不安定な状態の中で育った子は自我の育ちも遅れます。

大人になっても自我が不安定なままの人も多いです。そのような人は、自分で自分の「安心」を保つことが難しいので、お金や、他者や、子どもの成績などに「安心」を依存するようになります。

今回のコロナ騒動でも、政府や、医者や、マスコミに言われたことを忠実に守ることで「安心」を得ようとしている人がいっぱいいます。


規則を守ることで安心を得ている人は、規則を守らない人を見ると不安を感じるのです。

そして、安心を得るために、政府や、医者や、マスコミに言われた通りの「新しい生活スタイル」を守ろうとします。出来るだけ家から出ないようにします。

でも、子どもはその生活の変化に不安を感じます。また、外の世界にも不安を感じます。それでもお母さんが一生懸命に子どもと関わることで、子どもは安心を取り戻すことが出来ます。

「家の中に居れば安心なんだ」と感じるようにもなります。また実際、家の中に居れば気楽です。ゲームはやり放題だし、先生や友達との人間関係に気を遣う必要もありません。

でも、今度は「緊急事態宣言が解除されたから学校に行かなくてはならない」と言われ始めました。

「外は怖い」「一人は楽だ」という感覚が染みついた頃になって、「外に出ていけ」と言われても・・・・

子どもはさらなる不安を感じ始めるでしょうね。

親も、教師も、大人達はそのことをしっかりと理解しておいた方がいいと思います。



元の生活に戻すことにこだわると元の生活に戻れなくなります。





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Last updated  2020.06.03 08:03:51
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