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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2022.05.28
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日も書いた通り、子どもの心とからだの育ちには「安心」が絶対的に必要です。

でも、子どもが「安心」を得るために必要なのは、お母さんや家族や仲間との幸せな関係だけではありません。

生活リズムの乱れ、テレビやゲームなどの強い刺激、人工的に管理された環境、自動車やエアコンなどの人工的な音、不自然な食べ物なども子どもを不安にさせてしまうからです。

生活のリズムが崩れていると、当然、心とからだのリズムも崩れます。すると、心とからだの成長のリズムも崩れてしまいます。「命の働き」と「リズム」は切り離せないからです。実は、「命の働き」は「音楽」と似ているのです。まただから、人は音楽と共鳴することが出来るのでしょう。

また、テレビやゲームなどの強い刺激も子どもを不安にさせます。なぜ子どもが強い刺激によって不安感じるようになってしまうのかというと、リズムを破壊するような非日常的な強い刺激に晒され続けることで、心とからだの働きが不安定になってしまうからです。
だから、また強い刺激に触れることでその不安から逃れようとするのでしょう。そして中毒になっていきます。

ゲームをやってもテレビを見ても、それが短時間なら、心もからだもしばらくすれば元に戻るのですが、これが長時間、毎日と言うことになれば、元に戻らなくなります。

最近、「ゲームを長時間やっていると知的な能力が育つ」というニュースを読んだこともありますが、それはただ、「脳がAIに似てくる」というだけのことです。長時間機械と関わり続けることで、脳が機械の論理的な考え方を学習してしまうのです。

でも、機械の考え方を学習することと引き替えに、「人間らしい感じ方や考え方」の育ちは阻害されてしまうのではないかと思います。



人間は根本的に非論理的で不合理な生き物です。人の心の中は「1+1=2」というような論理では出来ていないのです。「愛」とか、「勇気」とか、「希望」とか、「人間らしさ」といったような考え方自体が非論理的で不合理的なものなんです。



その不合理さを持っていないAIは、計算は得意でも、人間らしく生きることは出来ないのです。

そして、その「人間が持っている不合理さとうまく付き合い、それを楽しむ方法」は、子ども時代に、直接、多くの人との関わり合いを通して学ぶしかないのです。

また、部屋の構造やインテリアを工夫することでも、子どもの安心を育てることが出来ます。シュナー教育が、教育の仕方だけでなく、建物の色やインテリアにまでこだわるのはそのためです。
シュタイナー教育以外にこのような視点を持っている教育法はないのではないかと思います。

部屋の中に自然を感じるものを取り入れるだけでも、子どもは安心を感じます。自然な光や風を感じるだけで安心します。
実際、部屋の中で泣き止まない赤ちゃんを、外に連れ出すだけで泣き止むことが多いですよね。

部屋の中にいるとイライラしてケンカばっかりしている子どもたちでも、自然の中に連れ出すと落ち着いてきます。そして、ケンカではなく一緒に遊び始めます。
部屋の中の子どもと、自然の中の子どもとでは、別人のようなんです。

ただし、もうすでに機械中毒になってしまっている子は、早く家に帰って機械で遊びたがります。でも、機械で遊んでいてもイライラは消えません。機械は安心を与えてはくれないからです。





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Last updated  2022.05.28 06:35:58
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